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  オシム監督4年目。
  W杯に向け、ジェフから代表をと、阿部を巻を押し上げようとした年。巻が代表に選ばれたとき、阿部が選ばれなかったとき、どれだけのサポーターが様々な涙に暮れただろうか。
  W杯が終わり、待っていたのは、協会の裏切り。川淵会長と淀川社長の独断専行による、代表へのオシム監督の放出。この時、オシム監督の事を想ってどれだけのサポーターが涙を飲んだか。今ならば、協会の、川淵の、淀川社長が何をしたかが分かる。そしてこのとき、ジェフは既に瓦解を始めていた。
  サポーターも 内部分裂。酷いものだった。阿部を移籍に駆り立てた一端もサポーターにあっただろう。
  A3を逃し、一方、ナビスコは過去の残光を取り戻して二連覇。
  オフを前にして祖母井GMも、淀川社長との反目の末にチームを離れる。後を引き継いだアマル監督の苦悩は深まっていった。

■観戦記
■練見・コラム

Archives(2006.01-2006.12)

新生への長く、短いオフへ
12/2:第34節・横浜戦は0-2の敗戦

今季、このメンバーで戦うのも、残り一試合。
望んだ訳では無い純国産メンバーに、来季への希望を、ジェフとしての誇りを託し戦った。
2試合の休養を経て、明らかに動きの良くなった巻。前節、鮮烈なゴールを決めた青木。新旧の代表FWが、フクアリでの久々の勝利を目指して必死の戦いを見せた。普段通りに鬼神のごとき戦いを見せる、阿部に羽生。だけれども、何かが足りなかった今季を象徴するように、ゴールは遠く、勝利は遠かった。最後まで歓喜の瞬間は無く、敗戦に苦しかった今季を噛み締めるしかなかった。

一つの壁が見えた今季。
苦しみもがいた後半戦は、必ず来季への糧にしなくてはならない。敗戦の中で自らに足りないものを見つけ、そして次に活かさなくては、歴戦の価値は無くなってしまう。
少し早いこのオフに何が出来るのか、そこに来季のジェフが懸かっている。

−−−−−
・・・昨日の横浜サポーターは最悪だった。
試合前、ジェフ側の選手紹介の際にも延々とコールを続け、試合後もセレモニーが始まろうかとしているのに、延々と騒ぎ続ける。あまつさえ、ジェフ側からのペットボトルの投げと言うきっかけがあったにしても、集団でホーム側へ雪崩れ込もうと騒ぎを起こす。
諸々、鬱憤は溜まっていたのかも知れないが、基本的な部分が欠けてしまっているとしか思えない。かつての横浜は、もっとサポーターも相手チームへの敬意を持つ尊敬に値するチームだった。


主将の闘志と、
迷いを断った若き「剣」
11/26:第33節・甲府戦は3-2の勝利
得点:阿部、羽生(青木)、青木(羽生)

開始間もなく失点をし、浮き足立ち、何も出来ないままに劣勢を許す展開。今日もか、今日もなのかと挫けそうになる気持ちを、満身創痍の主将が奮い立たせた。ジェフにとって3試合ぶりとなる得点を主将が叩き込み、さらに身体を張って自らが槍となってひたすらに勝利を求めて泥臭く突っ込んでいく。
その気概に応えた選手達、そしてその力は青木孝太と言う若い力に乗って形となった。後半、左WBの位置に投入されるや、野洲仕込の足技を使って2人を置き去りにしてシュートを叩き込む。ジェフに足りなかったシュートを撃つ姿勢。それを青木が引っ張った。さらにGKとの1対1に果敢に挑み、羽生のゴールをお膳立てしてみせる。チームが、左の孝太・右の晃樹を意識して波状攻撃を仕掛け始める。
そして、後半33分。羽生からの低いクロスを、ふわりと浮かせたループシュート。心憎いばかりの一撃で、この日の「星」を見事に掴んで見せた。
主将がチームを勇気付け、その空気に若い力が乗った。ジェフを覆う暗鬱な空気を振り払う、大きな意味のある一戦だった。さあ、今季も残りあと一試合。やるしかない、勝つだけだ。

迷いを断ち、吹っ切れろ!
11/23:第32節・広島戦は0-1の敗戦

悔しい。ただひたすらに悔しい。
何故、自らを信じることが出来ないのか。何故、いつまでも迷っているのか。最後の15分で闇雲に攻め込む力が残っているのなら、何故、最初から迷いを断って戦わないのか。何を守り、何に怯え、何故に自らを隠しているのか。
今のチームは7年前に負け続けていたチームとは違う。血反吐を吐くような練習を繰り返して、その上に成り立つチームだ。自らを信じて戦えば、何を恐れる事があるだろうか。一番練習をしているチームが負けるはずが無い。負けるのは、己を信じきれず、何かを人のせいにしているからだ。

負ければ、その責任を何かに押し付けようとする。逃げようとする気持ちが沸くのは分かる。それでも、そこで萎えそうになる気持ちを押し止めて戦ってこそ、その先にある勝利が掴める筈だ。今のジェフに足りないのは、そう言う気概だ。
皆、少しずつ何かが足りない。それは、自らのせいだと皆が理解すべきだ。選手も、監督も、サポーターも、その応援も全てがだ。全力を尽くしてこそ、初めて勝てる。全力を尽くし、自らと自らの仲間を信じるのが、ジェフではなかったか。
余計な迷いはいらない。この面子で戦うのは、残り2試合。思う存分、走り、蹴り、声を枯らし戦っていこう。


小井土ロスタイム決勝弾!
Cグループ1位で決勝Tへ!
11/19:Jユースサハラ杯・鹿島戦は3-2の勝利
得点:蓮沼、小井土2

冷たく降る晩秋の雨の中、泥田のようになった秋津でユースの選手達が逞しい戦いを見せてくれた。常に前へ、自分がボールを運ぶのだと言う強い意思を、前線の小井土をはじめ、蓮沼、高橋克、地頭薗 、熊木らをはじめ、全員が見せてくれた。前線まで運んで停滞するトップとは対照的に、若さもあるのだろう、その戦いぶりは爽快だった。
ピッチの至るところでボールが止まり、ただ走るだけでも消耗する悪コンディションでも、集中を切らさずに粘り強く戦った守備陣も逞しさを感じさせた。
夏に長生で浦和に敗れた時とは反対に、ロスタイムでもぎ取った決勝弾。選手達の笑顔が清々しかった。この冬は、決勝の神戸ユニバを目指して、ユースが熱くしてくれそうだ。

決めきれぬ甘さ。攻めきれぬ停滞感。
11/19:第31節・G大阪戦は0-1の敗戦

負ける事が、当たり前になってしまったかのように勝つことが出来ない。
主将・阿部勇樹の魂を込めたプレー、岡本の気迫のセービング、汚名返上に賭けるイリアン、負傷を押して出場した水本。それぞれの気迫は感じる。しかしながら、噛み合わない。良いときのジェフが見せた流れるような連携は、重馬場の今日の万博では無理だったかも知れないが、今日もまた攻撃に手数をかけ、得たチャンスも決め切れなくては勝機は無い。攻撃陣は、信頼されて使われながら結果を残せない事をもっと肝に銘じて奮起すべきだろう。
優勝も無く、降格も無く。モチベーションアップは難しいなど言い訳にもならない。アマル監督もまた、同じ問題を何試合も繰り返し、解決できずに居る現状を打破するため、もっと自身で解決策を考えるべきだろう。ジェフは、選手層が薄いのは分かっている。それは、アマル監督も重々分かっているはずだ。その選手達の中から、自ら鍛え戦力として育てるのもまた監督の役目。残り3試合で、この先に繋がるサッカーを、この先に繋がる用兵を見せてくれる事を選手、監督に期待する。


チームとしての成長を垣間見る。
11/19:JFL後期13節・ロッソ熊本戦は3-1の勝利
得点:野澤和、金東秀、小沼
(直接FK)
選手のFC琉球戦もそうだったが、ここに来てだいぶチームとしての「形」が整って来たようだ。時折見せる大きなサイドチェンジ、サイドから中に切れ込む緩急と、フォローアップ。トップチームのそれとは、比べるべくも無いにしろ、意図を持ってチャレンジしたプレーが、成功するシーンが増えている。
そこに少しだけ加わった、個人の力。野澤和が見せた中央突破からの一点目、小沼の左足直接FKゴールも見事だったし、それ以外にも、河野や松本の突破も、ただ前へ行くのでは無くて次のプレーを意図したものが増えてきた。
そして、もう一人大きく成長している選手が居る。41番を着けた川上だ。春先に観たときには、おっかなびっくりでミスばかりだったが、1対1の応対や、プレーを切る判断力、前方へのフィード、攻撃参加など、全体的にレベルアップが著しい。トップで今通用するか?と言われれば、それはまだなのかも知れないが、ジェフクラがその本来の「育成」の意味を果たす選手の一人になるかも知れない。これからのますますの成長が楽しみだ。

秋の夜長に。
「イビチャ・オシムの真実」
エンターブレイン/Gerald Enzinger、Tom Hofer/著

「サッカー J+」誌で連載されていた、オシム監督の自伝の翻訳版。生い立ちから、現役、旧ユーゴ監督時代、ユーゴ内戦の混乱、シュトルム・グラーツ時代に至るまでの足跡を詳述。
特に監督の故郷のクラブである、ジェレズニチャルの敗戦を幼少のオシム監督が観た描写などは、まるで臨海で戦うジェフの姿と重なるかのようで、何故この人がジェフの監督となり、何を今、日本と言う国に伝えようとしているのか知る上で、必ず目を通しておいた方が良い一冊。ジェフサポほど、一つ一つの描写がやけに過去の自分達に重なるはず。
いま、ジェフが失ってはならないのは、オシム監督が伝えた哲学の一つ一つ。誰が監督であろうが、どの選手が戦おうが、サポーターが変わって行こうが関係ない。

「“市原としてのチーム”をこれから作っていくので、それを見てもらいたい。“市原としてのチーム”というのは、市原サポーターのためのチームということ。『自分たちのチームだ』と胸を張ってスタジアムに足を運び、市原サポーターで客席を埋めて欲しい。磐田のサポーターじゃない。市原のサポーターがスタジアムに来ることで選手も頑張れる。  それは決して全部勝つと言う意味ではない。ゲームなのだから、勝つときも負けるときもある。だけど、市原は市原のサッカーをやる。それを観に来て欲しい。それは大切なことなんだ」

負けが続いても、内容が悪くても、今のジェフには戻るべき「ジェフのサッカー」がある。苦しくても、この言葉を胸に刻んで応援していって欲しい。オシム監督にいつまでも頼り、懐かしむためにこの本を読むのではなく、この監督と共に戦い、成長した今があることに自信を持って応援し続けるために、ぜひ読んで欲しい。


思い出せ、「臨海。」を。
11/12:JFL後期12節・FC琉球戦は0-1の敗戦
身を切るような強風、緑の芝に、大きく開けた空、懐かしい応援の数々。臨海に来ると、余計な事を忘れて応援する事に集中できる。改修工事の始まった臨海にジェフが戻って来た。
舞台はJFL、戦うはジェフ・クラブ。トップほどの技術は無いかも知れない。けれども、久々に戻って来たこの懐かしきホームで、結果を出そうと言う気持ちは十分に伝わるプレーを見せてくれた。
前半から飛ばしに飛ばし、シュートを狙うが、後一歩の詰めが甘く、得点に至らない。前線の柏崎・金東秀をポストに、河野太郎や蓮沼が仕掛け、右からはマツケンがスピードを活かして切り崩す。臨海特有の強風に翻弄されながらも、流れは確実にジェフだった。しかし、後半になっても柏崎の決定的なシュートがゴールライン上でクリアされるなどどうしても点が奪えない。そうなると、サッカーは、えてして相手にチャンスが回っていくもの。ゴールキックが臨海の風に流され、浅いライン裏への絶好のパスになってしまう。再三好セーブを見せていた瀧本も及ばず、後半40分に失点。反撃も及ばず、敗れてしまった。
健闘した選手達にスタンドも拍手だった。結果は残念だが、気持ちは伝わってきた。JFLも残り少なくなったが、出来るだけ足を運んでみたい気持ちになった。
トップの選手も、時には臨海でプレーしてみたら良いかもしれない。昨日の戦いが「気持ちの問題」だと言うのなら、この臨海のグラウンドには忘れてはならない何かがあるように思えてならない。

サッカーとは、シュートを撃ち、点を奪い合うスポーツだ。
11/11:第30節・新潟戦は1-3の敗戦

得点:クルプニコビッチ(PK)
後半開始、0-2のビハインド。攻めなくては追いつく事は出来ない。けれども、後半が10分を過ぎようと言う時、新潟の放ったシュートは後半だけで6本に対して、ジェフはわずかに1本だった。新潟は、試合を決めに来ていた。スリッピーなピッチを味方にした、ある種幸運とも言える2点のリードを、確実な勝利へと変える為に、リスクを負って攻めに出ていた。精度は無くとも、シュートで終わると言う強い意識。3失点目は、明らかに新潟が狙って奪った決勝点だった。
そこには、根本の意識の差が見え隠れする。サッカーとは、シュートを撃ち、点を奪い合うスポーツであるはずだ。パスを回すのが目的なのでは無く、シュートを撃つために点を奪うために、血路を拓くパスで無ければならないはずだ。今のジェフは、また少し前のジェフに戻ってしまった。
誰もが、“チームとして点を獲る為に”と言うオブラートに、自らを包んで、「シュート撃つ」責任を負おうとしていない。そんなものは、偽者の「FOR THE TEAM」でしかなく、責任逃れ以外の何者ではない。
観る側は、 外連味無く戦う、あの頃のジェフの姿を求めている。オシムサッカーが始まりだした頃、ボールを奪ったら素早く攻撃に転じ、ラストボールに二列目もDFも関係なく、3人も4人もが飛び込んでシュートを放つ、あのジェフの姿だ。ゴール前までボールを運びながら、コネくり回すサッカーなど誰が観たいものか。

不満が出るのは、選手達を信じているから、彼らならやれると知っているから、まどろっこしいのだ。「なんで出来ないんだ」「お前達ならやれるのに」「自分をもっと信じて戦えよ」そう叫んでしまうのだ。手をつき、下を向いてうな垂れ、ブーイングを受けるために戦っているわけじゃないだろう。
あんな風に後悔するくらいなら、我侭と言われても、一人でもシュートを撃って流れを変えてやると言う気概をそれぞれが見せてくれ。
余計な事を考え過ぎなんだ。自分を信じ、自分に頼むしかない。残りは4試合。来季に繋げるため、選手もサポーターも原点に立ち返って、戦うしかない。


天国から地獄へ。
11/8:天皇杯4回戦・札幌戦は0-1の敗戦

毎年恒例のように天皇杯を早々に終えてしまうのは、ジェフの中に潜む弱さの象徴のようにも映る。「油断は無い」と言っても、抑えきる事は出来なかったのか。いずれにしても、挑戦者の気持ちで全力で戦い、勝利した札幌はお見事と言うほか無い。
東芝時代から、天皇杯ではジェフキラーだが、今回もその力を如何なく発揮した。

加えて、悪い事に水本が負傷。捻挫らしい。
これで、結城・水本の2人を欠くことになる。ミツキや、田中にとってはチャンスとする事が出来るか。大型補強の出来ないジェフにとっては、底上げが生命線。この敗戦を少しでもプラスに転化出来なくては、成長も何も無い。

それにしても、長いオフが確定してしまった。
毎年のことだが、不安で心配なオフが。


成熟の連覇。
11/3:ナビスコ杯決勝戦・鹿島戦は2-0の勝利
得点:
水野(坂本)、阿部(CK水野)
連覇を思った以上に冷静に受け止めている自分が要る事に驚いた。オシム前監督の代表への引き抜き以来、激動となってしまった今季。見返してやろうと言う強い気持ちはあったが、それ以上にピッチで戦う選手達は逞しかった。
去年、この大舞台で極限の戦いをした事は、確実に血肉になっていた。堂々と、自分達のサッカーを表現する選手達が頼もしくて、途中からは確信めいた思いで、勝利を信じて疑わなかった。
大舞台で復活した、ジェフのサッカーの醍醐味。走り、サポートし合い、1の力を2にも10にもするサッカー。そこに少し加えられた勝負する気持ち。水野の先制点、阿部の追加点は、その結晶だった。
2点のリードを終盤で奪い、これまでで一番大きな、「大脱走」の響く中、程無くして「連覇」その瞬間はやって来た。誰もが笑顔で抱き合い、握手を交わす。この舞台を整えてくれた、選手・スタッフ、ジェフに携わる全ての人達へ感謝したい。

宙を舞ったアマル監督。大きな結果を得た事で、さらに力強くチームを引っ張って行ってくれることだろう。崩れるか、立ち上がるのか、分水嶺の一戦、 ジェフは次のレベルに達するステップを踏んだ。逆境を乗り越え、新たな自信を得て、この先へ。まだまだ戦いは続いていく。


ジェフはジェフのサッカーをやる。
見せつけろ!ジェフのサッカーを!

11/3(金・祝)14:05KICKOFF
ヤマザキナビスコ杯決勝戦・vs鹿島


ジェフの歴史は反骨の歴史。
「なにくそ」と言う、その気持ち一つで苦しい状況でも戦えて来れた。
積み上げては崩され、叩かれ。いつまでも完成を見ることの無い、このジェフと言うクラブ。この一瞬が刹那の輝きではないかと言う脆さと隣り合わせだからこそ、この一戦に賭ける気持ちの強さは、どこよりも強い。
今年も、この舞台に立つ事が出来る喜びを噛み締めて。この舞台に立つ選手達を誇りに思って。あの歓喜を勝ち取ろう。
さぁ、決勝戦だ!

決勝戦応援特設ページ(サポ団体一同)
決勝戦に向けた応援企画のチェックはこちらで!ジェフサポみんなの協力が必要です。当日、最高のサポートが出来るよう頑張りましょう!


巻、山岸、トドメを刺せず。
10/28:第29節・名古屋戦は1-2の敗戦
得点:
羽生
負けた気がしない。
しかし、確かに負けた。前半、ジェフは極めてシンプルに機能していた。羽生の猛烈な運動量を中心にしたプレッシングと、水野の切れ味鋭い右からの突破で、波状攻撃を展開。名古屋を自陣に押し込め、一方的な展開に持ち込んだ。決定機も多く作った。しかし、得点は羽生の1点のみ、水野の素晴らしいクロスも巻のヘッドが枠すら捉えず、山岸の一対一も逸れてしまう。結局、前半で少なくとも3点は奪えるチャンスがありながら、トドメを刺せなかった事が、後半の苦戦に結びついた。
前半、イリアンは相手を踏みつけたとしてイエロー。さらに、後半5分に相手の突破を不可抗力に近い形で正面から当たって止めてしまう。ゲームを壊す意味を持つレッドは厳しい判定とも言えるが、イエローが出ても仕方の無いプレー。さらに、直後にPKまで奪われてしまう。同点とされ、ボールを支配されるジェフ。
水野の突破力を頼みの綱に、反撃を試みるものの、決定力不足は後半も変わらない。ハースを下げ、中島をDFの真ん中にしたことで、1トップで数的不利を余儀なくされた巻は、もはやシュート体制にすら持ち込めない。
イチかバチかで放たれた杉本のシュートが決勝点となったのは、「イチかバチか」でシュートを撃てない、撃つ勇気の足りないジェフにとっては皮肉にも見えた。
チームの状態は悪くは無いが、結果が出ないというのは悪い空気だ。ナビスコカップの決勝を前にして、苦しい状況ではある。こう言う時だからこそ、サポーターの声が必要になる。豊田ではブーイングは無かった。全ては一週間後にぶつけると言うその覚悟で。勝つしかない。イリアンが居ないとか関係ない。ジェフとして勝つだけだ。


自滅。
10/21:第28節・大宮戦は1-3の敗戦
得点:
クルプニ
今季最低とも言える内容。
開始1分で失点喰らっても目が覚めず、連動性も無く、仕掛ける意欲も無く、何より戦う意思が感じられない。挙句の果てにクルプニの信じられないミス(FKを相手にミスパスしてカウンターで失点)で3点差とされ、それから慌てて攻め立てる始末。
何とかしようと言う意思が出場時間を通して見えたのは晃樹だけ。他の選手は、確実に“眠っている”時間帯があった。そして、巻はあれだけボロボロなコンディションでも使わなくてはならないのか。休ませて、オーバーホールしなくては、選手生命が短くなってしまいそうだ。。。
鹿島で勝った事で妙な慢心が吹き飛んだのが、せいぜいの収穫。


快勝が慢心と変わらぬことを。
10/14:第27節・鹿島戦は4-0の勝利
得点:阿部(CKハース)、阿部(直接FK)、阿部(巻)、山岸(羽生)

ナビスコ前哨戦を強く意識したメンバーを組んだ鹿島。代表戦の疲労に加え、出場停止が相次いでDF登録が水本一人のジェフ。
試合は意外な展開を見せる。まるで、かつての鹿島のように、セットプレーから得点を重ねるジェフ。決して良くは無いものの、要所を締めてゲームを組み立てていく。鹿島は、キープはするものの、あのイヤらしいまでの厳しさが無い。慣れない布陣に途惑っているのだろうか、何と言うか、ぎこちなく、らしくないミスも出る。そう言えば、鹿島よりもジェフの方が、出場試合数の多い経験ある選手達が多くなっている。局面での落ち着きが、逆転していた。
厳しい守備で、相手の攻撃を食い止める。最後まで走る。攻撃は、浦和戦の方が余程良かったが、今日は撃つシュートが悉く結果に繋がる。100%で無くても勝ちに行ける、自信が戻って来た。結局、そのままに押し切ってしまった。
「仮想ナビスコ」を完膚無きまでに打ち砕いた。しかし、点差ほどのゲームではなく、今日の敗戦で焦燥するような鹿島でもあるまい。絶対に、立て直して来るはずだ。
今日一日は、勝利の余韻に浸ろう。しかし、今日が終わったなら、それはもう忘れなくてはならい。国立で、ナビスコ杯を勝ち取るために、慢心はいらない。11/3、その時こそ積年の苦杯を祝杯に変えよう。


祖母井部長退任!?
ジェフは、ジェフでいられるのか?

▽衝撃的なニュースが入ってきた。祖母井部長の退任、仏2部・グルノーブル進出。
97〜00年まで続いた暗黒時代に批判を受けつつも、10年間をかけて地道にジェフを強化してきたクラブの方向性の総責任者が去ろうとしている。「欧州路線」「下部組織の強化」「考えて走るサッカー」その方向性付けをしてきたのは、間違いなく祖母井部長だった。間違いなく、最大級の痛手。ジェフが、この10年で積み上げて来たものを守れるか、瀬戸際の状況と言えるだろう。
定かな情報では無いだろうが、報知にはアマル監督の退任と言った話まで上がっていた。後任には岡田前横浜監督。岡田氏個人には何も無いが、このタイミングでのこうした報道には、旧古河色が見え隠れする。
淀川社長は、クラブを守ろうとしているのか?この10年間の積み重ねを捨ててクラブを守れると思っているのか?やれる事は少ないかも知れないが、サポーターの声を何らかの形で伝えなくてはならない。ジェフがジェフであるために、この積み重ねを捨ててはならない。古河の血は引いていても、ジェフはジェフなのだから。それを守るのが社長の使命だろう。彼の考え、質さねばならない。

※10/12・現状の当サイトの考え方
いろんな情報が乱れ飛んでいますが、当サイトにおける個人的なスタンスをまとめてみました。

1.祖母井部長のチーム統括部長留任を引き続きクラブに求める。
2.クラブから、サポーターへの説明の場の開催を求める。
→ オシム前監督の退任以後、その後の経緯の説明が無い。また、今回のような新聞紙面に端を発する問題に対してもクラブ側からの説明が十分でない。淀川社長ら責任ある立場の方の口から、これらの問題への回答、将来のクラブの方向性についての説明を行う事で、サポーターの疑問を解消し、再びチームとしての考え方が一枚岩になるよう動いて欲しい。
3.アマル=オシム監督を強力に支持する。
→現在の路線をスムーズに継続し積み重ねを活かすには、アマル監督が適任。今後、代表戦の疲労や出場停止、負傷者の続発などで、苦しい戦いも予想される。目先の結果で判断されると、解任→方向性の転換→積み重ねのリセットとなりかねない。来季いっぱいまでを視野に入れた中期的な視野で、アマル監督を支持する。

■10/11
報知・千葉・祖母井GM「迷いない」グルノーブルと契約へ
スポニチ・祖母井GMグルノーブルと契約へ
サンスポ・千葉・アマル監督が代表コーチ就任を否定「そんな話は知らない」

■10/10
公式・サポーターの皆様へ
▽今回の件で初めて出たクラブの公式見解だが、その場を取り繕うだけの説明のようにも。
時事通信・千葉・祖母井氏に仏2部からオファー=Jリーグ
▽その直後に出た通信社の記事。「残ってもらいたいが、本人にそういう気持ちがある以上、うちとしてやれることは少ない(淀川社長)」・・・とても慰留を行っているようには思えない。やはり、社長と、祖母井部長で、考え方のベクトルが違ってしまっているようだ。

■10/9
18:58・報知・千葉の祖母井氏にグルノーブルからオファー
▽「慰留したい」と言う一言は、あくまで受付担当の言葉。淀川社長、祖母井部長から直接言葉を引き出さなくては、何も意味が無い。オシム監督の件で、ジェフサポならばマスコミの「書き方」が分かるはず。

10:02・ニッカン・オシム呼んだ祖母井氏、仏2部GMに就任
06:00・報知・岡田、千葉監督 アマル入閣…オシム親子体制玉突き誕生へ
09:30・報知・岡ちゃん千葉再建へ
スポニチ・オシム氏呼んだ祖母井GM 千葉退団へ

<おさらい・2006年度・サポーターコミュニケーションデー議事録>
<おさらい・オシム監督の代表監督就任時経過報告会議事録>

意地の敵地戦。
10/7:第26節・浦和戦は0-2の敗戦

開始15分で結城を失い、0-1のビハインド。「代表決戦」と称された戦いは、好ゲームを期待されながらも審判の判定の前に劣勢を強いられなければならなかった。PKは兎も角、退場となるまでのプレーだったか。その後も、岡田正義をはじめとする審判団の判定は安定せず、悪い意味で目立ち続けた。
負けられない戦いでの劣勢と言う状況が、選手達の意地を引き出した。ジェフはDFを補う事無く、攻撃の駒を残し続ける事で勝利を追い求め続けた。主将・阿部勇樹を中心とした、本来の連動性ある攻撃が首位を追い詰める。相手が一人多くとも、一歩も引かない戦い。0-2にされても、心の折れない、芯の通ったゲームだった。
岡本が渾身のスーパーセーブを繰り出し、阿部のヘディングが、羽生のシュートが、あと一歩まで追い詰める。決定機を作り出しながらも、わずかなズレが勝利を呼び込めなかった。
それでも、何ぞ下を向くことがあるだろうか。これほどまでに、勝ちたいと言う意地を持って、この敵地で戦い抜いた選手達を誇りと思わない訳が無い。この借りは、来年の埼スタで必ず。


代表ならば、結果で応えろ!
10/1:親善試合・ガーナ戦・日本代表に、FW巻、MF阿部・羽生・勇人・山岸、DF水本の6選手が召集。
▽御大に呼ばれたと言うことは御大の信頼の証。そして、チャンスを与えられたと言うこと。7位と言う順位が示すとおり、今もジェフには「J」で抜きん出た強さは無い。不調からようやく抜け出ようかとしているところだ。それだけに、今のタイミングでの大量召集は、世間一般からより厳しい視線を注がれる事だろう。プレッシャーに打ち勝てと言う無言のメッセージであるのかも知れない。
ならば。代表ならば、「結果」で全てを見せるしかない。かつてのカズがそうであったように、俺の姿が日本であると見せ付けて来なくてはならない。結果を出して当たり前。選ばれたからには、潰れるまで全力で戦って来い!

戻って来た自信。
9/30:第25節・大分戦は2-1の勝利
得点:
結城(FK水野)、阿部(PK)

お互い、がっぷり四つに組んだゲーム。ジェフは、大分の新進気鋭のゲームメーカー・梅崎を押さえる為に、坂本を3ボランチの中央に置く変則布陣。序盤からお互いの良さを消し合い、決定的なシーンの少ない静かなゲームだった。
後半に入り、高松をフリーにして失点すると、ようやくリスクを犯して前に出始めた。水野のFKから耕造が胸で押し込むJ1初ゴールで同点。さらに、阿部のPKで押し切った。柏原らしい一貫しないジャッジにも苦しめられたが、ウチの方が攻める意識もあったし、ゲームを通じて冷静であったとも思う・・・マリオ以外(苦笑)
これでホームで三連勝。しかし、なかなか「ジェフらしい」サッカーは戻ってこない。相手のジェフ対策はいよいよ厳しく、以前のようには前にボールを運べない。マークが厳しいからか、前線の運動量が少なく、後方からのパスを出しづらい。迷っているとDFラインがズルズル下がっていく。かといって、急ぎすぎるとミスを頻発する。そのバランスが難しい。
勝ってはいるが、問題の根は思ったより深いようにも思う。目指すサッカーに欠けたものはなんなのか。中期的な目で考える必要があるだろう。その一つには、「個」での打開力もあると思う。


勝つことで、自らを取り戻す。
9/23:第24節・京都戦は2-0の勝利
得点:
巻(山岸)、阿部(PK)

大事な一戦だった。3日前の川崎戦で悪夢を払拭し、迎えたリーグ戦。ここで勝てば、失いかけていた自信が戻ってくる。選手達の思いもその一点にあるかのようだった。
序盤からの厳しいプレス。疲労から、思うように攻撃は描けなくとも、少なくとも守備は局面局面で集中を見せていた。緩みがちになる気持ちを抑えて、最後の一線で踏みとどまった。巻のゴールはそうした守備意識の結実とも言い換えられる。奪ってから素早くは、ジェフの本来の形。エースの一撃が周囲の気持ちも強くした。
集中した結果の完封勝利の意味は大きい。岡本をはじめ、それぞれの選手にも充実感が漂っていた。自信の回復で浮上への足掛かりは掴んだ。日程も緩和され、コンディションも戻ってくるだろう。まずは賞金圏内へ。巻き返しはこれからだ。


さらば、思い出深き“臨海”のゴール裏よ。
久しぶりのはずなのに、こんなにも気持ちが落ち着くのは、ここが「我が家」だと身体が覚えているからなのだろう。あっという間にジェフと共に過ぎた十数年。舞台はいつも臨海だった。人垣に紛れて観たJ初年度の試合、城の初ゴール、下川のセーブ。永輔のバク宙に魅せられ、リティのマキの本場の技に魅せられた。
遠くに輝く化学工場の煙突の炎も、少し臭いのある空気も、もはや慣れた「我が家」のものだ。ボロボロで、雨が降ると逃げ所が無くて、寒くて声も響かず、負けてばかりの思い出ばかりだったけど、それでもここが好きだった。色々な事を教えられ、色々な人との出会いのあったゴール裏だった。
9月末、ゴール裏の解体工事が始まる。これからは、フクアリしか知らないジェフサポも増えてくる。それでも、原点はここ臨海のゴール裏だったと、伝えて行けたらと思う。

勝利をその手に。
千葉の誇り・阿部勇樹!

9/20:ナビスコ杯準決勝-2・川崎戦は3-2の勝利
得点:
坂本(羽生)、山岸(阿部)、阿部(PK)

120分間の激闘の果て、阿部勇樹がフクアリのペナルティスポットに歩みを進める。10年来の戦友、佐藤勇人から受け取ったボールに、ここで戦う意味、その全てを込めて。
「阿部勇樹」のコールが、フクアリを埋め尽くし、その一点に皆が凝視する。想いを込めたボールがネットを揺らし、歓喜が弾ける。両手に拳を握り、ピッチに伏し、仲間達の手荒い歓迎を受ける。ただ得点が嬉しいのではない。ここホームで勝てない責任を、誰よりも背負っていたのは主将たる阿部勇樹だった。痛む足を堪え、戦い抜いたその果て。ここで勝つことの意味、主将としての責務。全てが弾け、そこに居合わせた全ての人達が理解した。
阿部の号砲と共に、二年連続の国立がやって来た。前年王者として戦う誇り。さぁ、舞台は11/3・鹿島との決戦だ!


「光明」と「残光」
9/16:第23節・C大阪戦は2-3の敗戦
得点:
クルプニ(ハース)、巻(SL水野)

「光明」とは、前半30分までの戦い。これまで指摘されていた、「シュートを撃たない」姿勢から一変。積極的にシュートまで狙い、セレッソを押し込む。幸先良く先制点まで奪って見せた。
「残光」とは、失点して気持ちが途端に落ち込む悪い癖。残留争いのあの頃とは、選手も監督もスタジアムも違うのに、何故か悪いメンタル面だけは引き継がれてしまっている。
内容からすれば、勝ちに値した試合。なのに、勝負所の悉くを押さえる事が出来なかった。シュート数は、ジェフ17対セレッソ6。最近にしては多いシュートを放ちながら、要所を締められなかった試合内容が数字にも現れている。
今のジェフに必要なのは、ただ一つ「自信」だけだ。残留争いを繰り返していた、あの頃を思い出して欲しい。選手は、そこそこのレベルが揃っていたはずだ。なのに、勝てなかったのはひとえに自信が無かったから。この6年、ジェフにとって一番大きかったのは「これがジェフのサッカー」だと言うものを身につけたこと。それは、何も揺らいでいない。気持ちさえ前を向けば返って来る。

文句をつけるのは何時でも出来る。
選手を信じているか?
監督、スタッフを信じているか?
ジェフと言うチームの力を信じているか?
そして、死ぬ気で声を出し続けて居るか?

皆、苦しいんだ。それを受け止めて、乗り越える強い気持ちを持とう。
それが、ジェフサポとして苦しい時も、歓喜の時も過ごしてきた我々の責務ではないか。
次のナビスコ杯準決勝はすぐにやってくる。下を向いている暇は無い。全力で声を出し、全力で川崎を叩き落せ!ホーム・フクアリで!


VOLLEYBALL?
9/9:第22節・清水戦は1-3の敗戦
得点:
勇人(楽山)

Vリーグ第22節はセットカウント3−1で清水の勝利。以上、千葉市はフクダ電子アリーナからお伝えしました・・・そう言いたくなる、清水GK西部の豪快なハンドを見逃す山西主審の糞ジャッジぶりではありましたが、全体的な内容は清水の方が良かった。まぁ、GK退場11対10でも勝ててたかどうかは別。許せない糞ジャッジは、リーグに対し厳重に抗議して貰うとして、敗戦の分析をしっかりしておきたいところ。
一つには、Newsの雑感にまとめた通り、「シュートを撃たない」事から来る負の連鎖、そして連戦による「疲労」や、ホームで連敗した事による「焦り」や「自信の喪失」など精神面の消耗、加えて先代の時代から変わらない「選手層の薄さ」、また相手チームによるジェフの戦い方に対する「分析」が進んでいること、これらが複合して敗戦を呼び込んでいるといえるでしょう。
安易な監督批判も増えてきていますが、むしろ、クラブとしてA3やナビスコの重なる夏場の連戦に対して、補強と言う備えが出来ていなかったこと、リベロを始めとした層が薄いポジションの底上げが出来なかった現場サイドのマネジメントも同時に考えなくてはならない状況。要は、チームとしての準備が足りなかったからだと考えます。先代なら全部勝てていた?そんな事は無いでしょうから。
これは、先代が監督のままでも起こり得た事態。どう切り抜けるかは、それぞれの問題を解決する事から始まるわけですが、特に重要なのは「自信の回復」。「疲労」は、この一週間である程度抜ける。ただ、気持ちを回復するには勝利が何よりの良薬。この先、二試合はC大阪・京都と言う下位に苦しんでいるチームと戦うことになる。相手も必死でしょうが、ここでしっかり連勝する事で、自信をある程度取り戻す事が出来る。そうなれば、日程が緩まりだし、気候も落ち着く秋に向けて、らしいサッカーが取り戻せるはず。
アマル監督には、ここで選手の気持ちをしっかりと前向きにさせて、戦う体制を取り戻すこと。技術的なもの、戦術・布陣ではなく、指導者としての度量を見せて欲しいところです。
最近、チームが置かれている状況を理解せず、安易に監督に責任を押し付けようとする考えが多くて残念。もしかしたら、最近の強いジェフしか見ていない人はそう感じるのかも知れない。けれども、いまアマル監督が置かれている状況がどれだけ過酷かを考えてみるべき。監督交代など、安易な考えは、この三年半の積み重ねを容易に砕いてしまう。残留戦続きのあの地獄から、ここまで積み上げるのが如何に大変だったか、それを今一度思い返してみるべき。今は耐える時、信じて応援を続ければ、今のチームは必ず持ち直す。時間をかけて築いたものは、そうそうに崩れはしない。
何よりも、選手達がアマル監督を安心させようと必死になっている。
そう言う気持ちになるのは、選手達がアマル監督の立場や辛さを理解し、その力になりたいと感じているからに他ならない。少なくとも、二年半に限ればアマル監督も、先代の影となり共に築いてきたジェフではないか。
それをサポートするのが、我々サポーターの役目ではないか。優勝は確かに遠のいた。それはそれで認め、いまやれる事に全力を尽くす。ジェフにはそれしかない。浦和や横浜のように、簡単にビッグネームを獲れるような財力も無い。客が入っているのなんて、この数ヶ月だけだ。サポーターも、いや、サポーターが一番この数ヶ月の喧騒に自惚れている。自分達がサポートしてきたチームの現実をきちんと捉える事が、いま必要な事だ。
苦しい時だからこそ、信じて応援する事。アマル・オシム監督以下、スタッフ・選手を信じて応援する事。その結束こそが勝利への近道、敵が一番恐れる事だ。


「サポーター」とは
9
/3:ナビスコ杯準決勝-1・川崎戦は2-2の引き分け
得点:
坂本(水野)、水野(ハース)

選手達に、今日の応援がどんな風に聞こえたのだろうか。彼らの集中を乱しはしなかったか、要らぬ心配をかけはしなかったか?こんな事をしたい訳じゃないのに、只一丸となって大好きなジェフを応援したいだけなのに。
試合内容はあまり覚えていない。選手達は必死に頑張っていた。


千葉は千葉のサッカーをやる。
▽夕焼けのスポレクから、いつものように選手達が戦いの場へ往く。3年半、どこのチームにも負けない練習の質と量をこなしてきた。身体に刻まれた、揺るがないものがある事を、選手もサポーターも知っている。
巻、阿部、羽生の不在。主力の欠場は、むしろ選手達から油断を拭い去り、出番を得る選手達の気持ちを高めるだろう。
明日の等々力に立つだろう11人が、アマル監督の指揮の下、変幻自在にポジションを変える。智がFW?勇人がトップ下?坂本がボランチ?
日の暮れたピッチに秋のような冷たい風が吹き、選手達の動きを研ぎ澄ます。 ナビスコ杯準決勝・第一戦vs川崎、19時キックオフ。少し早い秋の訪れと共に、ジェフらしいジェフが戻ってくる。


WIN BY ALL?
8/30:第21節・川崎戦は1-2の敗戦
得点:
ハース(羽生)

ついにゴール裏は分裂応援状態に。ホームスタジアムの空気を作れない、曇天のような雰囲気。それでも、鉛のように重い身体を引きずりながら懸命にプレーする選手達が痛々しかった。本当に、情けないというか、、、選手達に申し訳ない。
阿部は、途中、空中戦で腰から落ちて、ずっと痛みを堪えて闘っていた。オフサイドにはなったが、バイシクル気味のシュートまで放って見せた。それは確かに主将の姿。勝ちたい気持ちがひしひしと伝わって来ていた。
差があったとすれば、川崎の選手達は一人一人がシュートを撃つという責任を果たす意識を持っていた。常に、より可能性の高い選手を探してしまうのが、今のジェフ。もっとメリハリが必要なのではないだろうか。
・・・ 巻誠一郎には、身体ごと押し込む、泥臭さを取り戻して欲しい。あれだけ騒がれれば、気が緩む事もあるだろう。連戦連闘、思うように身体が動かない事もあるだろう。原点に戻って巻らしさを。下手くそでもいい、戦う気持ちをピッチで表現してくれ。ファウルを貰おうなんて、せこいプレー、お前にはいらない。


何とか勝てた。。。
8/26:第20節・福岡戦は3-1の勝利
得点:
ハース(巻)、羽生、山岸(阿部)

オフィシャルの速報でも、ニッカンのスコアでも内容はボロボロだったようだけれども、要所を締めて何とかかんとか勝利。勝って気持ちが上向くなら、この際内容は二の次と言うことで。現地組の皆、お疲れさまでした。<ニッカンスコア>
さて、次はフクアリに好調・川崎を迎え撃っての一戦。調子の波から行けば厳しい相手だけれども、今度こそホームで勝ちたい。気を引き締めていこう。

▽阿部が重圧から解放されたか、泣いていたらしい。。。
<ニッカン> <報知> <スポニチ

阿部勇樹・J通算200試合】【巻誠一郎・J通算100試合
福岡戦で
出場達成! おめでとう!これからも千葉の中心として頑張れ!


自壊。「くしゃり」と潰れた「WIN BY ALL」
悩み抜いて、立て直せ、ジェフユナイテッド!

8/23:第19節・磐田戦は1-3の敗戦
得点:

試合前から、サポーターは応援が出来るような空気じゃ無かった。こんなにもピッチが近いはずのヤマハで選手達との距離が、やけに遠く感じた。試合が始まって、選手達の足が全く動かない。連戦連闘の疲労ここに極まり、今までやって来た事が何も出来ない。追い討ちをかける、SR家本のジャッジ。しかし、そんな事は関係なく、ただただ今日のジェフは一つになれなかった。気が付いたら、羽生が泣いていて、イリアンと阿部がそれを慰め、しばらく経って“何か”があって、ゴール裏の皆が立つことも出来ずに泣いていた。

ジェフは大きな岐路に立った。
これまで三年半で積み上げたものへの自信が揺らぎ、あらゆる意味での信頼関係が揺らいでいる。危機的な状況と言って良い。

あえて問いたい。ジェフは「どうあるべき」と皆が考えているのかと。
自分が目指すのは、あらゆる意味での「WIN BY ALL」。ジェフはそうあって、初めて強くあれる。批判なんて誰でも出来る。苦しい時にこそ、一致団結できるか、その事を皆が考えて欲しいと思う。

応援。ただでさえ少ないジェフサポ。その中でいがみ合っている暇なんか無い。誰かをいらないなんて言うのではなく、どうすれば皆が力を合わせられるかを考えるべきだ。

采配。 前監督が退任した時、その後を引き継ぐ事の難しさは皆が解っていたはずだ。それなのに、アマル監督への短絡的な批判が沸き上がっている。選手達は、勝ってアマル監督を安心させようと全力を尽くしている。それを全力をもって後押しするのがサポーターの役割だろう。

今の流れは非常に悪い。
だからこそ、その流れを断ち切るために団結せねばならない。

残留争いの苦難の時代を経て、ジェフは一歩一歩、力を積み上げて来た。昔は無かった苦しい時に戻って来れるサッカーのベースもあれば、サポーターが力を合わせた時に出る力の強さも知っている。皆、苦しいんだ、今は。悩み抜いて、自らを取り戻そう。もう一回、「WIN BY ALL」だ!


ホーム三連敗。然れども進むべき道に変わり無し。
8/20:第18節・東京戦は3-4の敗戦
得点:
阿部(CKハース)、坂本、羽生(楽山)

0-2からの逆転負け、ホーム三連敗。その結果自体は非難されても仕方が無いだろう。もっとゲームを上手く運ぶ事が出来なかったのか?勝てた試合では無かったのか?
けれども、それは全て仮定の話。アマル監督が言うように相手があっての話だ。今日の東京は必死だった。川口や石川、他の選手がとにかく「前へ前へ」あがくように、もがくように、必死に去年までの自分達らしさを取り戻そうとしていた。それに対して、ジェフとて全力をぶつけて潰しにかかった。選手サポーターも、死力を尽くした戦いだったと言い切れる。その結果、敗れたのだ。だから、仕方が無い。前を向くしかないんだ。
常に、良い時期がある訳じゃない。完璧を求めたら、サッカーなんて観れない。ジェフは進むべき道を違えていない。アマル監督の下、日々これまでの積み重ねを一段高くすべく練習に打ち込んでいる。まだまだこれからだ。

話は変わるが、試合後、選手バスに厳しい非難を書いた横断幕が掲げられていた。私自身も、さんざ選手には野次ってきたから、所詮同じ穴の狢ではあるのだが、今日の試合、選手達は死力を出し尽くしていたと思う。だから、そうした行動は残念だった。
敗戦の後すぐのタイミングで、冷静な思考など無理だろう。自らの思いを形にしてしまう前に、もう一度それを目にする相手の気持ちを慮れないものか。
そんなことをして、選手のモチベーションを下げることは無い。一日ぐっと悔しい気持ちを飲み込んで、気持ちを落ち着かせてから明日の姉崎ででも「彼」に伝えれば、「彼」の力にもなるのではないだろうか。

サポーターは片思いのようなもの。「彼」がそれを激励と受け取るか、ただの非難と受け取るかはわからない。自分には、今回は悪く出るように思えてならない。長く応援を続けている、サポーター同士だからこそ、抑えて欲しかった。


まずは顔みせ。“チーム”は時間をかけてつくるもの。
8/16:アジア杯予選2節・イエメン戦は2-0の勝利
得点:
阿部(CK三都主)、寿人
▽羽生、勇人が初CAP。おめでとう。
30本以上のシュートを放ちながら、2得点に終わった事は派手な結果のみを求める人たちにとっては不満かも知れない。ただ、“チーム”を作る過程では、期待をし過ぎるのは失望を呼んでしまうだけだ。ジェフだって、オシム監督就任初戦は負けている。これまでの代表には無かった連動した動き、それが時間を経て成熟する過程を代表を見る人達には楽しんで欲しいと思う。
ジェフの選手達では、巻はやはりもう一段階レベルアップしないとならないか。我那覇や平山など、他の候補選手に何時でも代えられてしまう代表と言う場。FWに必要なのは常に結果だ。
しかし、阿部が決め、寿人が決め、勇人・羽生・巻が居る代表。感慨深いものがある。もっと素直な気持ちで観れたなら、どんなにか良かったか。

<ニッカンスコア> <スポナビ(オシム監督コメント) (選手コメント)

「特別扱いなどしない」
オシム前監督率いる日本代表に、阿部・巻・羽生・勇人が選出

▽「ジェフには代表選手が居ない」とかつて前監督は言った。けれども、「代表に値する」と思う選手は確かに居た。この3年半、オシム監督と共に日々の苦しい鍛錬に耐えた選手達が、師の召集に応えて日本の為に戦う。これに、燃えない男が居るだろうか。
6月24日の川淵会長のふざけた失言以来、どれほど選手達は心を痛めて来たのだろうか。そして自らの気持ちを押え込んで「オシム監督の為に」と思い続けて来たのだろうか。
伝えて欲しい事が山ほどある。オシム監督へ、ジェフの全ての選手達の思いを、そのプレーで。ジェフの代表として、そのサッカーがどれほど世界に通じるのかと言うことを。全ての代表選手へ、これがジェフの標準だと言うことを。“第二章”は始まったばかりだ。
<JFA・日本代表メンバーリスト(阿部30、巻36、羽生51、勇人57)>
8/13:J'sGOAL練習後選手コメント(羽生・勇人・寿人・巻)
8/13:デイリー・遅咲きの羽生が“新種の司令塔”だ
8/13:ニッカン・日本サッカー史上初の双子代表
8/13:ニッカン・巻がコーチをコーチ

MF[51]羽生直剛
▽運動量を戦術の根幹となすジェフにあって、他の追随を許さない化け物的な運動量を誇る攻撃的MF。フィールド全面に渡って攻守において他の選手をフォローアップし、幾つものパスコースを作り出すことが出来る潤滑油的な存在。羽生が居ると居ないとでは、特に前線の流動性が全く違ってしまうほどの存在感がある。
攻撃においては、DFの裏へ抜け出るタイミングと、背後から出て来るトラップが巧みで、しばしばGKと1対1のシーンを作り出す。スルーパスやセットプレーは得手では無いが、毎年のようにクラブが獲得する外国人選手との競争を経て、得点力も向上している。
オシム監督はかつて、「どこのポジションであっても羽生は使いたい」と評価している。
MF[57]佐藤勇人
▽三列目から最前線へ飛び出しての攻撃参加を得意とする攻撃力に秀でたボランチ。ユース以来コンビを組む阿部との呼吸は抜群。そのフォローを受け、縦に長い距離を走ってDFの裏まで抜け、強烈なシュートを見舞う。ミドルシュートも得意。羽生を「角」に例えるなら、勇人は「飛車」だ。
守備においては、運動量を活かして高い位置からガツガツ身体を当ててボールを奪いに行く。読みの良さもあるが、体格に似つかわしくない当たりの強さを持っている。目標はイタリア代表のMFガットゥーゾ。“ダイナモ”“闘犬”と言うべき存在。
オシム監督への心酔度はジェフでも1・2位を争う。03年1st磐田戦最終版でのシュートミスを、「あの時間にあの位置まで走っていた事が素晴らしい」と評価した監督の言葉が、とりわけ勇人の心に残っているようだ。

[イビチャ・オシム前監督関連書籍etc]

オシムの言葉 (※旧ユーゴ時代、ジェフ監督としての歩み)
Football Life Vol.2 (※旧ユーゴ代表監督辞任の顛末)
サッカーJ+「イビチャ・オシムの真実」 Vol.1/Vol.2/Vol.3/Vol.4

公式・オシム語録
※正確な知識で、前監督にに敬意を。


たとえ、泥臭く、不恰好でも。
8/12:第17節・新潟戦は2-1の勝利
得点:
クルプニ(山岸)、勇人

まずは、ニッカンスポーツのスコアを見てみて欲しい。勝つには勝ったが、数字の通り前半は非常に劣勢だった。新潟は、ジェフの状態も見極めて必勝の策を練って来ていた。分かり易く言えば、5月にジェフが浦和と戦った時のように、最初から通常比120%くらいの運動量と集中力で一気に押して出鼻をくじくこと。両翼はポジションチェンジを繰り返して、守備の的を絞らせないこと。
それは、ものの見事に成功だった。10分で先制点を奪い、その後も圧倒的な攻勢を仕掛ける。ジェフにもチャンスは無い訳では無かったが、新潟の攻撃は連動性と運動量、勝負の姿勢に溢れたものだった。けれども、精度には欠けた。
浦和に挑んだジェフと違ったのは、運動量が何処までもつのかと言う一点。この真夏、そんなに長く、全力攻撃一辺倒のプレーがもつはずが無い。耐えて、ジェフは逆転してみせた。
本来のジェフなら、運動量勝負ならば最初から押し切る事も出来たはずだ。しかし、それはA3で蝕まれた体には酷な話だった。後半40分に早々に始まった露骨な時間稼ぎ。それ自体は不甲斐ないが、疲労に苛まれても獲るものは獲る。泥臭い逞しさを見せた試合でもあった。


零れ落ちた「東亜最強」の座。
敗戦から、選手はサポは何を学ぶのか。

8/8:A3杯・G大阪戦は0-2の敗戦

「東亜最強」の座は、脆くも掌から零れ落ちた。勝たなくてはならない試合に勝てなかった重み、結果として日本国開催のA3優勝を他国に許した屈辱、何も残らない敗戦だった。
選手、スタッフはやるべきことを果たした。この夏場の連戦であれだけ走り、戦い続けた。立石の奮闘も凄まじかった。この試合では決定力を欠いて試合を落としたが、それは力が足りなかっただけのこと。また明日から、再度の挑戦が始まる。
アマル監督の采配も見事だった。先々のリーグ戦までを見据えた結城の起用、先発を入れ替えつつピークを第三戦に持ってきた用兵。ジェフは良いサッカーはするが、それを続けて見せる事は難しいチームだとも言われる。それを、3試合トータルで力を出し切れるようマネジメントしたこと。力を出し切ったのだから悔いは無い。
問題はこの敗戦をどう活かすのかと言うこと。決定力、運動量、技術力。勝負は紙一重だったとは言え、紙一重その分だけの差がある。
昨年歓喜に沸いた国立で舐めた苦汁。悔しさを刻みつけ、ここから這い上がらなくては。


勇気を持ってシュートを撃て!
撃たなければ、戦いに勝つことは出来ない。

8/5:A3杯・大連実徳戦は2-2の引き分け
得点:
阿部(PK)、巻(水野)

勝てた試合を引き分けてしまった。試合後に残ったのは、もどかしい焦燥だけだった。何と言っても、勝負の姿勢に尽きる。シュートを撃てる場面で撃たない「責任逃れ」のプレーの結果がこれだ。
メンバーを落として望んだ前半は、ただパス回しの練習をしていただけ。後半アタマから巻・羽生を投入してからは、ようやくエンジンがかかり始めてチャンスを量産。PKで追いつき、相手に退場者も出て、数的優位にもなった。けれども、奪えたのはただ二つだけのゴールだけ。攻め込みながらも点だけが取れない。リーグ戦の最中もたまにある拙攻で、皆がアタマを抱え込む場面ばかりになってしまっていた。
とにかくシュートを撃たない。巻やクルプニが抜け出しかけても。何をやってもシュートを撃たない。撃たなきゃ、何も始まらない。内容だけなら圧倒的に押していただけに、いま一度の勇気が欲しかった。相手を叩きのめす強い意思が無くては、戦いには勝ち残れない。


“らしさ”を見せ、まず一勝。
8/2:A3杯・蔚山現代戦は3-2の勝利
得点:
中島(FKクルプニ)、巻(クルプニ)、羽生(勇人)
国際試合での勝利がこれほど心地良いとは。怪我人や疲労を考慮しての苦しい布陣だったが、それぞれが持ち味を発揮。気迫あるプレーで勝利を手繰り寄せてくれた。
中島をリベロに置く3-5-2。特に目立ったのは勇人。ボランチへ阿部が戻った事で、コンビを組む勇人の守備的な負担が劇的に減り、水を得た魚のように活躍し続けた。
中島の豪快な先制弾で先制するも、両翼の脆弱さを見抜かれて逆転を喫してしまう。それでも、巻・羽生の連弾で逆転するあたり、粘りが出てきたというもの。
得点は前半に固まったが、見所がさらにあったのは後半。15分過ぎから疲労で足の止まった蔚山の間隙を突いて、勇人をはじめ各選手が一気に後方から攻撃参加するジェフらしい形が増えて行った。試合を通じて運動量で負けずに、持ち味を出せた事は自信にもなるはず。
蔚山寄りの不可解なジャッジ、あまつさえ意味の解らないPKまで喰らったものの、立さんが昨年を思い出させるような神セーブ。あらゆる意味で、逆境を跳ね除けた爽快な一勝だった。


成長なき、セットプレーの敗戦。
7/30:第16節・名古屋戦は2-3の敗戦
得点:
巻(水野)、勇人(巻)
どんな理由があろうと、満員のフクアリで負けていい訳が無い。勝たなくてはならない試合だった。
こんな負け方、誰が監督だろうと関係が無い。敗因はセットプレーでの異常なまでの弱さだ。ボールが動いている時のプレーは全く負けていない、むしろ普段よりも厳しく・強く当たっていて気持ちも入っていた中身のあるプレーぶりだった。得点シーンも良い。これまで通り、お互いの連携がしっかり取れたファインゴールだ。
・・・だが、ボールが動いている時には相手につく事が出来て、どうして動いていない時=セットプレーではこうも簡単に相手をフリーにするのか。訳がわからない。今季の開幕の大宮戦もそうだった、そして思い返してみればセットプレーをフリーで撃たれるシーンが、このチームはどれほど多いことか。大宮戦の監督は誰だったか?ジェフがもう一段強くなるには、セットプレーの守りをどうにかしないといけない。背が低くたっていいんだ。何で競ることすら出来ないのかが問題なのだ。
上位陣が崩れるか中でまたもお付き合いをしてしまった。これをひたすら繰り返していたら、強くなんかなれっこない。


木村元彦の 「地球を一蹴」
▽ボスニアやオーストリアまで行って、現地の様子を確認された木村さんのスカパーのコラムです。木村さん、本当にありがとうございます。どれほど貴方の言葉でジェフサポが救われているか。もはや「木村語録」です。 涙。
>「自分は特別なことを市原でしたとは思っていなかった。でもサポーターの人たちが一年目から空港に見送りに来てくれたり、来日すればその都度迎えに来てくれた。それで何かを感じないはずがないではないか」
早々に欧州に帰るとも思われていたオシムが、日本に居続けてくれた理由の一つには、残留を願い、汗をかき続けたジェフサポたちの存在があった。そう、「シュワーボ、オスタニ」を体現していたのだ。


砲射撃で薄氷の勝利。
7/26:第15節・京都戦は2-1の勝利
得点:巻(羽生)、巻(水野)

前節攻守に大活躍の水本がベンチスタート。正直、これには納得行かなかった。結果を出した選手は、きちっと使い続ける。その芯が揺るがないから、ジェフの選手達は試合で結果を出すよう練習から全力を尽くし、コンディションが落ちて例え出場機会が減っても、それを受け入れて前に進む結束力が生まれて来たとも思った。
だから、勝ったとは言えこのメンバー選択は残念。連戦で運動量の落ちて来たクルプニかコンディション不良の巻を外すか、信じて採用した阿部DFを続けるならば、大さんを外すべきとすら思った。この試合でも水本は途中出場ながら期待に応えただけに、日曜日の名古屋戦ではぜひ先発で
起用してもらいたい。チームの結束に小さな綻びが生まれないように。

試合の方は、内容は悪かった試合と言うことだが、前節まで怪我の影響で満足なプレーが出来なかった、その巻の2発で何とか勝利を収めた。広島、京都、名古屋と続く三連戦は、上を捉えるためにも絶対に落とせない。負ければ、アマル監督への風当たりが強くなる恐れもあった。
その中で、プレッシャーを跳ね除けて勝利した事は大きい。次に勝って三連勝となれば、世間のアマル監督評もだいぶ落ち着いてくるだろう。今は嵐のとき。まずは勝ち点を積み上げたい。


重圧からの開放。
7/22:第14節・広島戦は4-2の勝利
得点:ハース(勇人)、山岸(ハース)、水本(CK羽生)、山岸(巻)

初采配は敗戦だった。あまりにも偉大過ぎる前任者の影の前に、ただの一敗でも批判が飛びかけていた。そうしたネガティブな空気を、選手達は力に換えてくれた。誰よりも厳しい立場に居る新監督を助けようと言う気持ち、それが後半の攻勢に繋がった。
前回対戦とは違い、連動性を武器にジェフのように戦う広島。ただ、3年半の積み重ねと、DFにイリアンが居るか・居ないかの差は大きかった。時間と共に止まる広島の足に、ジェフのランニングがボディーブローのように圧し掛かる。寿人を押さえ込んだ水本の守備、終盤に差し掛かっても衰えない羽生の運動量、山岸の決定力。個々の持ち味も発揮された。
試合後、笑顔で一人一人と握手を交わし、サポーターとも握手したアマル新監督。ただの一勝にとどまらない、チームの結束を固める大きな意味ある一勝。さぁ、これからだジェフは。


勝つ時も、負ける時もある。
7/19:第13節・G大阪戦は1-2の敗戦
得点:ハース(坂本)

優勝を狙う上で、非常に重要な一戦を落とした事は間違いない。
けれども、試合内容に関してはどちらに転んでもおかしくない、実力の拮抗した好ゲームであったと思う。ただ、ガンバのほうがジェフよりさらに球際に強く、コンビネーションにも一日の長があった。さすがは前年王者。言ってしまえば、力負けだ。
惜しい試合を落としたからか、試合後には新監督に原因を求めようとする人も居たが、それは間違いだろう。たら、ればの話でしかない。アマルはアマルであって、イビチャではない。先代と違ってこれからが経験の積み重ね。その経験の中で、今日と言う試合が糧になってくれればいい。信じて応援し続けるのみ。


正統にして、純血。アマル・オシム体制のスタート。
緒戦は19日(水)フクアリでのガンバ大阪戦、全力で応援を!

▽勝てば「オシム前監督のおかげ」と言われ、負ければ「アマルだから負けた」と評されるのは間違いない。父親であり、先代監督の影とも戦う。そんな厳しい状況の中、真正面から先代の継承とさらなる飛躍に挑むアマル・オシム新監督を心から応援したい。
この苦境を糧に変えてこそ、ジェフの真の強さと言えるのでは無いだろうか?いよいよ始まるリーグ戦。いきなりの正念場・昨年王者のガンバ大阪をフクアリに迎撃し、先代と果たせなかったリーグ制覇の夢、監督胴上げを今度はアマル・オシム新監督と共に!
J'sGOAL アマル・オシム新監督就任コメント

7/16
イビチャ・オシム監督が退任し、息子のアマル・オシムコーチが監督に昇格
▽ついに御大の退任と、アマルさんの就任が発表に。頭では解っていても、寂しさはぬぐえないもの。偉大な前任者の大きな影がある中で、アマル監督は相当なプレッシャーの中で戦う事になるはず。皆の力が無くては、乗り越えられない。
姉崎の練習後、初めて握手をさせてもらったアマル監督の手は、御大と同じように大きく力強かった。今度は、アマル監督を胴上げしなくては。まずはA3、そしてナビスコ杯、リーグ戦、天皇杯。休む間の無い戦いの日々がまた始まる。
木村元彦の「地球を一蹴」
▽先日のサラエボ・フットボールプロジェクトでの講演について少しだけ触れられています。自分も講演を聞いて来ましたが、御大はジェフサポの事しっかり気にかけて感謝の意を示してくれていました。

[イビチャ・オシム監督関連書籍etc]
オシムの言葉 (※旧ユーゴ時代、現ジェフ監督としての歩み)
Football Life Vol.2 (※旧ユーゴ代表監督辞任の顛末)
サッカーJ+「イビチャ・オシムの真実」 Vol.1/Vol.2/Vol.3/Vol.4

公式・オシム語録
※正確な知識で、御大に敬意を。
(※今回の日本サッカー協会の不祥事による一連の顛末についての考察と、御大の日本代表監督としての今後の動向については、本サイトでも継続的に取り上げていく予定にしております。)


週末のジェフユナイテッド
7/17(
JFL後期2節・ホンダロック・○3-1、得点:金東秀、市原、河野(将)

7/16(
トップ・TG国際武道大学・○4-2、得点:工藤、ハース、羽生、要田
▽水曜のG大阪戦を見据えて、と言うよりもトップメンバーの連動性の向上を目指して、かなり試験的なメンバーで臨んだ試合。ほとんどシステムは関係なく、ブロック毎でのコンビネーションに重点が置かれるような戦いだった。そう言う難しさもあって、得点シーンは多くなかったが、その少ない得点シーンは、うまく崩しきった良い点だった。
逆に、失点はいずれもセットプレー。相変わらずマーキングが甘い。
7/15(
ユース・プリンスリーグ順位決定戦
vs浦和・●1-2、得点:遠藤
▽前半1点のビハインドを後半早々に追いつき、その後も後半だけで11本のシュートを撃ち込む猛攻も実らず。試合終了ほんの10秒前にスローインから抜け出されて決勝点を奪われてしまう。ピッチに倒れこむ選手達の姿が痛々しかった。
ただ、最後まで勝つために攻めのリスクを貫いた姿勢や、試合中ずっとお互いを励ましあうコーチングの逞しさは、今のサテライトに欠けているもの。チームとしてもまとまっていた。この敗戦が、きっと近い将来の糧になるはず。
サテ・TG明治大学・●2-3、得点:青木(PK)・市原(PK)

▽先週の東洋大学戦の繰り返しのような前半の体たらく。10分までに2点を失い、前半で0-3に。サッカーの内容云々の前に、TGとは言え戦う姿勢がそもそもなっていない。惨状をあえて口やかましく言うことを避けたのかも知れないが、ベンチの「静かさ」も疑問。もっと、互いに厳しくあっていいのでは?後輩に叩きのめされた、松ヶ枝・伊藤の奮起に期待。
尚、このゲームで結城、充喜が実戦に復帰している。


2-7-1のオールレンジ攻撃。
6/8:ナビスコ杯準々決勝・C大阪戦は3-2の勝利
得点:山岸(水本)、ハース(山岸)、ハース(水本)
TOTAL・8-4で準決勝進出!

圧倒的優位な状況で迎えた第二戦だったが、がむしゃらに突っ込んで来るセレッソを受け止めて介錯する余裕があった。2-7-1システムは諸刃の刃だが、今日は全員が素晴らしい集中で前半戦を戦った。ダイレクトパスが小気味良く決まり、次々とチャンスが量産された。
後半、さらに多くのチャンスがあったのだが、選手達が確実に決める事よりも少しお洒落なプレーをしようとしてしまったように思う。結果的には3-2だったが、もっと点差があってしかるべき試合内容。この良い流れで中断は痛いが、今日の反省点をまた糧に変えて成長して欲しいものだ。
さぁ、巻が帰ってきたら。この布陣、どうなる? <レポート>


采配の妙味。失って、変えて、砕く。
6/4:ナビスコ杯準々決勝・C大阪戦は5-2の勝利
得点:ハース(勇人)、ハース、山岸(ハース)、山岸(ハース)、ハース(中島)

終わってみれば、ハースの3得点2アシストの活躍が数字上目立つけれども、大輔の退場までは非常に際どいゲームだった。その接戦をモノにしたのは、オシム監督の采配だったと言えるだろう。交代策が素晴らしかった。
前半は、中盤とディフェンスラインが間延びして、今季最高とも言えるセレッソの出来に押し込まれ、よく1点で済んだ展開。効いていた西澤が、ラフプレーで消えても、流れを大きく引き寄せられずに苦しいままだった。ここで、まず水本に代えて水野。坂本がDFに下がり、水野が右WBに。大輔退場後には、クルプニからラクで、山岸がFWに上がる。このポジションチェンジで、完全にセレッソのDF陣が混乱した。瞬く間の得点ラッシュに。あと4〜5点は取れたほどの、守備崩壊を引き起こしてしまった。柔軟なポジションチェンジに対応できる、熟練度の差だったとも言えるだろう。
準決勝進出に、大きなアドバンテージ。次もしっかり勝つのみだ。<レポート>


薄氷の決勝トーナメント進出。
5/21:ナビスコ杯第6日・清水戦は1-0の敗戦
得点:山岸

一週間前、日本平での戦いの裏返しのような戦いになった。残り時間少ない中で均衡が破れ、そしてホームチームが勝利する展開。阿部を欠き、巻を欠き、普段とは異なるサッカーを強いられた。その中で、勝利を手繰り寄せる事が出来たのは、このチームが二人だけでプレーしていない事を証明する為の意地でもあったろう。
連覇に向け、決勝トーナメント進出。相手は、昨年何度と無く苦杯を喫したC大阪。相手にとって不足は無い。全力を投入して、血路を切り拓け!


巻がいようと、いまいと。
5/18:ナビスコ杯第5日・新潟戦は0-0の引き分け
試合内容は観ていないが・・・良くは無かったらしい。ハースの1トップが機能せず、選手達の運動量もイマイチ。監督は、巻の不在があってもそれに慣れなくてはならないと話したが、この監督が特定の選手名を挙げて話すのは、ごくごく珍しい。それだけ、巻の頑張りに頼っていると言う事か。それならば、何と脆い事だろうか。
これで、日曜の予選最終戦はガチの戦いになった。若手は試せなくなってしまった。もしも居るのならば、日曜日までにアピールをして出てきて欲しい。「巻が居なくたって俺が居ますよ」と。阿部も出られない日曜日は、正念場の一戦になる。それでも、ジェフは巻が居ようと居まいと、阿部が居ようと居まいとジェフに変わりない。らしい戦いをして、勝って決めるだけだ。


臨時サポコミ議事録
▽感想や、その後行われたTGのレポートは後ほど。

7/5関連記事
ニッカン・オシム監督が帰京
▽岐阜を離れ、浦安の自宅へ。ただし、明日6日は甲府とのTGを観戦予定。
KNB News・YKKAPがオシムジェフと練習試合
▽前日4日に行われたTGの結果。疲労も残る中、3-2で何とか勝利した模様。
西部謙司「 なぜ、ジェフ千葉は譲歩しなければならないのか?」
▽西部さん・・・10日遅かった。。。ただ、これからも今回の件を、協会に迎合した記者とは違う視点で、分析して行って欲しいと思います。

7/2関連記事
三者協議終了、結論は出ずも方向性は代表へ
▽ジェフ(淀川社長)/オシム監督/田嶋委員長で行われた三者協議が、1日深夜終了。日本協会の謝罪や、サポーターへの説明と言った“筋道”はあるが、 「オシム自身はそういう(代表監督就任)思いが強い。正論だけでは済まない(淀川社長)」 「本人の就任したいという意志は強い。この方向性が覆る可能性は少ない(淀川社長)」 「2月で(千葉を)去る監督が、そのまま監督に残っていていいものか(オシム監督)」 と、コメント。兼任や、来年2月就任の可能性は少なく、ジェフにとっては最も厳しい、7月での監督交代が現実味を帯びてきた。
ジェフ公式・淀川社長コメント
時事通信「日本代表の新監督にオシム監督が就任の方向」
時事通信・淀川社長/田嶋技術委員長コメント
東京新聞「オシム監督大筋合意」
TBS「(協会には)イエローカードじゃないですか?(淀川社長)」

▽御大も、いつかは去る日が来る。もしも代表監督就任が正式に決まったなら、御大の決断を尊重し、代表のオシム監督を、あらゆる批判・不理解から守り、全力でオシム監督を応援しよう。そして、監督交代と一連の騒動で何よりも不安を抱いているのは選手たち。今こそ、ジェフサポが共に戦っている事を示し、誰が監督となってもジェフはオシム監督の哲学を引き継いで、常にクラブに誇りを持って戦おう。悲しいし、辛いし、寂しい。それでも、ジェフはジェフなんだ。
「WIN BY ALL!」

▽そして、この騒動の裏で隠れている川淵会長、誠意も手順も無く在任中のJリーグ監督を引き抜いた日本協会。どんな手段で、この責任を償うのか。オシム監督の就任とは別問題。この悔しさを忘れない。ウヤムヤにするつもりはない。代表は応援する、けれども「今のままの」日本サッカー協会など応援しない。


報知「協会の強い要望があったから。そこだけははっきりしておきたい(祖母井GM)」
▽ジェフにとって苦渋の決断であったことに関する記事。協会は、この責任をどうとるのか。まだ、問題は何も終わっていない。
報知「千葉アマル体制に不安なし」
▽新監督就任が有力視されているアマルコーチに関する記事。スポ新が書けば書くほど、「ジェフはオシム監督を抜いても大丈夫なのだから」と言う協会主導の世論形成に今は見えてしまう。
選手達は「オシム監督だから勝てていた」と言われるのを何より悔しく思うだろう。この逆境を乗り越えて、ジェフにはクラブとしての強さがある事を見せつけよう。
スポニチ・スタッフは全員ジェフ残留へ
▽オシム監督が退任した場合、日本代表への更なる引き抜きが心配されていたスタッフ陣は、祖母井GM・間瀬通訳を始め全員残留の見通し。祖母井GMは「川淵さんと仕事をしたくない」と強烈なコメント。

7/1関連記事
スポニチ・有事にはアマルコーチが監督昇格か
▽万一、あらゆる事態においてオシム監督がジェフから退任する事になった場合、祖母井部長は 「こういう話は今回に限らずいつでも起こることだから(後任は)100%アマル・コーチでお願いするつもり。本人にも話してある」とのこと。
スポニチ「失言で謝罪したとしても“やり得感”があるのはおかしい(淀川社長)」
▽蘇我での会談の模様を、さらに詳細にした記事。淀川社長が報道陣に対して、きっぱりと協会批判の姿勢を鮮明に。謝罪文にお提出など、日本協会から具体的な謝罪を要求。
ニッカン・飛騨古川でのキャンプ一日目の模様
ニッカン・祖母井GMが川淵氏を批判
ニッカン「オシム監督「貝」になる」
ニッカン・田嶋技術委員長が蘇我のクラブ事務所へ来訪
▽欧州から日本協会の田嶋委員長が帰国。蘇我のクラブ事務所で淀川社長と会談し、今日7/1には飛騨古川でオシム監督を交えて三者協議を行う模様。

6/30関連記事
産経新聞「老将オシム、過酷スケジュールものともせず」
▽再来日から飛騨古川キャンプの指揮までを紹介。最後に「障害」と言う言葉を使っている事は引っかかるものの、オシム監督の真摯さを示した記事。しかし、飛騨までクルマ移動か。。。
朝日新聞千葉版「オシム監督に「ジェフに残って」の声も」
▽成田の監督お出迎えに関する記事。代表監督就任に批判的な意見もきちんと紹介したもの。各紙とも、こうして反対・賛成の意見を平等に扱ってもらいたいものだ。
ニッカン「代表監督問題で三者会談」
ニッカン「淀川社長、協会に不快感」
ニッカン「千葉、選手に状況説明」
ニッカン「オシム氏代表監督へ意欲も結論出ず」
▽ニッカンによる、昨日から30日にかけての一連の流れの記事。選手達にも動揺が広がっているようで、特に阿部などはTVのインタビューで監督の体調にも気遣いをみせていた。

6/29関連記事
ジェフ公式・淀川社長コメント
▽まさか、ここまで踏み込んで戦ってくれるとは。川淵会長の“失言”に始まる、日本協会による筋道を通さない交渉と、協会なら何でもやって良いのかと言う「J」軽視の姿勢に対して、公然と反旗。このコメントを受けては、日本協会も何らかの対応を取らざるを得ないだろう。ありがとう、淀川社長。正直、格好良いですよ。
ジェフが守りたいのは、例え協会であっても筋道を通す事、そして「J」の誇りだ。川淵会長の責任問題をかわすための手段にオシム監督が使われる事があってはならない。なんで、協会の謀略の割を食って、オシム監督やクラブ・選手・サポーターがこんなにも悩まねばならないのか。
日本協会よ 、筋道を通せ!話はそれからだ!

東京新聞「監督就任の結論、またも保留」
▽姉崎でクラブトップと会談後の会見。淀川社長が同席し、協会の強引な手法を批判すると共に、「日程的な問題による兼任の否定」「結論は7月いっぱい」と交渉の指針を示した。一方、日本協会の田嶋委員長は、ジェフの対応を受けて急遽ドイツから帰国する見込み
日経新聞・「おかえり」オシム監督
▽成田へお出迎えに行った皆さん、本当にお疲れさまでした。たとえ、どう言う報道がなされたとしても、オシム監督にはサポーターの気持ちが間違いなく届いたはずです。後は、クラブの頑張りを後押ししましょう!

6/28関連記事
木村元彦氏「川淵キャプテンに伺いたい」
▽『オシムの言葉』の著者、木村氏がオシム監督の取材にあたって、協会の圧力を受けたと激白。ここまでの交渉に関しても同業者に対して、「冷静になろうじゃないか」と訴える。圧力に屈せず、自らを貫くジャーナリズムに溢れた檄文。
ニッカン「代表監督初交渉も合意せず」
▽他紙が「決定」「合意」と見出しを掲げる中で、ほぼ唯一状況を冷静に伝えた記事。ジェフとまだ何も話していないうちに、結論が出ないのは自明。

6/27関連記事
日経新聞「結論は千葉と話した後に」
▽オシム監督と、田嶋委員長がグラーツのオシム監督の自宅で会談。 「興味はある。ただし、契約内容の話はまだ早い。簡単に結論は出せないし、千葉と話し合う必要がある」
日経ビジネスオンライン「オシム監督就任」は、JFAのカウンター攻撃
▽山城敬氏による。“組織防衛広報の「見事な」実例になるか”と、川淵会長の意図的な新代表監督情報リークに関する裏側を考察。一連の流れが「保身」と推察できる。
ニッカン 「2年でも3年でもいてほしい(坂本)」

▽各選手も、今回の報道に動揺を隠せない様子。オシム監督来日が待たれます。
ニッカン「(無断公表は)オシムさんがもっとも嫌うこと(木村元彦氏)」

「オシムの言葉」の著者、木村さんのインタービュー記事。 「オシムさんの代表監督就任要請と、監督に決定していない段階で日本サッカー協会が名前を公表した問題は分けてほしい」
ニッカン「クラブ関係者はもちろん、選手全員と話し合って決めたい」
▽日本紙による初めてのオシム監督コメント。「場合によっては(代表監督と千葉監督続投の)両方を断るかもしれない」とも。
ニッカンモバイル版
祖母井部長「千葉と契約している以上、最後まできちっとやってもらいたいと言うのが基本」「川淵会長は7、8割うまくいくとおっしゃっているが、オシム監督の言葉はストレートにとれないこともある。含みがある人ですから。日本に帰ってきてから、話をすることになるでしょう」

6/26関連記事
時事通信「今季はオシム監督で」
▽オフィシャルリリースの時事通信による報道。少なくとも今季中はオシム監督に指揮を全うしてもらうことをクラブが望んでいると明確に記載。
ジェフ公式「オシム監督の報道に関して」

▽日本サッカー協会に対し、今回の無断公表を批判。今季の契約が終了するまで、ジェフの監督として任期を全うする事をチームとして望み、交渉することをリリース。
ニッカン・田嶋幸三技術委員長が渡欧
▽オシム監督は「日本に到着してから」と語っているにも関わらず、何を焦っているのだろうか。御大は29日に来日、一方田嶋委員長はW杯終了の11日あたりまでは欧州に滞在。“交渉が進めば”オシム監督・淀川社長・田嶋委員長・川淵協会会長の四者で話し合うと言う。
クロアチアサッカーニュース「渦中のオシムが語る」
▽御大自身による、一連の騒動後初めてのコメント。日本協会からオファーがあった旨を初めて認めています。条件にも触れていますが、この中では就任の是非については述べられていません。
「日本に私が到着してから話し合おう。」
報知・千葉・阿部、情報漏れに困惑「監督はこういう形嫌がる」
▽こう言うタイトルで、ワリとマトモな記事かと思いきや。最後の一行で、“ オシム・ジャパンがすんなり誕生することを、阿部は切に願っている。”と付け足す捏造ぶり。阿部はそんなこと一言も言ってないぞ。勝手な記者の感想で記事をつくるな!
ニッカン・オシム“愛弟子たち”は複雑…
▽同じニッカンでも、比較的現状に即した記事。こうした状況をオシム監督が何よりも嫌うであろう事を述べている。
ニッカン・協会側はジェフスタッフの引抜きを画策
▽間瀬さんをはじめ、コーチングスタッフを丸ごとに近い形で引き抜こうと言うJFAの意向があるとの記事。「チームがガタガタになってしまう(淀川社長)」ならば、川淵会長は「J」を何と考えるか。
この内容でも「オシム日本誕生へ千葉後押し」のタイトルをつけるニッカンには失笑しかない。

6/25関連記事

※新聞各紙や日曜朝のTV番組がオシム監督について取り上げる一方、今回のW杯への反省や責任の所在と言った内容はほとんど無い。この2006年W杯までの4年間を「無かったこと」にするつもりなのだろうか?会見冒頭の「ジーコ監督を選んだ事に後悔は無い」だけで、済ますつもりか?
※同意見・・・時事通信社/ニッカン・コラム荻島氏/セルジオ越後氏
KETSEE氏・ブログ「 川淵キャプテン退陣要求 」
Yahoo!スポーツ・宇都宮徹壱氏コラム
−−−−−
17:15 共同通信・・・(意見)淀川社長は、リークに対して協会に抗議すべき!
既に「千葉は容認」と言う見出しが既成事実のように書かれているのは非常に危険。
・13:03 読売新聞 ・09:55 ニッカン
・09:25 ニッカン ・09:27 ニッカン ・09:31 ニッカン
・09:15 日経・ 武智幸徳氏コラム   ・スポニチ
・デイリー(1)  ・デイリー(2)
・サンスポ     ・06:02 報知・巻コメント

6/24関連記事
22:56 毎日新聞 ・21:55 時事通信社
クロアチアサッカーニュース 「クロアチアでもオシム監督を熱望」
スポーツナビ・帰国会見(1)(2)(3)
20:47 スポーツニッポン 「協会からオシムと交渉を始めたいという電話が今日あった。慎重に交渉したい(淀川社長)」     ・19:16 時事通信社
20:25 NIKKEI NET 「代表監督就任を要請したが、明確な返答はなかった。」
20:20 サンケイスポーツ 
19:07 スポーツニッポン       ・18:35 TBS News-i

18:04 スポーツナビ(差替え)    17:01 時事通信
・6/24 スポーツニッポン       ・6/23 イヌゲノム
・6/23 デイリースポーツ
       ・6/22 中日新聞

▽成田空港に帰国した川淵三郎・日本サッカー協会会長が、次期日本代表監督としてオシム監督との交渉を進めていることを明らかに。まだ御大からの発言は何も無く、こうした喧騒を嫌う監督が交渉の過程でどう判断するかは分からないが、一国の協会会長の発言、覚悟を持って受け止める必要があると思う。
(※18:35・・・TBSで川淵会長の会見見ました。口を滑らしたとか、下手な三文芝居やめてくれ。これじゃ、自身の保身の為と受け取られても仕方が無い。発言の責任を取って、川淵会長は辞任すべき。御大、この発言を聞いて辞退するんじゃないか?)
▽もしも、オシム監督が日本代表監督就任を受諾したのならば、それは相当の覚悟をもっての判断であると思う。65歳の監督が、残りのサッカー人生を賭けてくれているとしか思えない。ジェフサポとして、御大と一緒にJで優勝し、あの大きな身体を胴上げし、そしてアジアを戦いたい願いはある。けれど、どう言う結論が出たとしても、オシム監督の決断を私は支持します。とにかく、御大の発言を待ちます。全ては御大の御心のままに。

[オシム監督関連書籍]
オシムの言葉 (※旧ユーゴ時代、現ジェフ監督としての歩み)
Football Life Vol.2 (※旧ユーゴ代表監督辞任の顛末)
サッカーJ+「イビチャ・オシムの真実」 Vol.1/Vol.2/Vol.3/Vol.4
※代表専門サポーターの皆さんへ。オシム監督の事に興味をもってくれるのはありがたいが、ただの“サッカー監督”としてオシム監督の事を見ないで欲しい。監督がこれまでどう言う人生を歩んできたか、それを知った上で、オシム監督の事を考えて欲しい。
どう言う結論が出るにせよ、それはいちジェフサポーターとしての自分からのお願いです。


やれることはやった。
次を目指して、頑張れ巻!

6/22(木) 28:00・W杯-3
vsブラジル・●1-4(▽60min)

▽与えられた時間は、わずかに60分だったが。その中でいつも通り必死にやった。この経験を糧に、次を目指してくれ。お疲れさま、そしてまだまだこれからだ。

6/18() 22:00・W杯-2
vsクロアチア・△0-0(出場せず)

▽問題は一朝一夕には正せない。柳沢の問題は、日本の問題。あの時、巻が居たならば、身体ごと叩き込んではくれまいか。

6/12(月) 22:00・W杯-1
vsオーストラリア・●1-3(出場せず)

▽強者が勝った。ただそれだけのこと。・・・それにしたって、W杯レベルの試合じゃない。恥ずかしい。


6/25関連記事
※新聞各紙や日曜朝のTV番組がオシム監督について取り上げる一方、今回のW杯への反省や責任の所在と言った内容はほとんど無い。この2006年W杯までの4年間を「無かったこと」にするつもりなのだろうか?会見冒頭の「ジーコ監督を選んだ事に後悔は無い」だけで、済ますつもりか?
※同意見・・・時事通信社/ニッカン・コラム荻島氏/セルジオ越後氏
KETSEE氏・ブログ「 川淵キャプテン退陣要求 」
Yahoo!スポーツ・宇都宮徹壱氏コラム
−−−−−
17:15 共同通信・・・(意見)淀川社長は、リークに対して協会に抗議すべき!
既に「千葉は容認」と言う見出しが既成事実のように書かれているのは非常に危険。
・13:03 読売新聞 ・09:55 ニッカン
・09:25 ニッカン ・09:27 ニッカン ・09:31 ニッカン
・09:15 日経・ 武智幸徳氏コラム   ・スポニチ
・デイリー(1)  ・デイリー(2)
・サンスポ     ・06:02 報知・巻コメント

6/24関連記事
22:56 毎日新聞 ・21:55 時事通信社
クロアチアサッカーニュース 「クロアチアでもオシム監督を熱望」
スポーツナビ・帰国会見(1)(2)(3)
20:47 スポーツニッポン 「協会からオシムと交渉を始めたいという電話が今日あった。慎重に交渉したい(淀川社長)」     ・19:16 時事通信社
20:25 NIKKEI NET 「代表監督就任を要請したが、明確な返答はなかった。」
20:20 サンケイスポーツ 
19:07 スポーツニッポン       ・18:35 TBS News-i

18:04 スポーツナビ(差替え)    17:01 時事通信
・6/24 スポーツニッポン       ・6/23 イヌゲノム
・6/23 デイリースポーツ
       ・6/22 中日新聞

▽成田空港に帰国した川淵三郎・日本サッカー協会会長が、次期日本代表監督としてオシム監督との交渉を進めていることを明らかに。まだ御大からの発言は何も無く、こうした喧騒を嫌う監督が交渉の過程でどう判断するかは分からないが、一国の協会会長の発言、覚悟を持って受け止める必要があると思う。
(※18:35・・・TBSで川淵会長の会見見ました。口を滑らしたとか、下手な三文芝居やめてくれ。これじゃ、自身の保身の為と受け取られても仕方が無い。発言の責任を取って、川淵会長は辞任すべき。御大、この発言を聞いて辞退するんじゃないか?)
▽もしも、オシム監督が日本代表監督就任を受諾したのならば、それは相当の覚悟をもっての判断であると思う。65歳の監督が、残りのサッカー人生を賭けてくれているとしか思えない。ジェフサポとして、御大と一緒にJで優勝し、あの大きな身体を胴上げし、そしてアジアを戦いたい願いはある。けれど、どう言う結論が出たとしても、オシム監督の決断を私は支持します。とにかく、御大の発言を待ちます。全ては御大の御心のままに。


[オシム監督関連書籍]
オシムの言葉 (※旧ユーゴ時代、現ジェフ監督としての歩み)
Football Life Vol.2 (※旧ユーゴ代表監督辞任の顛末)
サッカーJ+「イビチャ・オシムの真実」 Vol.1/Vol.2/Vol.3/Vol.4
※代表専門サポーターの皆さんへ。オシム監督の事に興味をもってくれるのはありがたいが、ただの“サッカー監督”としてオシム監督の事を見ないで欲しい。監督がこれまでどう言う人生を歩んできたか、それを知った上で、オシム監督の事を考えて欲しい。
どう言う結論が出るにせよ、それはいちジェフサポーターとしての自分からのお願いです


食い合わせの悪い日本平。
5/14:ナビスコ杯第4日・清水戦は0-1の敗戦
昨晩、埼玉から移動した阿部・巻の方が動けるようじゃ、それは勝てもしないだろう。自分も含めてだけれども、今日の試合は何か“まったり”し過ぎていた。締め付けようとしても、締め付けられないまだるっこさと言うのか。。。選手達も、身体が重そうだった。疲れ・暑さだけではなく、ハースの1トップの機能不全など複数の要因はあったと思う。ただ、強いて一つ挙げるなら、この日のジェフは戦いに臨むモチベーションでは無かった。負けるのも必然だった。
(※ここから試合以外の話)しかし・・・それにしても・・・日本平は調子が狂う。サポーターの人も温かいし(巻に拍手してくれた)、食い物の美味いし、楽しめる良いアウェイ遠征なんだけど。
どうしても、あの脂っこいスタジアムDJさんとか、試合前のショー、試合後の演歌調の勝利の歌とかが自分のイメージするサッカースタジアムと違いすぎて、どうにも精神的に食あたりを起こしてしまう。。。これもアウェイの洗礼なんだろうけど。なんかペース狂うんだよなぁ。狙ってるのかなぁ。


ガス欠。
5/6:第12節・横浜戦は1-1の引き分け
得点:山岸(羽生)

試合前から、巻・巻・巻で盛り上がった横浜戦だったが、浦和戦の再現は出来なかった。中二日で迎えた戦い、あれだけ90分間走りまくった戦いからの回復は思わしくなく、初夏の陽気も相まって身体は重たかった。
試合全体を通してみれば、横浜が数多くのチャンスを作り、局面での対応も厳しい、勝つに値したゲームをしていたと思う。最後の判定には納得は行かないが、負けなくて良かった内容だった。横浜は、監督が予測したとおりにこちらの長所を消すゲームをしっかりやってきた。メンバーが変わっても、あれだけのクオリティで出来るのだから、さすがは横浜だ。
ただ、こう言うゲームに勝てるかが、上位との差でもある。勝ちきる力を身に付けたい。


完全勝利。オシムサッカーの真髄を見ゆ。
5/3:第11節・浦和戦は2-0の勝利
得点:巻(勇人)、中島

サッカーは11人で戦うもの。個人の力は組織の中で活かされてこそ。監督の教え、その真髄を貫徹した完全勝利だった。一つの織物のような、鮮やかな連動は90分間途切れる事はなかった。その力を持って、ビッグクラブを討つ。これほど痛快な事があるだろうか。
そして、選手達から感じたこの試合に賭ける意気込み。特に、巻が阿部が見せた代表への渇望、それを全員が支えようとする献身。涙が出るほどだった。素晴らしい試合だった。
ジーコ監督、これでも駄目なのか?あいつらは頑張っている。それを正等に評価してやってくれ。努力する事が報われる、そうあるべきじゃないのか?


初完封勝利。連勝で千葉に戻る。
4/29:第10節・大分戦は3-0の勝利
得点:羽生、勇人(山岸)、
阿部(PK)

大分まで遠征した猛者たちへの報いだろうか。羽生の胸のすくような先制弾、ミスを逃さない山岸から勇人に繋がった2点目、そして阿部のダメ押しと久々にゲームプラン通りの得点経過、そして試合のクロージングだった。3点目を奪ってからは、それほど無理はしなかったようだが、それもこの先に控える試合を考慮してのはず。完勝をまずは喜びたい。
唯一の不安は、イリアンがスタメン発表後に急遽怪我で外れたこと。何も無ければいいのだが。次は浦和。黄色く染まるフクアリで、追撃の勝利を!


前半と後半。「負けた方が良かったのに」
4/26ナビスコ杯予選C組3日目・広島戦は4-3の勝利
得点:坂本(楽山)、巻、巻、勇人(坂本)

試合は観ていない。だから、何があったのかははっきり分からない。
とは言え、このスコアの動きが異常な事くらいは分かる。前半と後半、ここまで流れが逆転する事も珍しい。何があったのか?たとえ、気が緩んでも、選手が代わっても、退場があったとしても、こんな展開があって良いはずが無い。
何が変われば、こんな展開を繰り返さずに済むのか。すぐに続く試合。その中で修正していくしかない。


勝たなければ、ならなかったが。
4/22第9節・磐田戦は、0-0の引き分け
どちらが勝ってもおかしくなかった試合内容。
ジェフは、イリアンの欠場の影響を埋めきる事が出来なかった。中島を中央に置いた3バックは、周囲のフォローの意識が強すぎて、ラインが下がりすぎてしまった。そこに磐田が太田を中心にしてつけ込み、序盤20分間の磐田ペースを許してしまった。
最終攻撃も実らず、引き分け。磐田に引き分けと言うのが、とにかく悔しい。シュートは撃った。ただ、入らなかった。こう言う日もある。


砲射撃。
4/15:第8節・東京戦は、3-2の勝利
得点:巻(阿部)、巻(坂本)、クルプニ(巻)
▽前半は、久々に見ていて気持ちの良いサッカーだった。ウチらしい、攻守の連動がフィールドの全体を大きく使って絶え間無く続いている。その結果としての巻の2ゴール。東京を押さえ込み、守備も危なげ無し。ほぼパーフェクトだった。
後半に入り、やはりトドメの3点目を奪えない。逃した幾度ものチャンス。それでも、この日はその3点目も奪ってみせる。快勝の予感。・・・けれども、東京との試合はいつもすんなり行かない。不可解なPKと立石のファンブル。3−2。この内容でこのスコアにされることがさっぱりわからなかった。
もっとスッキリ勝てた試合だとは思うが、何より「らしさ」が戻ってきた事を喜びたい。そして、次は磐田。イリアン出場停止と言う苦しい状況も「磐田」と耳にすれば闘志が沸いて来る。正面から撃ち合って勝つ。もう、今日の勝利は過去の事だ。
<レポート>


くっきり。主力と控えの差。
4/12ナビスコ杯予選C組2日目・新潟戦は3-2の勝利
得点:中島、羽生(楽山)、巻(山岸)

確かに主力組は意味があって試合に出ているんですわな。そう思わずにはいられない、控え組中心の前半戦。消極的でミスのオンパレード、動かない・走らない・シュートを撃たないではサッカーにならない。双方の失点までミス絡みだった。
流れを変えたのは主力の羽生・山岸の投入。「ボールと人が動く・動かせる」を体得した選手がピッチに入っただけで、一気に流れは変わった。ここにある主力と控えの大きな差。本当は、主力を向こうに回すような新鮮な風が吹くところを見たかった。ただ実際に光っていたのは、主力の身体に叩き込まれたジェフのサッカーだった。
勝つには勝った。ただ、これだけでは物足りない。もっとやれるはずだ。
<レポート>


とにかく「勝って」終わりたいんだ、今は。
4/8:第7節・C大阪戦は、2-1の勝利
得点:羽生(クルプニコビッチ)、山岸(羽生)

残り5分をきった時、痛々しいまでに身体を張って守る選手達の姿があった。巻も阿部も坂本も。
最初の10分間で2得点を奪ったにも関わらず、試合を通じての主導権を握れない。決められるチャンスがあったのに、試合を決めきる事が出来ない。そのツケが、この時間になってチームを苦しくしていた。腹這いになってボールをキープする姿に、どんな形でも良いから勝ちたいと言う気持ちを感じた。
相変わらずの試合内容だったが、今日は勝った事を単純に喜びたい。今日勝つことで、選手達の、そしてチームとしての自信が戻っていくはずだから。
次は、もっとジェフらしいサッカーを90分間。


撃って終われ!回すだけじゃ先は開けない。
4/2:第6節・川崎戦は、2-2の引き分け
得点:巻(山岸)、阿部(山岸)

前半1分の失点が全てだろう。2-2と言う結果に関しては、いくら80分近く良いゲームをしたとしても、それ以外の時間帯で決定的なミスをしていたら結果はついて来ない。
今のチームは、自分達のミスが自信を奪い、プレーが消極的になり、攻め込んでもボールを回してばかりいて、シュートやゴールに結びつかない。結果が伴わず、また自信を失う悪循環だ。失点の多さも、セットプレーの対応は言わずもがな、前線がシュートを撃たないからプレーが切れず、DFまで枚数をかけた状態
からカウンターを喰らうから失点が多くなるのだ。
シュートを撃て!皆で作ったチャンスを自分の身体のどこでもいいから、当てて決めてやれ!撃てば変わる。撃てば勝てる。川崎はあれしかキープ出来ていなかったのに、シュートは19本。ジェフは11本だ。外に逃げるな、時には中に切れ込む勇気を持て。攻撃陣はもっとリスクを犯せ!リスクを犯しているのは、守備陣ばかりだ!


20分の冴えと、70分の停滞
3/29:ナビスコ杯予選C組1日目・広島戦は2-1の勝利
得点:羽生(水野)、勇人

メンバーを入れ替えて臨んだこの試合、最初の20分間は素晴らしい攻撃を見せた。ダイレクトプレーの連続と、効果的なサイドチェンジ。決定力不足は相変わらずながら、先制点も首尾よく取り、あまりにもまとまりの無い広島にも助けられて、やりたい放題だった。
ところが、自分達からゲームを落ち着けてしまう。動き出しが遅くなり、慎重に?臆病なプレーが顔を出す。そうすると、簡単にただのワンプレーだけで追いつかれてしまう。余裕が無くなり、がむしゃらな攻撃になる。当然、カウンターも喰らう。これまでと同じだった。
勝つには勝った。水本や櫛野、それに要田・中島・楽山・工藤といった、準レギュラークラスを使うことも出来た。山岸のFWも試せた。試合内容も少しずつ良い時間が増えてきてはいる。けれども、問題の根治にはまだ遠いようだ。90分のゲームとして、自分達のペースで戦うこと。決めるべきところで決めること。ジェフは、そう言うレベルを問われるチームになって来ている。すぐに試合はやってくる。目先の勝利に気を緩ませず、次もきっちりと勝って欲しい。90分間出来るだけ長く、ジェフのペースに引き込んで。
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勝ちきる鹿島。勝ちきれぬ千葉
3/25:第5節・鹿島戦は0-1の敗戦
選手は良く戦った。今季のベストゲームだった。だが、結果は敗戦。
その結果をもたらしたのは、「決定力」だけでは片付けられない、勝負どころで力を出し来るチームとしての、ゲーム運びの差ではなかったか。勝つべき試合で勝ちきることが出来る鹿島の強さは、この試合でも健在。選手が変わろうと、チームの中に連綿と受け継がれている。だから、その前に何とかしなくてはならなかった。けど、出来なかった。それが、歴然たる差。工夫無いクロスの一辺倒では、高さに自信のある大岩・岩政は抜けまい。巻は健闘していたが。。。
ハースの負傷で、流れは変わった。アレミネのゴールまで、最後はレールが引かれていたようにすら思う。あと一歩の差を突き破るには、外しても外しても撃つしかない。点を獲らねば、勝てないのだから。
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羽生!来い!羽生!
3/21:第4節・清水戦は、2-1の勝利
得点:阿部(PK)、羽生
▽苦しい時間帯、残り5分。はるかハーフウェーラインで、羽生がボールキープするのが解った。ドリブルで近づいてくる羽生をひたすら呼んだ。決めてくれと叫んで呼んだ。冷静に流し込んだ一撃は、ジェフサポの歓喜と共に弾けた。
勝因と言われれば「運」になるかも知れない。けれども、それを呼び込んだのは、ここ数試合に見られなかった泥臭い勝利への執念だった。リードして最後の数分間。「何が何でも守りきる」必死さを久しぶりに見た。
待ちに待った一勝。苦しい戦いは続くだろうが、今日を二度目の開幕にして、反転攻勢をスタートだ。
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選手は、自分の力を信じろ。
サポーターはスタジアムで声を出せ!

3/18:第3節・福岡戦は2-2の引き分け
得点者:巻(山岸)、要田

苦しい時にこそ何が出来るのかが、チームとしての強さだ。結果は不本意だ。でも、それを誰かのせいにしていたら、チームはバラバラになってしまう。誰もが悪くない。誰もが悪かったんだ。だから、自分達に何が出来るかを考えて、それを身体で示す事が大事なんだ。
この試合も、前半は何点も取れるチャンスがありながら、先制を許した。あの一瞬も怪我で一人少ない時のマークのズレが原因だった。2失点目も、簡単に選手をフリーにしてしまった。守備の課題は、相変わらず大きいがズレは少しでしかない。
これから、もっと厳しい相手との戦いになる。それでも、ジェフは勝って行かなくてはならない。昔の苦しさからすれば、この程度何するものか。指揮官・選手を信じて、スタジアムで声を枯らすのみ。話はそれからだ。


目、覚めたか?
3/11:第2節・甲府戦は2-2の引き分け
得点者:ハース(中島)、阿部(PK)

去年の事を引きずり過ぎたのかね。いよいよ優勝だとか言っていたけど、もっと前に思い出すべきだった。このチームは、いっぱいいっぱいまでやって初めてそう言えるチームなんだって。ちょっと浮つき過ぎていた。気持ちが甘かった。だから、こう言う結果になった。
二試合が終り、ようやく目が覚めて来た。今のチームに必要なのは、もう一度挑戦者として戦う心と、自分達のサッカーに対する自信だ。何も恐れる必要は無い。練習は裏切らない。それだけの事をやってる。Jのどのチームに対してもそれは胸を張って言える。
自分を信じ、自分に頼み、そして戦うチームを見ている自分達が応援し、サポートすること。図らずも、この二試合がそれを思い出させてくれた。まだ32試合ある。全てが終わった時何が成し遂げられるのか。まだ、これからだ。


無念。今季占う初戦を落とす。
守備の再建、セットプレー対策を。

3/5:第1節・大宮戦は、2-4の敗戦
得点:大輔(CKハース)、巻(CKハース)
▽大宮の1トップに対して、練習どおりの2バック・・・もとい4バックで対抗したものの、敗戦の原因はフォーメーションではなく、自滅に近い集中力の欠如からだった。先制点の直後の失点、坂本のオウンゴールで同点となった後のバタつき。局面での集中力の維持、試合展開に応じたゲーム運びが相変わらず出来ていない。そして、セットプレーへの対応。。。
初優勝を狙うチームにとっては、この上なく痛い敗戦。勇人の退場、ハースの怪我も痛い。けれども、この敗戦がチームの中にもしかしたらあったかも知れない「弛み」を引き締め、現実と向き合うきっかけを与えてくれたかも知れない。痛い敗戦だが、34試合の中でこの負けを取り返すべく切り替えて欲しい。まだ、始まったばかりだ。


今年も坂本で始まる。
2/19:第12回・ちばぎんカップ・柏戦は2-0の勝利
得点者:坂本(水野)、ハース(坂本)

トルコキャンプの疲れも残る中、恒例のダービーは2-0の勝利。勝つことは出来たが、思った以上にチームとしての組織的に機能していた柏のプレスに苦しんだ。しかし、集中力を切らさずに無失点に抑え、流れの中から得点を奪えた事はこの時期の仕上がりとしてまずまずだろう。
気になったのは、前線の得点力。昨年同様、繋ぎはするものの、決め手に欠く印象が強い。林のようにリズムを変えられる存在も今のところ現れてはいない。ベースの確かさは確認できた
。シーズンの中で、オフに空いた穴を埋めてチームに上積みをもたらす戦力の台頭に期待したい。

・・・フィールドの中は良いけれども、問題はサポーターであり応援になってしまっている。
柏のゴール裏、よほどジェフよりも「ホーム」らしかった。大切なものを今の応援は失っている。
<レポート>


トルコキャンプ終了。
開幕に向けて姉崎で調整スタート。

2/14:0-4・LASK LINZ(オーストリア2部)
2/14:1-1・FC KARPATY(ウクライナ)
2/13:15-0・SC Ritzing(オーストリア4部)
2/12:1-1・FCディアプロ(ウクライナ1部)
2/10:4-2ザンクトポルテン(オーストリア3部)
2/8:0-5・シュトルム・グラーツ(オーストリア1部)
2/8:0-1・SCHWARDORF(オーストリア4部)
2/7:0-4ディナモ・ザグレブ(クロアチア1部)
2/5:1-1・CSKA SOFIA(ブルガリア1部)
2/2:5-2・Akademisk Boldklub(デンマーク2部)

▽トルコキャンプも終了、チームは19日のちばぎん杯そして開幕戦に向けて姉崎で練習をスタートした。高校選抜の青木やリハビリ組みとも合流。残り2週間でコンディションを整える。
(※写真は昨年のもの/H氏提供)


オシム監督、雪の成田に立つ。
1/22:オシム監督、ハース、ストヤノフが来日
大雪に見舞われた千葉にオシム監督が戻ってきた。出迎えた数十人のジェフサポに、いつもより少し大きなリアクションで、笑顔で、何度も何度も手を振って振り返りながら。言葉は交わされなくても、大きな監督の姿を見るだけで安心できた。この監督と一緒に今年も戦える。何が怖いことがあるだろうか。
そして次々に欧州から皆が戻って来た。ハースが、ストヤノフが、到着ロビーに姿を現すたびに大きな拍手が起こった。そして休む間もなく監督、コーチ、祖母井部長は、監督の自宅でミーティングに入った。ピリピリとした興奮の毎日が戻ってくる。
狙うはリーグ優勝。さぁ、これからが2006年のスタートだ!

サポが出来ること。年チケを買おう!
(インターネット受付延長中。指定席2/15、自由席2/28まで)

2006年シーズンチケットの申込はこちら
クラブのために出来る事、悲しい選手の流出を防ぐためにサポが出来る事。それは、年チケを講入して、クラブの財政を少しでも安定化させること。来年はフクアリでの開催も増えるから、サポにとってもオトク感が強いはず。
試合直前でも売り切れの心配は無いし、優先入場は大きなメリット。
今からビッグイヤーになる!?「戌年」の来年のチケットを確保しましょう!


“烈風”林丈統。
シーズンインを前に林が、京都に電撃移籍。
穏やかなOFFからの強烈な目覚めだった。その想いをきちんと伝えて去る、その去り際も林らしい決断力に溢れるものだった。これだけはっきりと、自らの考え方を伝えられるほど林も成長していたんだと、今更ながらに思う。
7年。林と過ごした時間。記録よりも記憶に残る選手だった。それは低迷期から今に至るチームの反骨の象徴であったように思う。小さな身体を振り絞って戦う、スピードと強烈なシュート。旺盛な闘争心。たとえ劣勢であっても、林がベンチコートを脱ぐだけでスタジアムの空気は反撃への期待感に包まれた。
その彼がチームを去る。プロとして、スタメンで戦いたいと言う決意を持って。何ぞ彼を責める事が出来るだろうか。ただ今は、林丈統と言う男に対して感謝の言葉しかない。本当にありがとう。西京極での反撃の2発、日本平でのドリブル、ビッグスワンでのオーバーヘッド、フクアリの初ゴール。どれだけ勇気付けられ、どれだけ一緒に居て楽しかったか。
京都でレギュラーを獲得してくれ。日本代表になってくれ。幸運を祈る、頑張れ!林!

そして林の居ないジェフが、4年目のオシム監督体制をスタートさせる。
果たせなかったリーグ優勝を掴むために。林の穴は大きい。それでも、林からバトンは渡された。貪欲に掴み取ってくれ、若手達。次の“烈風”をジェフは求めている。

■GOODS SHOP(amazon.co.jp)
ジェフユナイテッド市原・千葉 2006シーズンレビュー
▽いま見ると、かなり切ない気持ちにさせられる、昨年のシーズンDVD。阿部、坂本、ハースら、過去のジェフを支えた選手達を乗り越えて強くならなくては。
1回見たら、封印かな?コレ。
オシムの言葉−フィールドの向こうに人生が見える
木村 元彦 (著)
▽ ジェフサポのバイブル。旧ユーゴ時代監督時代の奮闘に涙し、オシム監督と共に戦った日々に改めて感謝出来る一冊。
文庫版では、代表監督時代38頁を大幅加筆)
祖母力
祖母井 秀隆 (著)
▽元GMの祖母井氏が綴る一冊。ジェフの裏の姿とも言える内容が暴露的にも書かれていて、読むにはパワーが必要。嫌な事から眼をそむけない気持ちを持ってから読んでみては。
日本人よ!
イビチャ・オシム (著), 長束 恭行 (翻訳)
▽「クロアチアに行こう!」のサイトを運営されている、長束さんが訳者となったオシム監督からの日本人へのメッセージ本。
イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く
西部 謙司 (著)
▽未読。スポナビで「犬の生活」を連載され、昨年の激励会のゲストでもあった西部氏によるオシム監督本。代表監督として注目される前から、オシム監督に注目していた氏の本だけにぜひ目を通したい一冊。
引き裂かれたイレブン〜オシムの涙〜
▽オシム監督の旧ユーゴ代表監督時代の苦悩を収めたDVD。
イビチャ・オシムの真実
ゲラルト・エンツィガー (著), トム・ホーファー (著), 平 陽子 (著)
▽サッカーJ+で連載されていた、ジェフ入団前までのオシム監督の半生を語る一冊。現地の視点での同監督の分析が興味深い。
オシムが語る
シュテファン・シェンナッハ (著), エルンスト・ドラクスル (著), 小松 淳子 (翻訳), 木村 元彦 (著)
▽未読。「オシムの言葉」の木村さんが訳者になっているので、他の類似本とは一線を画して読みたい一冊。
オシム主義
高部 務(著)
▽未読。最近多く出版されている“オシム本”の一冊。ジェフ時代の話が多いとの事なので、近々チェック予定。
FootBall LIFE vol.2
キネマ旬報社
▽「幻の黄金軍団、旧ユーゴスラビア」を特集。勇人のインタビューも。
オシム監督の、代表監督辞任当時の新聞記事が生々しい。熟読し、より深く監督を理解をしよう。
一番星
石田ミホコ
▽レディース所属の石田選手のデビューシングル。ジャケットのフクアリが良い感じ。歌手との掛け持ちと言うと、宮澤ミッシェル氏が思い出される自分はそう言う歳です(汗)
Over / Day By Day
光永亮太
▽ 試合後のリプレイでもおなじみ。元ジュニアユース舞浜の光永亮太が歌うサポーターズソング。05年のイヤーブックで阿部との対談から製作が実現。臨海のあの風景を思い出しながら聞こう。
U−31(1巻)
吉原 基貴 (著),
網本 将也 (著)
▽ジェフをモデルにした架空チーム「ジェム市原」のエース・河野の物語。かつての城がダブる河野の姿は、現実の多くの選手の姿にも重なる。
U−31(2巻)
吉原 基貴 (著),
網本 将也 (著)
▽作者はコアなジェフサポ。バスツアーにもよく参加されてました。サポで無ければ気が付かない小ネタ多数。臨海の描写が恐ろしく細かい(笑)


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