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  2010年のアーカイヴ

この期に及んでの、3連敗。
10敗目。5位転落。


11/7・第33
節・札幌戦は、0-1の敗戦

▽札幌ドームに駆けつけたジェフサポの想いも虚しく。
後半43分の札幌の一発に痛恨の敗戦を喫した。
福岡が負け、勝てれば勝ち点差は4差に詰まる。最後のチャンスを捕まえようと、前半から、飛ばしに飛ばした選手達だったが、打つシュートは悉く札幌GK高原に阻まれ、昨年イヤと言うほど味わったはずの決定力不足を露呈し、そしてまたも終盤の失点に沈んだ。

もはや、誰がどうこうと言う事ではなく、1年をかけてジェフはこの力にしかならなかった。
相当に、大きなツケを払う事になる一年になった。

同県内の柏がJ1復帰を決める中、この体たらく。
立場が違うフロントには分かるまい。サポーターが感じる、この焦燥と屈辱、怒りと無力感を。
確実に今季のジェフは、J2に対する慢心の元にこの結果となった。

何が「君は悲観的だ」だ。三木社長。
根拠の無い楽観論はどこから出てくるんだ。
やる事をやってから言ってくれ。

札幌ドームへ駆けつけたサポーターの皆さん、お疲れ様でした。
本当にお疲れ様でした。テレビ越しにも、最後まで必死の声援が伝わって来ました。
残り5試合、戦い抜きましょう。気をつけて帰ってきてください。


クラブの取り組みの差が出た一戦。
10月の雨が冷たい。


10/31・第32節・甲府戦は、1-2の敗戦
得点者:アレックス(PK)


▽今季の集大成と言うべき試合になってしまうのだろうか。
この一戦に負けたと言うよりも、この一年の取り組みの差が、今日の結果へと現れていたのだろう。クラブは、ぶっちゃけ「J2」を舐めてかかっていた。だからこそ、補強も「やりきった」と言い切ってしまうし、中断期間の補強も無く、この成績で10月の終わりを迎えてしまった。

残り6試合。諦める事無くサポは戦い続けるのみだが、現実問題9敗と言う結果を見れば、クラブ自身が設定した目標に、この時点で遥かに届かず、無残な結果と言わざるを得ない。
この責任は誰かしらが負うべきだろうが、一番に懸念されるのは、再三ここで書いている通りに、江尻監督に全ての責任の責任を負わせてウヤムヤにする、トカゲの尻尾きりのような人事だろう。

根底の問題は、クラブ自体の組織にあると再三書いた。
三木社長、神戸TD、貴方達が悪いのではない。経営以外の部分まで社長が口を挟めてしまう組織体系が、ころころとGM職を代える事をよしとしてしまう考え方が、両親会社の意向にシーソーのように左右される資本構造が、現状の空回りを生んでいるんだ。

クラブ史上最悪の成績を、教訓にして、組織の問題を洗いざらいにしなくては、結局、ジェフは同じ問題を繰り返すだろう。

今のJリーグは、現場だけでなく、クラブ全体の戦いだ。
甲府は、その事を良く分かって、J2降格と、そこからの再生に取り組んでいた。恐らく多くのサポーターは、シーズン前、ハーフナー、パウリーニョ、マラニョンらが居並ぶ今季の甲府の前線を見て思っただろう。これまでの失敗を犯すまいと、的を絞った補強をしていると。

翻ってジェフは、出場停止でネットを失った前線は、昨年の最下位降格のメンツとさして変わらなかった。場外戦で既に負けていたと言っても良い。選手たちは頑張った。しかし、頑張ったのと勝てるのとは別の話だ。それだけで勝てるなら、補強なんかいらない。監督なんて誰でも良い。

一昨年の奇跡の残留も、昨年の降格も、このクラブは何も活かせなかった。
ならば、 土台から作り直せとすら思う。

少なくとも自分は、「信じてくれと」言われて素直に信じれるほどに、お人好しではない。


ガス欠の判断が遅い。

10/17・第30節・水戸戦は、1-0の勝利
得点者:ネット(深井)


▽評価の難しいゲームだが、前半と後半の出来の違いから、ベンチワークの差も強く感じた。

前半。
スタメンは、浩平を外した京都戦の布陣を踏襲したメンバー。右に深井、左に倉田と言う、クロスを挙げると言うよりは、仕掛けて利き足でシュートまで持っていける選手を配して、攻勢に出る。普段以上に、前半から飛ばせと檄が飛んでいたのだろうか?出足が良く相手を囲い込み、パスコースを潰していく。中央で縦横無尽に動く勇人が潰しまくり、他の選手もそれに呼応して、ハイプレスを仕掛ける。

水戸は、予想通りに中盤を飛ばして、カウンターを仕掛けようとしていたが、それ以上にカバーリングも含めたジェフの動きが良く、思惑が形にならない。とは言え、ジェフも細かいパスが繋がるものの、最後の一線が割れずに時間を費やしていたが、ようやく17分、ネットが深井のクロスに頭で合わせて先制する。

その後も、深井が体重を乗せた強烈なシュートを再三見舞い、さらに伊藤大介のシュートがバーを叩くなど、前半に関しては終始攻勢。詰めの甘さは課題だが、内容的には良い内容だった。

だが、更なる攻勢が期待された後半。流れは一気に切り替わってしまう。
「走りきれ」とは言うものの、残念ながら90分間通じて、それを維持できるほど今のジェフに安定感と運動量は無い。後半になっても、ネット、伊藤大介、勇人の惜しいシュートはあるが、決定力を欠いて、水戸を諦めの境地には追い込めない。

すると、敵将・木山監督が早めの選手交代で動く。
疲れの目立つ選手に代えて、フレッシュな選手を送り込む。ごく当たり前の事だが、前半から飛ばし過ぎてガス欠に陥りつつあったジェフの選手たちを、水戸の選手が運動量で上回っていく。疲れからか、細かいミス、致命的な大きなミスも重なり、危ういピンチを増やされていく。

ここで、もう少し早くベンチが動いていたなら、劣勢に傾きかけた流れを早めに取り戻す事も出来たろう。しかし、良い流れでここまで動いていただけに、選手を代えづらいのか、ベンチが一向に動かない。
すると、元々上がり気味だったアレックスのサイドがガラガラになって、その穴を水戸に使われて劣勢がハッキリとし始める。常盤にポストを叩かれる際どいシュートまで放たれ、ようやくベンチが動く。

投入されたのはまず浩平。
伊藤大介との交代だったが、存在感を発揮しつつある大介にようやく危機感を持ちつつあるのか、交代出場して珍しくシュートを立て続けに2本撃って(1本は決めるべきシュートだったが)、劣勢からイーブンの状況にゲームの展開を立て直す。

さらに、ゲームをクローズさせる為、残り5分で坂本を投入。
アレックスの穴を坂本の経験で埋めにかかる。1点を守りきる流れがハッキリし、ここに来てようやくゲームは落ち着いた。残り時間を使いきり、何とか1−0の勝利。試合展開からはスッキリしない勝利ではあったが、福岡が勝った以上、必要最低限な勝ち点3を獲得。リーグ戦三連勝となった。

それにしても、良さと脆さとが同居した試合だった。
良さはもちろん、前半の出足。勇人が、ここ最近に無い素晴らしい運動量と、ツボを心得たパス出しで、ゲームを作り、左のアレックス・倉田・伊藤大介とも絡んで、相手を翻弄していた。ただ、余計な一手が多いのか、それとも単に精度か。完全に崩したシーンが、攻め手ほどには多くなかったようには思う。
地味な働きに徹した山口慶も合わせ、目指しているものが見えた攻撃ではあった。

残念だったのは、前述のベンチワークと、イージーでクリティカルなミス。
ハッキリ言って、自爆でゲームを難しくしているようなもの。ミスが、あまりプレッシャーのかからない後ろのボール回して起こっているのが頭にきてならないし。相変わらず、バイタルエリアでミドルを撃たんとしている相手へのプレッシャーが緩む瞬間がある。

90分間一方的なペースにする事は難しい。
だからこそ、自らのミスで自らを苦しめるようなプレーは、絶対にしないで貰いたいものだ。

次は横浜FC戦。
今節・鳥栖と4-4で引き分け、その4得点の多くがセットプレーからのヘディング。一筋縄とは行かない相手だけに、この一週間で気を引き締め直し、三ツ沢に乗り込んで欲しい。残り8試合。喜ぶのは、最後でいい。

▽スポナビ
犬の生活(西部さん)
 
▽J'sGOAL
千葉 vs 水戸レポ(赤沼さん)
▽J'sGOAL
J2日記:千葉(赤沼さん)

風に乗れ。

10/3・第29節・富山戦は、1-0の勝利
得点者:孝太


▽勝っただけの試合だ。
18位の相手に主導権を握られ、運動量で負け、球際で負け、こんな内容で良い訳が無い。だが、最高の内容で負けたり、引き分けるより、どんなに不甲斐ない内容でも、勝利する事こそが、今の我々には必要なのだ。
5ヶ月ぶりのアウェイでの勝利。そして、福岡・東京Vの敗戦、甲府の引き分け。
この一勝の重みは計り知れない。勝ったからこそ、描ける未来がある。そう言う試合だった。

決勝点を決めたのは3戦連発となる孝太。
試合に出続けた事で、プレーに自信が出てきた事が伺える。少ないチャンスを確実に決め、チームを勝利に導いた。

それ以外のシーンは苦しいばかりだった。
後半、早い時間での2点目を期待したが、むしろ流れは富山に傾くばかり。セカンドボールは奪えず、パスが繋がらない、フォローが遅い。セットプレーの絨毯爆撃。最後は、無様な時間稼ぎ。でも、それで良い。それで勝てるなら。

上との差は詰まった。
しかし、まだ昇格圏に戻った訳ではない。残り9試合。一戦一戦が本当に勝負だ。
来週は天皇杯。一週間リーグが空く。次節水戸戦は、谷澤が出場停止だが、上手くすれば、ネットと茶野が戻れるだろう。勝ち続ければ、上は動揺する。

風は来た。今度は俺たちが、まくる番だ。


電光石火の孝太の2得点。
内容は不満だらけだが、勝利は勝利。勝ち点3。
残り10戦、全勝で駆け抜けろ!


9/26・第28節・栃木SC戦は、2-1の勝利
得点者:孝太(浩平)、孝太(アレックス)


▽福岡と勝ち点7の差。
もはや後の無い状況に陥り、サポーターも腹を括った。残り全勝で駆け抜ける。その想いを込めて、封印を解かれた「WIN BY ALL」のコールがフクアリを包む。前節・柏戦の約半分、空席の目立つスタジアムにあって、選手と共に戦う事を選んだサポの声が響く。

伊藤大介のリーグ戦初スタメン。そして、アレックスの復帰。
前節からメンバーを少し変えたジェフは、序盤から堅固なブロック守備を構築する栃木を、正面から崩しにかかった。もちろん栃木もそれをただ受けるだけじゃない。前線のリカルド・ロボをターゲットに、隙あらばとシュートを浴びせかけてくる。

だが、それを上回ったのが孝太だった。
8分、右サイドで谷澤が起点を作り、それを受けた青木良太が中央にクロスを上げる。浩平が頭ですらしたボールを、孝太がキーパーの目の前で触れて押し込む。先制。2戦連続ゴールだ。

さらに17分。左で起点となった浩平から抜け出たアレックスにボールが渡る。そのアレックスからのグラウンダーのクロスを、孝太が今度はフェイントを入れて逆足のヒールでタイミングをずらして流し込んだ。2−0、一気に栃木を引き離す。

決して一方的な展開で無い中で、チャンスを確実に点に繋げたストライカーらしい点の取り方。その孝太の活躍に刺激を受けたか、ディフェンス陣も茶野を中心に集中力を維持して栃木の攻撃の目を潰していく。

後半、さらなる加速を求めて、ゴール裏は孝太のコールを連呼する。
3点目を奪えば試合は決まる。孝太のハットトリックで止めだ、そう誰もが願っていたが、思ったような攻めが出来ないままに時間が過ぎ、そしてゲームは荒れた、残念な展開へとなってしまった。
まず、栃木MFパウリーニョが、山口慶に蹴りをかまして一発退場。
さらに、茶野が相手との接触で、吐血をするほどの激しいダメージを負って、坂本との交代を余儀なくされる。

奮起すべきゲームであるはずなのに、10人の栃木に柏戦と同じように抵抗を許し、浩平のくだらないミスからボールを奪われて、2−1とされ、その後も数的優位ながら圧倒的な展開には持ち込めない。決定機を外し続け、ロスタイムには時間稼ぎまでする、冷や汗モノの勝利だった。

正直、後半の試合内容はあってはならないものだ。
ゲームをコントロール出来ない相変わらずの姿には、チームの幼さと、リーダーの不在を強く感じさせる。まして、10番で主将が自らミスをし、前半の2点への絡みはあるにせよ、後半の攻撃を停滞させるような消極的なプレーをしていたのでは、苦戦するのも当たり前だ。

だが、勝った事を今日はよしとしよう。
我々は、勝利がただ必要なのだ。福岡が破れ、勝ち点差は4に縮まった。まだ10試合がある。勝って勝って勝ちまくって、プレッシャーをかける以外に上に上がる方法は無い。
茶野が負傷し、またCBが緊急事態だ。イエローカード3枚累積もわんさと居る。逆境、逆境、また逆境だ。だがやるしかない。やれるはずだ。諦め悪く、泥臭く。必ず最後は俺たちが昇格するんだ。

9/25:練習見学雑感記
〜江尻監督は諦めない〜
9/25:J'sGOAL J2日記
千葉:あきらめない事が大事
9/27:サポーターは
新しいヒーローの登場を求めている
9/27:フロントは今、
共に戦っているか?

負けた事よりも、情けない試合後。

9/19・第26節・柏レイソル戦は、2-3の敗戦
得点者:谷澤(和田)、孝太(伊藤)


▽ホームで敗戦。休みの次節に福岡が勝てば、勝ち点差は7になる。状況は厳しい。
選手が揃わない中、代わりに出た選手は奮起していたと思う。しかし、メンバーの整った柏との差は大きかったと言わざるを得ない。パスサッカーを標榜しながら、相変わらずのイージーミスの多さ、それだけをとっても、同じ降格してきたチームでありながら、この一年間で積み上げて来たものの大きさを感じる。

18,000を超える両チームのサポが集まり、ゲーム内容は白熱したものだった。
負けたくない気持ちがぶつかり合い、それでもホームチームとして勝利と言う結果を残さねばならなかった。その中での敗戦。言葉にし難い焦燥もあるだろう。苛立ちもあるだろう。

しかし、超えてはいけない一線と言うものがある。
試合後、選手がゴール裏に挨拶に行ったあと、トラメガが一つ放り込まれた。主将である浩平に、何とか一言、奮い立つ言葉をサポにかけて欲しかったと言う弁明だが、どんな理由があったにせよ、ピッチサイドにモノを投げたと思われるような行為はやってはならない。

たった一人のくだらない行為が、諦めずに応援しようと言うサポ全体の気持ちに暗い影を落とす。意図がどうあれ、理解が得られる行為ではない。クラブには、毅然とした態度をとってもらいたいし、私自身も、非常に情けなく、悔しい思いだ。

チームがこう言う状況であるから、焦る気持ちはわかる。
しかし、一丸であるためには、どう言う行動をとらなければならないのか、真剣に考えるべきだ。それが出来なければ、最終節を待たずして、シーズンは終わってしまうだろう。

試合開始前から空気が良く、18,000もの人が集まった中で、最後を締められなかった。
本当に残念でならない。

最後に、もう一度。選手は良く戦った。
しかし、力不足だった事も事実だ。何故、柏との差がこうもついたのか?クラブは、真剣に考えているのだろうか。その答えが出せなければ、もう18,000もの人を動かす事は出来ないだろう。


雨中の博多の森
福岡の気迫が僅かに上回った。


9/12・第25節・アビスパ福岡戦は、1-2の敗戦
得点者:良太


▽ジェフも福岡も、死力を尽くしたゲームだった。
双方から「勝ちたい」気持ちが溢れ、豪雨の中でも見応えのある攻防が繰り広げられていた。その中で、ほんの少しだけ気持ちで上回ったのが今日は福岡だったのだろう。最後の城後のゴール。一瞬雷光が煌いた後に、ここしか無いという場所にボールが突き刺さっていた。

前半から、ゲームを上手く作ったのはジェフだった。
良太の会心の一撃で先制し、カウンターを浴びながらも最後の一線は割らせない。プラン通りの戦いだったと思う。局地戦でも、運動量でも、しっかりとした戦いが前半は出来ていた。

少し流れが変わったと思ったのは後半になってから。
福岡の攻勢を受け止めてしまう場面が目に付く。しかし、それも恐らくプランから大きく外れてはいなかったろう。福岡の攻勢をいなし、カウンターを逆に仕掛ける。いくつか掴んだ決定機を決められていさえすれば、福岡に止めを刺すことが出来たはず、だった。

交代でも先手は打ったが、2点目が決まらなかった事で、ゲームは一点勝負の戦いになった。
終盤、福岡の運動量が落ちない。若さゆえか、ホームの空気がそうさせているのか。福岡には、かつてJ2から上がったばかりの頃の川崎のような、遠目からでも撃ってくる積極性が備わっていた。ジェフは良く耐えていたが、セットプレー崩れから同点に追い付かれ、さらに城後に決勝点を許す。

勝利した福岡は、まるで昇格を決めたかのようだった。
地面に仰向けになるジェフの選手たち。ようやく、選手にも指導陣にもフロントにも、現実的な危機感と言うものが身に染みただろうか。

心を焼くような焦燥感、上がれなかった時の事を考えてしまう、焦り、戸惑い、不安。
色々なものがごちゃ混ぜになって、ジェフに関わる人達の心に、この敗戦は圧し掛かるだろう。

しかし、ある意味、今日こそがJ1昇格へのスタートになる日だ。
これまでのジェフは温過ぎだった。いくら訴えても、それがフロントに伝わる事は無かった。
4位に落ちたと言う現実。もう「6敗目」を喫したと言う現実。もう補強も出来ないと言う現実。
ここまで落ちて、初めてこのクラブは危機感を体感するのだろう。
誰も助けてはくれない。自分達が戦うしかない。

4位転落。しかし、シーズンはまだ残っている。
J1に上がる為に。サポも含めた総力戦はこれからだ。


勝利を呼び込んだ2つの要素。
撃つ浩平と、追うネット。


8/28・第24節・ファジアーノ岡山戦は、4-0の勝利
得点者:工藤(太田)、ネット、村井(ネット)、勇人


▽アウェイでの屈辱的な敗戦を払拭するには、物足りないが、試合内容としては圧勝と言って良い内容だった。監督のコメントにもあった通り、茶野の負傷退場の後に落ち着きの無い時間帯があったが、そこを凌いだ後は、ほとんどジェフのペースと言って良い。

数年前まで、鴨川やら中電坂やら、地域リーグで戦っていたチーム。
情けなくも、今年、フィールドは同じになってしまったが、まだ差があると言うことを見せ付けなくては。

勝利の要因としては、もちろん全体のプレス・運動量が相手を上回ったと言うことがある。
その上で、2つ挙げたいのは、前半シュート3本を固め撃った浩平と、猛烈なプレスで岡山のDF陣に息つく暇を与えなかったネットだ。特に浩平は、これまでサポの間からも再三再四、シュートを撃てる場面で撃たない、怖さの無い10番だと言われ続けてきたが、この日は積極的に序盤からシュートを狙っていた。
子供が産まれ、期するものもあったのだろうが、この日の積極性を、今後も維持して欲しいものだ。後半は、いつもの浩平に戻っていてしまったように思うので、次の試合でのプレーを注目して見たい。

また、ネットは、沈滞するゲームの流れを動かした、2点目のミスを突いたシュート。さらに、村井のゴールに繋げた、チェイシングからのボール奪取と、前線で八面六臂の戦いを見せていた。だいぶ落ち着いてきたが、彼もゲームに寄って波がある。1年が過ぎ、だいぶ日本にも慣れてきたようだし、良い所をもっと見せて欲しいところだ。サポの声援で褒められて伸びるところがあるので、スタンドも彼を乗せて行きたい。
ただ、イエローの累積が既に3枚目。次に4枚貯まれば、2試合の出場停止。何とか、福岡・柏の2試合は、耐え切って出場してもらいたい。今のジェフには、彼の替えが居ない。

そして、重要なのは、2週間後の福岡戦だ。
眼下の敵であると同時に、ここまでのアウェイでの悪い流れをなんとしても断ち切りたい。

今季のジェフは、ホームの勝利で浮かれて気が抜け、アウェイで星を落とす。
アウェイの反省と悔恨を、ホームでブツけて、また勝利して危機感を失う、その繰り返しを続けてきた。もう、上がる為には、一つも落とせない。

ただ、アウェイと言いながら、次は博多の森だ。
オールドサポーターには、ここが、ジェフサポにどう呼ばれていたかは言わずもがな、だろう。
城後、永里、中町と、イキの良い選手たちが居る福岡だが、総力戦で勝利をもぎ取りたい。まずは、運動量で、そして球際で、今季のトレーニングの成果を、この一戦に見せつけて欲しい。


試合内容も、コメントも変化無し。
実質4位転落。


8/22・第23節・FC岐阜戦は、0-1の敗戦


▽練習はしてるだろうに、どうしてこうも同じ内容のゲームになるのか。
水戸も、柏も、そしてこの岐阜も。ここまでアウェイで勝利できないと言うことは、何か対策が必要なのは明白なのに、江尻監督のコメントはまるで定型文のようで、本人も何が悪いのかまるで分かっていないようだ。コメントで謝るくらいなら、ちゃんとサポーターの前に来て、頭を下げるくらいしたらいい。

敗因の一つは、相変わらず戦術の柔軟さに欠ける事が挙げられるだろう。
それは監督しかり、選手もまたしかりだ。試合なのだから、相手が居る。その出方に対して、いくつかの想定をしなければならない。それに当てはまらなかったら、途中で修正を加える。それが、言うほど簡単じゃないのは分かるが、いくらなんでも同じ術中に嵌って星を落としすぎている。
工夫が無い。分析が結果に繋がっていない。特にこの試合は、昨年まで岐阜の米田コーチが居ながら、だ。

その上、案の定と言ってはナンだが、局地戦でも負けていた。
走り勝ち、競り勝つ事が出来なかった。正直、ジェフの選手一人分の年棒で、岐阜の選手は何人も雇えてしまうだろう。その分、技術は劣るかも知れない。けれども、彼らからは、サッカーを仕事に出来ることへの純粋な喜びが伝わってくる。一泡吹かせてやろうと言う気迫。
選手は、何故、自分達の「一歩」が届かないのか、真剣に考えるべきだ。
もっと真剣であるならば、こうも毎試合、失点に繋がる凡ミスは起こらないはずだ。

状況はますます困難を極めるが、もはや対策は打てない。
金銭的な余裕が無いのは重々分かるが、これも、どうしてそう言う状況になったのか?シーズン途中で軌道修正が行えるだけのバッファが設けられなかったのは何故か?
現状の責任の所在は何処にあり、何を変えるべきなのか。それらを分析して、突き詰めて行かなくてはならない。

せめて、この厳しい状況を、今後への糧に変えて行かなくては。
全く意味の無い日々を過ごしている事に、我々はなってしまう。


快勝には、程遠く。

8/14・第22節・ロアッソ熊本戦は、2-0の勝利
得点者:ネット(PK)、OG


▽山口慶をドイスボランチの一角に入れ、浩平を右サイドに。そして、これまで不動の先発だった倉田を、ここ数試合のパフォーマンスの悪さからかサブに入れてゲームに臨んだ試合。
今季の開幕戦の同カードがそうだったように、我慢のゲームを強いられた。

人によって、感想の異なるゲームだったとは思う。
自分は、あわや、熊本の術中に嵌められかけた、危ないゲームだったと分析している。熊本は、徹底してジェフの隙を狙って来ていた。ゲーム前の陣地の取り方も、札幌に倣ったものだったろうし、意地でも守ってカウンターと言う図式も、ジェフの守備の脆さを研究した上でのことだった。

札幌戦の嫌な記憶が蘇る、サポに向かって攻める前半。
同じ轍は踏むかと、選手もサポも思ってはいたのだろう。序盤から、ここ最近ではなかったほどに波状攻撃を繰り出すジェフ。しかし、最初のビッグチャンスで、深井のトラップが足元に収まらなかった事が、その後の展開を予兆していたように、攻めても攻めても点にはならない。

一歩の判断が遅く、少しずつプレーが雑で細かいミスが続く。
そして、熊本の選手も、劣勢は織り込み済みと言うように、集中したプレーで最後の一線は割らせない。守り切れば、ジェフに隙は出来る。90分間ずっと、チャンスが無いことなんてあり得ない。そう自分達に言い聞かせているような、素晴らしい守備の集中力だった。
その集中した守備の前に、ネットが、谷澤が、山口慶が沈黙していく。

前がかりになるジェフの裏を突き、カレンや宇留野が薄くなった守備を衝く。
シンプルな攻めだけに、迷いが無い。数は多くなくても、熊本が攻め込むたびに、ジェフの守備陣は容易にバタバタと慌てさせられていた。

ボランチに入った山口慶、そして福元の守備の集中が無ければ、柏戦のように少ないピンチで失点していたかも知れない。しかし、何とか今日は失点は許さず、更なる攻勢の時間帯までつなげる事が出来た。

先制点はネットのPK。そのネットが痛んだ後は、青木孝太の1トップが相変わらず機能せずに苦しんだが、何とか駄目押し点をOGとは言え奪って、勝ちきることが出来た。
ゲームを通じて言えば、熊本の時間帯は少なく、彼らの勝機は少なかった。だが、戦術の徹底と言う意味では、彼らが勝っていたとも思う。

反対にジェフは、お世辞にも快勝とはいえない。
ここ2試合、優勢であっても流れの中からの得点は皆無であり、幸運も相まって何とか勝ち点を稼いでいる状態。
勝利と言う結果は、もちろん評価するが、この試合も含め16戦12勝のノルマの一つに勝ったに過ぎない。

W杯中断から、補強に動いていたクラブだが、結局、選手の獲得は出来なかった。
「必要なら獲得」とは言いながらも、現状の数字でも「補強を不必要」と考えとは、まさか思いたくない。単に必要性は意識しながらも、交渉を成立させられなかっただけの事だろう。
最終節まで、応援し、戦いきる準備は出来ている。しかし、昇格に向け、最善を尽くさなかった事も自分は忘れない。


大勝でも、得られる勝ち点は変わらない。
次節・鳥栖、次々節・熊本を沈めて、追撃体制をとれ。


7/31・第20節・大分トリニータ戦は、5-0の大勝
得点者:谷澤(ネット)、深井(工藤)、ネット(福元)、谷澤(ネット)、ネット(深井)


▽攻撃陣の復調。ネットの爆発。谷澤の2得点、深井のバイシクル、伊藤大介の鮮やかなスルーパス。それぞれ、素晴らしい輝きだった。
だが、大勝の余韻に浸るのは、当日だけで十分だ。ただの一勝で、勝ち点が3より多く入ることも無ければ、これまで失った勝ち点が戻る訳でも無いのだから。我々は、当たり前のように勝ち続け無ければ、上に上がる事は出来ないのだから。

大勝の要因は、大分が引かなかった事に尽きる。
大分は、失点しても守りを固めようとしなかった。
攻めを試みる大分の裏を突いて、面白いように攻撃がはまった。しかし、一方で点差は突いたが、あわやのピンチが多かった事も事実だ。そこを、もっと厳しく突き詰めるべきだ。
特に、全く防波堤的な役割の出来なかった、中盤の底の守備は、何らかのテコ入れが必要だろう。

次節は、鳥栖。その次は熊本。
すぐ下のチームとの直接対決になる。下位からすれば、柏・甲府を捉えるには勝ち点が離れすぎ、とにかくジェフの足元をすくうしか、昇格は望めない。その執念たるや、いかほどのものか、今から覚悟をすべきだろう。それだけに、勝てば彼らの心はかなり挫ける。そう言うギリギリな戦いが、これからは待っている。

昇格の為に、クラブからは具体的な「次の一手」は未だに無い。
移籍ウィンドウは、8/13まで。それを過ぎれば、何も手は打てなくなる。
フロントは、自らの役割を果たし、やるべき事をやれるのか。試合結果と同時に、フロントの動きも、この二週間、注視したい。


▽それにしても巻のセレモニー。
非常に盛大で素晴らしいものだった。
これまでありがとうと言う感謝の念と共に、ロシアでの活躍を心から祈りたい。

しかしながら、この移籍話が出てから一連の報道はお粗末なものだった。
そして、残念ながらサポも、それに踊らされてしまったように思う。4年前の一件をはじめ、マスコミと言うものが、どう言う視点で記事を書くのか痛いほどに分かっていたはずでは無かったろうか。

移籍報道のマスコミへの漏れ方には、相変わらずクラブの脇の甘さを感じるが、移籍自体は非常に妥当なものだったと思う。
「戦力外」といわれたが、そうであったとしてもこの一年の成績と年棒のバランスを考えれば、さもありなんとは思う。そして半年前の通知であり、代理人を通じての移籍交渉。クラブ間交渉。
後進に道を譲る時が来た。
プロとして、ごくごく当たり前の事では無いだろうか。

巻の7/27の会見の際に社長も述べていたが、誰がジェフを一番に愛していると言うのは、愚問であると思う。それならば、昨年の東美やタツだって、ジェフを愛してくれていただろうし、プロとしてクラブの決定を受け入れて、チームを去った。そして、過去にもジェフに居続けたいと思いながら、それが叶わなかった選手もたくさん居た。
それを差し置いて、この質問に何の意味があるというのだ。

だから、我々は単純に巻の言葉の通り受け止めればいいのだ。
マスコミは時には真実も言うだろう。しかし、過剰に煽りに乗る必要は無い。この日フクアリで、巻の言葉を聞き、彼の姿を目にしたのなら、それで十分だと思う。

かつてジェフには、巻と言う下手糞だけど、諦めない、不器用で、愚直な、サポに愛されたストライカーがいた。それが全てだ。


ユナパ、AM2:00。
遂に、真に心火ある言葉は耳に出来ず。
結果のみが、説得力だ。


7/18・第18節・コンサドーレ札幌戦は、0-3の敗戦


▽試合終了から3時間半。
ようやくユナパで始まったクラブとの話し合いは、残念ながら本当の意味で腹を割った話し合いとはならなかった。聞きたかったのは、現状をどのように認識し、認識した問題にどうのようにどのように対処し、それをどのように全うするか。そして、自らに課せられた職責をどのように果たすのか。それを、自らの言葉で語りかけて欲しかった。

言葉に魂が篭っているかは、面と向かって話せば分かる。
10年前の姉崎と違い、今日のユナパは、それが感じ取れなかった。
納得は出来なかった。
だから、結果でしか判断できない。

果たして、危機感は共有できたのだろうか。
それすらも今日は定かではない。

一年前と同じように、危機感を持てないままに、最悪の事態に陥ってしまうのではないだろうか?
我々は応援する事しか出来ない。だが、いつまでも無償の愛を注ぎ続けられると安易に思わないで欲しい。坂道を転げ落ちるように過ぎたこの4年間。
それでも「まだ」と言い続けるつもりなのか。

→内容が重複しますが、昨日の出来事についての補足です。


伊藤大介、初陣を飾る。

7/3・PSM
・鹿島アントラーズ戦は、1-0の勝利
得点者:大介(ネット)


▽オリヴェイラ監督の言うとおり、所詮は調整試合。
にも関わらず、ベストメンバーをぶつけて来てくれた鹿島にまずは感謝したいところだ。ウチの選手たちにとっては、あのメンバーを見るだけでも、この上なくモチベーションを高める事になっただろう。

韓国と、館山のキャンプを経て、必ずしも選手のコンディションは十分でなかったのだろう。
中断前とは若干異なるメンバーでこのゲームに臨んだジェフ。最も大きな変化は、これまで不動であった主将の浩平を外し、そこに新人の伊藤大介を起用したことだった。

館山キャンプ明けで、疲労による動きの悪さが心配されたが、動きは思いのほか軽快だった。むしろ、鹿島の方に普段のようなキレを感じない。出足で勝るジェフが、シュートまでは至らないものの、鹿島陣内でボールをキープする。
とはいえ、動きが悪いとは言え、鹿島は鹿島。プレーの正確性や、一発でチャンスを作る意外性は、正直、大きな差がある。いい流れ、そう思っても、次の瞬間には決定機を作られる。前線には、マルキとコオロキ。決定力は当然あるはず・・・だったが、どう言うわけか、今日はこの二人がブレーキになってシュートが決まらない。
コオロキが、最初の決定機をポストに嫌われて、流れがジェフに来たようだった。

ジェフは、運動量をキープしながら、サイドバックの攻め上がりを引き出して、ゴールを狙う。中盤、ディフェンス共に、集中してよく守れていた。
徐々にお互いがギアを入れ始めたところで、大介の先制点が決まる。サイドからではなく、中央。細かいパス交換から、最後はネットの落としに飛び出した大介が、ゴール右に冷静にボールを流し込んだ。

なかなか調子の上がらない鹿島。
決まらないシュートに、マルキも頭を抱える。そのまま、リードして前半は終える事が出来た。

後半に入り、15分までは、メンバーも展開も大きく変わらない状態が続く。
鹿島の決定機は相変わらず入らず、ジェフもカウンターからチャンスを作るが、こちらもまた決める事が出来ない。
15分過ぎからは、PSMらしく、激しいメンバー交代で、両チーム共に段々と穴が出来始め、そう言うシーンも多くなった。決定機で言えば、鹿島が5つ、ジェフが4つと言うところだっただろうか?決めてなく、時間が過ぎるが、普段よりも多く使える交代枠のおかげもあって、運動量はさほど落ちない。

鹿島の調子は最後まで上がらず、久々の「大脱走」が響く中、リーグ戦でもなかなか勝てない鹿島に勝利を収める事が出来た。
体力的に厳しいキャンプを負え、結果が出なければ、トレーニングも半信半疑になってしまうところ、PSMとは言え、勝利と言う結果が出たのは何よりだった。しかも、大介のゴールと言うオマケまでついたのだから。

合宿で得られた成果が、この日見せた運動量をベースにした連携ならば、いいキャンプが送れたという事なのではないだろうか。
鹿島相手に12本と言うシュートは決して少なくも無いだろう。シュートで終わる意識も、普段よりは高くなっているようだった。

しかし、 冒頭のオリヴェイラ監督の言うとおり、調整試合は調整試合。
勝点が得られるものでもない。この試合の結果を3つ求めるならば、キャンプでやってきた事へ自信、新勢力の台頭、そしてそれによる浩平を始めとした各選手の危機感だろう。
本番は2週間後。問題は、そこで何が出来るか、だ。


総力戦も、勝ち切る力が無い。

第17節・ヴァンフォーレ甲府戦は、2-2の引き分け
得点者:倉田、良太(和田)


▽今あるジェフの力を絞り尽くした総力戦であったと思う。
試合後の拍手は妥当だろう。
しかしながら、頑張っても今日のこの内容と結果が精一杯と言うところに、限界もまた感じざるを得なかった。昇格と言う目標。薄皮一枚で、何とか3位をキープする苦しい状況。

ジェフはJ2を圧倒できるような力は無い。
それでも圧倒したいのなら、これでもかと言うくらいの補強をさらに重ねて、現状を打開するしかない。

残念ながら、望む結果を得られなかった原因を、気合だ何だ「ばかり」に、選手も監督も求めていては、成長は無い。気合ももちろん大切だ。しかし、敵はもっとしたたかだ。ジェフの目指すサッカーを研究し、しっかりと対策を練って、アップセットを狙ってくる。そう言う相手に、馬鹿正直に目指すサッカーを90分間押し通そうとすれば、墓穴を掘るのは当然だ。
やりたいサッカーがあるのなら、やれる時間を増やす為に、相手をどうコントロールすべきかをもっと考えるべきだろう。今のジェフは、正直、相手にとって与し易い。

今日の試合、ゲームの入りは悪くなかった。
水戸戦のアウェイの惨敗が相当なトラウマになったのか、エジさんが相当なハッパをかけたのだろう。前線、中盤からのプレス、遠目からのシュートの意識。前にボールを蹴る意識は、これまでに無い積極性のあるものだった。

首尾よく先制点が奪えれば、その流れのままでも良かったのだろう。
しかし、攻めども点が入らない悪循環。巻のシュートもサイドネット。
逆に甲府は、前半、後半共に、ジェフのミスと意表を衝くシュートで2点のリードを奪う。

ただ、2点差となって、むしろ負ける気はしなくなった。
早い段階で2点差となり、戦力的に不安もある今日の甲府が、攻め続けるとも思えなかった。絶対に守りに入る。そうなれば、主力の何人かを欠く甲府のDF陣が、30分間もジェフの捨身の攻撃を受け止め切れるはずが無い、そう思ったからだ。

案の定、総攻撃モードに入ったジェフが、谷澤、孝太、ネットと次々にカードを切り、倉田、良太がその攻撃の流れのままに、力づくでゴールをこじ開ける。流れは完全にジェフだったが、GK荻の負傷もあって、総攻撃の流れのままに逆転とはいかず。
あと一歩、いま一歩の力があれば・・・。

悔しくて仕方が無い。

しかし、もっと残念だったのは、ジェフが力を出し切っただろう試合で、結果を出せなかった事だ。選手、監督含め、今日のこれが限界だと示しているようなもの。
そして、冒頭の文章へと繋がる。今の力で足り無いのなら、何かを変えるつもりが無いのなら、戦力を上積みするしかない。この中断期間を、生かすか、殺すか。ジェフが1年でJ1に戻れるか。本当に正念場の1ヶ月だ。


成長無き、敗戦。
最初から走れないのなら、
「走りきる」なんて、スローガンは下ろすべき。


第15節・水戸ホーリーホック戦は、0-1の敗戦


▽文字を連ねても、数節前のリピートになるから。
敢えてレポートは書きませんよ。

成長しませんね。選手も監督も。
これが俺たちのサッカーだと言うものが見えてこない。
黄色いスタンドを見て、気力が湧かないのなら、ピッチに立つべきじゃない。

ともかく、中断前のデッドライン。
3敗目を喫しました。
間もなく中断。ここまで15節の戦いぶり、冷静に評価すべき時では無いでしょうか。


孝太。ストライカーの意地。

第14節・東京ヴェルディ戦は、2-1の勝利
得点者:山口(孝太)、孝太(工藤)


▽オリ10同士の戦い。
17年と言う月日。両チーム共、「今」を想像できたとは思えない。選手が変わり、クラブが如何に変わろうとも、ジェフはジェフで、ヴェルディはヴェルディだ。あの緑のユニには敬意を覚える。

久々に相見えるヴェルディは、少し前よりもよりヴェルディらしく、サポーターにも一本の筋が通ったように、清々しいものを感じた。クラブをとりまく、厳しい状況はこちらの耳にも届いている。ただ、その厳しさがクラブを強くしているようにも感じた。

ここまで互いに5戦負けなし。
正面から組み合った前半は、相も変わらずスロースタートなジェフに対して、ヴェルディが主導権を握った。技術力ではヴェルディが上。営々脈々と息づく、ヨミウリの血か、随所に「技」の巧みさを感じる。高木兄弟と言う若い力に、平本と言うストライカー。
そこにシンプルに繋ぐ攻めは、今日のジェフのDFにとってなかなか脅威だった。

そのヴェルディの力に対抗したのは、出番を失っていた選手達だった。
中盤の底に入った、慶。今季初出場になった、良太に和田。特に和田は、古巣を相手に気合も十分。強烈なミドルでポストを強襲し、フクアリを湧かせる。

拮抗した展開の中、先制点はヴェルディ。
これは相手を褒めるしか無いだろう。高木俊幸のFK。素晴らしい弾道だった。
前半は、0−1。

迎えた後半、流れを引き戻したのは、これも出番に餓えていた孝太だった。
ネットに代え、早い時間に投入されると、これまでのうっぷんをブツけるかのように、走りまくる。だが、1トップと言うポジション。なかなか前にスペースは生まれない。

それでも19分、身体をギリギリまで伸ばしたポストが、慶のファインゴールを生む。
移籍後、慶の初ゴール。ゲームを振り出しに戻す。
そして、40分青木孝太コールが響く中、何故かボールが孝太の足元にこぼれる。冷静に股を抜いたボールが、フクアリを歓喜の渦に包む。

孝太、慶、和田、良太。
俺たちも言うんだという叫びが、孝太のゴールに集約されていた。

その力を引き出した江尻監督の采配も含め、インターバルを挟んだ重要な一戦を総力戦で掴んだ事は大きい。ミルジの期間まで、残り3試合。ここが正念場だ。


連戦の疲れ?
それをマネジメントするのが指揮官の役割だろう。
5連戦で、勝ち点11。
落とした4つの勝ち点を「こんなもの」と片付けるな。
指揮官の温さは、すぐにチームに伝播するぞ。


第12節・アビスパ福岡戦は、1-1の引き分け
得点者:勇人


▽運動量乏しく、判断力はいまだに鈍い。
5連戦の最終戦、たとえデーゲームの暑さに曝されても、ここは12,000のジェフサポの居るホームフクアリだ。走れないなら、始めから試合に出すな。戦える奴だけがピッチに立てば、それでいい。

試合後の監督コメント。
負けなかったことに安堵し、こんなものかと思うのならば、それは12,000サポーターの期待をどう捉えていたのかと言う事になる。甘えていないか?エジさん。サポは、もっと厳しい視線で貴方を見ている。選手の江尻ではなく、監督の江尻として。

連戦。状況は厳しかったろう。
しかし、その中でも戦えるメンバーを選び、勝てる戦術を吹き込むのが指揮官の役割だ。勝てなかったことは仕方ない。しかし、勝つためにもっと出来る事があったと、悔しがり、厳しくあろうじゃないか。

前半から選手の動きは鈍かった。
中盤で後手を踏み、福岡の決定力不足に助けられたシーンが多数。
なぜならば、マイボールになっても、誰も動こうとしないからだ。ボールを受ける為に、動き回る選手がいない。アレックスをDFに下げたら、途端にそうなるなんて、普段の反復練習が足らな過ぎる。
「俺がやってやろう」と言う気持ちが、ピッチの選手から伝わらなかった。

その最たるものが、後半の浩平のチャンスだ。
これで、何度目だろうか?
浩平。その10番とキャプテンマークはそんなに軽く無いぞ。その番号は、リティやマキや、ヨンスがそうだったように、このチームで一番スペシャルな選手なんだと言うことを表すもの。この屈辱に塗れた2部から一刻も早く抜け出るには、お前が撃ち、お前が試合を決め、お前がこのチームを引っ張らなけりゃならんと何故分からん。

巻も、坂本もピッチに居ないんだ。
出戻りの選手たちに、今のチームの中心はオレなんだ、見れば分かるだろうと見せつけてやれ。いつまでもユースの三男坊根性が抜けないなら、10番とキャプテンマークを返上しろ。オレは、お前のゴールが見たくて見たくてしょうがないんだ。

このゲーム、勝つためには全員、力が足らなかった。
引き分けが妥当な結果だろう。
しかし、ここはホームだ。
ならば、意地でも勝つという気概を見せろ。浩平、お前が引っ張らずして誰が引っ張る?
これ以上、失望させるな。結果で見せ付けろ、キャプテン・浩平。


フクアリが呼び込んだ“THE WORLD”

第11節・カターレ富山戦は、2-1の勝利
得点者:ネット(ミリガン)、谷澤


▽谷澤には、劇的なゴールがよく似合う。
フクアリの大声援を巻き込んだ「THE WORLD」は、窮地に陥ったチームを、一瞬にして歓喜の渦へと誘った。最高の瞬間だ。

富山を迎えて戦った一戦。
選手の身体に重さは感じたが、ゲームの入りは悪くなかった。ある程度自由にボールが持て、前線までボールが運べる。圧倒的にポゼッションを保ち、櫛野の出番もほとんど無い展開。だが、それにも拘らず試合は時間と共に膠着の様相を見せていく。

富山に、「ボールを持たされているような」、相手の策にズブズブとハマリ行くような感覚。
事実、富山はJFL時代から変わらずに実に実直に守備をするチームだった。こう言う真面目なチームにジェフは弱い。局面での厳しい当たり、2人3人で囲みに来る徹底された守備網。その中心には“近畿の壁”金明輝がいて、ネットをイラつかせつつ、シュートは打たせてもコースは切る守備で、守護神中川が皮一枚でシュートを防いでいく。
ゲームの流れは、徐々に富山だった。

それが決定的になったのは、PKでの失点場面。
仕方が無いでは済ませられないミス。このまま、逃げ切られるかと、焦りが募る。

次々に切られる交代のカード。谷澤、孝太、太田。
フレッシュな機動力と、個の打開力が、じわりと富山の守備陣にプレッシャーをかける。

引き分けのよぎる85分。ネットのバイシクルが突き刺さる。
スイッチが入ったフクアリは、狂ったように黄色い声援のうねりを作り出す。波状攻撃が、ボディーブローのように、富山の固めた守備を引き剥がし、最後は「THE WORLD」が止めを刺した。

決して内容で褒められる戦いでは無い。
草津戦同様、勝利だけを切り取って浮かれる事は出来ない。それでも、サポも含めての総力戦の末に、苦しい試合をモノにするのは、大きな自信にも繋がる。
浮かれてはいないことは、9日のゲームで見せつけてくれれば良い。

この勝利を価値あるものにするために。
この日の空気を、9日も1人1人が作り出す努力をしなくては。


2-0を無難に守り抜く。

第10節・大分トリニータ戦は、2-0の勝利
得点者:アレックス(ネット)、アレックス


▽真っ向勝負を仕掛けてきた大分。
ただ、序盤戦でTV観戦した時のような、小気味よい攻撃のリズムを大分から感じたのは、ほんの数分間だけだったように思う。ここのところ、パスを繋いで、正面から戦ってくれるチームが少なかっただけに、思いの外、やり易そうに前半からジェフの選手たちは動き回っていた。

その中で奪ったアレックスの2得点。
大分の意気を消沈させるには、十分な2発だった。

前がかりにならざるを得ない大分。
ここで、さらに攻め立てたのなら、さらに点を奪えたのではないかとも思う。ただ、後半の頭からネットから巻への交代。ネットは1枚イエローを貰っていたし、それにも増して江尻監督の巻への期待の大きさは痛いほどに感じる。
前節、栃木戦での幻の一発。巻の動き自体は、かなりキレが戻りつつある。本人にとって悔しい状況だろうが、これまで酷使され続けてきた身体にキレが戻るには、時間が必要なのだと思う。動きが戻りつつある中、故郷・九州でのゲーム。とにかく、巻に一発を。そう言う思いもあったのだろう。

しかし、後半は、非常にゲーム運びが慎重だった。
無理する必要が無い中。倉田、アレックスと点に繋げなければならないプレーはあった。しかし、巻へのチャンスはほとんど無かった。アレックスに繋がりそうな、彼らしくない、良いパスはあったが。。。苦しい時間が続く。

守備陣では、福元が今季初出場。
怪我の茶野の穴をしっかりと埋めた。懸案のCBに、頼もしい存在が戻ってきてくれたのは、心強い限りだ。危ないシーンも後半あったが、完封は何より。
次は、ホームに富山を迎えるが、黒部&苔口の元ジェフの2人を、しっかり止めて欲しいところだ。


気迫負け。
またも、アップセットを狙う気概に屈す 。


第9節・栃木SC戦は、2-2の引き分け
得点者:茶野(FK中後)、倉田


なんつーか。
ピッチが悪い意味で狭く感じるのですよ。


第8節・岐阜戦は、2-0の勝利
得点者:アレックス(倉田)、ネット(直接FK)


▽勝利したのは結構な事なんだけど。

なんつーか、悪い意味でピッチが狭く感じるんですよ。
ダイナミズムが無いというか、全員が近眼になっちゃって、近くしか見えていないというか。そう、そもそも、あんまし選手が動いて無い、だから出しどころも無いし。

ごちゃごちゃ、ごちゃごちゃ。
狭いところばっかり見てて、無理からに繋ごうとして、案の定ミスする。と言うか、あんな狭いところを高確率で繋げるチーム、世界でもそうそうないでしょ?狭いところに相手を寄せておいて、それをあざ笑うかのように、一気に逆サイドへ展開!とか出来ないものかなーと思いながら見てましたよ。

サイドチェンジは視野の広さと技術が必要なのは良く分かるけど。
もう少し、ピッチを広く使ってやれば、相手も追っかけるので無駄なスタミナも使うだろうし、もう少し戦いの幅も広がる。シュートチャンスも拡がるはずなのだけど。。。

まぁ、とはいえ。
倉田の突破と、ネットの強烈なFKは良かった!
特にネットの一撃は、エドを思い出した。無回転で、ボールも変化したし、お金を払って見るに相応しい点。これが年に2〜3回見れればいいんだけど。

中後もようやくゲームに出て、良いミドルも打ったし、巻も復調傾向だし。
勝利を糧にして頑張ってもらいますか。

・・・しかし、試合が終わった時に、「走りきって」いたのは、確実に岐阜の選手たち。身体を投げ出してのクリア、球際の激しさ、足が吊るまで走る姿勢。
去年秋の敗戦から、約半年。勝つには勝ったけど、よっぽどジェフは頑張らないと。岐阜との差、やっぱりそんなに無かった。次こそ、敵地で力の差を見せつけなくては。


反省の言葉も、所詮は喉元。
昇格は風前の灯火。
喫水線の2敗目。


第7節・岡山戦は、1-2の敗戦
得点者:ネット


▽野本が岡山に居る事もあり、たぶん少しは周りより岡山の力を分かっていたつもりだった。
それだけに、この結果はショックだ。正直、まだ力の差はあると思っていた。
一昨年までは、JFLに居たチーム。その前は地域リーグだ。
だが、そんな事は関係なかった。気合で埋められる程度にしか、ジェフと岡山の差は開いていなかったのだ。

敗戦の言い訳を何に求められるだろう?
選手層?クラブの規模?施設の充実度?外国籍選手の有無?寄せ集めか否か?チームの熟成度?監督の任期の長短?

どれも当てはまらない。
ならば、この日試合に臨んだ選手たちの、姿勢にこの結果を求めるしかない。
監督が誰であろうと。どんなフォーメーションであろうと。相手に負けない、強い気持ちを持って臨んで居たならば、この結果にはならなかったはずだ。

「舐めてかかっていたんだろう?」
去年、岐阜とやったときのように。今年、徳島とやったときのように。
これまで散々、辛酸を舐めてきた天皇杯で「格下」とやって、敗れてきたその時のように。

負けて数日は、反省する。
でも、その後は喉元だ。じきに、きれいサッパリ忘れて、戦う気持ちを失い、同じ結果を並べて、うわべだけの反省を繰り返す。そうして後に残るのは、取り返しのつかない、現実。取り返しのつかない結果。戻らない時間だけだ。

2敗目。
ワールドカップ前の中断期間までに、ここまでしか負けられないとクラブが示した2敗目は、7節でやって来た。もはや、昇格に向け危機的な状況に陥った。監督云々じゃない。選手が、こんな温い気持ちで居続けるなら、結果はついてこない。

残酷な結果?
いや、至極「妥当」な「昇格失敗」と言う現実は、このままではすぐにやってくる。


倉田秋の積極性に救われた試合。
その積極性が、全員に欲しい。


第6節横浜FC戦は、4-0の勝利
得点者:倉田、倉田、工藤、勇人


▽終わってみれば、4-0の快勝。
ホーム側のゴールに突き刺した3発は、いずれも爽快な一撃で、試合後の倉田・谷澤のパフォーマンスと合わせて、久々にホームを満喫できた一戦だった。

これまでの試合以上に一人一人の積極性が増したからこそ、結果が出たのだとは思う。
その中でもこの日のMVPは、やはり倉田をおいて他には居ないだろう。1点目を奪った、ボールへの執念。2点目をはじめとする、シュートシーンで迷わない積極性は、これまでのチームに欠けていたもので、サポが選手に求めている姿勢を体現しているとも言えるだろう。

先制点を挙げるまでは、ゲーム内容にはそれほど差は無かった。
横浜もこれまでの対戦相手と同様、中盤での勝負を避けて、ロングボールを多用して
きた結果、なかなかジェフはペースを掴めなかった。それに、マイボールになっても、狭いエリアで繋ぎすぎたり、判断が遅いのは相変わらずで、停滞感は否めなかった。

それを打ち破ったのが倉田の2発。
願わくば、彼の積極性が、チームメイトに伝播して欲しいものだ。
サポは、シュートを撃つ、「カッコイイ」選手たちの応援がしたいと願っている。

また、江尻監督も絶賛していた谷澤の復調は嬉しいことだ。
彼もまた、勝負をする姿勢を存分に見せた。点にはならなかったが、交代直後のドリブルシュート。ああ言うプレーがあるからこそ、パスワークだって生きて来る。
「どうせパスするんだろ?」と相手がタカを括ってるプレーじゃ、なかなか点は奪えない。彼のような意外性が、チームのコンセプトであるパスワークを生かすことにもなる。
これまでウェイトオーバーにも思えていた谷澤。ようやくこれから本領発揮か。

反面、残念だったのは、巻をどう活かしたいかが見えなかったこと。
クロスが入るでもなく、交代出場から試合終了まで、効果的に巻を使ったプレーが見えなかった。ネットにはネットの。巻には巻の良さがある。巻にとっては悔しい時期、悔しいゲームだったかも知れないが、どうやれば自身が活きるのかも、悩みぬいて導き出して欲しいし、監督も巻が出た後のプレーをどうするのか、選手に意思統一させて欲しい。

4-0だったが、バーに助けられたシーンも複数回あったし、点差ほど完勝だったか、目指すコンセプトが完遂できたかと聞かれれば、まだまだ。
これからは、順位が下のチームとの対戦が続く。まず結果。そして内容。
油断せずに、戦い抜いてもらいたい。

・・・次節は岡山。
野本。本意ならずJ2での対戦だが、ジェフにどう立ち向かう?
成長した姿を楽しみにしているぞ。


絡んだ糸はそのままに、
力づくで寄り切ったような試合。


第5節ギラヴァンツ北九州戦は、3-0の勝利
得点者:ネット(勇人)、倉田、アレックス(勇人)


▽今回は自宅観戦。
試合前、仙台vs鹿島の一戦を観ながら、中継の開始を待つ。観始めた時には、既に仙台が一点をリードし、さらにマルキが退場した状態。しかし、それにしても、昨年までJ2だった仙台が、過去にも見た事が無いように、活き活きと駆けていたし、どこからでもシュートを撃ってやろうと言う、歯切れの良さを持ったチームに変わっていて驚いた。

もちろん、鹿島も10人ながらにも、鋭い反撃を見せる。一つ一つのパスの速さ、シュートまでの意識の連動性、プレーの正確さ。「ああ、Jとは言え、プロは普通『こう言うもの』だよな」と改めて見せ付けられて悔しくなる。

翻って、我がチームはどうだ?
ようやく正当な競争が見え始め、J2と言う舞台の難しさが身に染みて分かり始めたこの一ヶ月。相手は昨年のJFL4位チーム、我々は昨年のJ1最下位。

たしかに、これまでの試合に比べれば、主導権を握る時間は長かった。
ただ、パスは相変わらず「パスを回す事」が目的となっているような、わざわざ細かいところで渋滞するようなパス回し。逆サイドが空いているのに、そこを使う選手が居ない。
2点目から、3点目が遠く。その先が続かない。
徐々に運動量が落ち、パスが雑になる。ダメを押そうと言う迫力が無い。
今日のシュートは結局10本。過去4試合の平均よりも少ない。
そう言う攻撃で、今日も終わってしまったのだ。

守りも、何故か相手をフリーにしてしまう。
かからない中盤のフィルター。囲いに行くスピードがまだまだ緩く、相手がプレスをかわせてしまう。危ないところに駆け込む選手を、全然ケアできていない。相手がマルキなら、そこまでいかなくても大黒なら。果たしてどれだけ失点に繋がっていたか。

勝利は何にも勝る良薬。
しかし、必要なのは一つの勝利への一喜一憂ではない。
結果だけ見て、自分達の足りていないものから目を逸らすのでは、目標には近づけない。
自分達の今がどういう立ち位置なのか、去年よりもレベルアップ出来ているのか。もっと危機感を持たなくては。一足飛びに成長できない事はわかる。しかし、もっと貪欲に、もっと走り、もっとシュートを。こう言うゲームでも、最後にバタバタ倒れるぐらい、やりきってくれ。
そうでなければ、その先は無い。

この日、北九州までかけつけたサポのためにも。


苦しい勝利を良薬とする為に。

第4節ザスパ草津戦は、2-1の勝利
得点者:孝太(ネット)、アレックス(直接FK)


「ようやくか。」
ロスタイム、アレックスのFKがネットを揺らしても、大喜びとはいかない自分が居た。

結構、ショッキングなゲームだった。
前節の内容、結果を受けて、大きく変更されたスタメン。前線には巻に変わってネット。さらに一列上げたアレックスと倉田が組み、左翼には渡邊。外国籍メンバーが揃い踏みとなり、メンバー的には、面白い、期待が
持てる、そう言う感想だったサポも多かったと思う。

しかし、ある程度攻め込みながらも、閉塞感を打開できない展開に、焦りと苛立ちは募るばかりだった。
「なんで、狭いところでごちゃごちゃやっているのか」
「なんで、シュートで終われないのか」
頭を巡る、閉塞感への不満が、口をついて溢れそうになる。

草津がある程度守りを念頭に置いていたのはあるだろう。
それによってスペースが少なくなるのも分かる。けれど、相変わらずジェフの選手達の運動量はなかなか上がらず、判断のスピードも上がらない。ごちゃごちゃっとしたエリアから、逆サイドに開く工夫も少なく、ちばぎんカップでは見られたような、「追い越す動き」もなりを潜めている。

じりじりとした焦り。それがスタンドまで伝わってくる。
挙句、またもセットプレーで相手をフリーにし(それも二人も)、広山と戸田のラインで喰らう「お礼参り」。「またか」と言う苦々しい思い。


点が獲れる気配はほとんど無かったが、その苦境を打破したのは孝太だった。
岡山帰りの俊英の久々の出場にスタンドは沸き立つ。その彼が、ワンチャンスで仕事をしてみせる。坂本からのロングボールを、巻→ネットと頭で繋いで、抜け出した孝太が左足を振り抜く!刹那、ニアを衝いた鋭い一撃がネットを揺らす。
息を吹き返すスタンド。しかしまだ同点。

ようやく、動きの出てきたジェフは波状攻撃を仕掛ける。
草津も、すんでのところで必死の守り。それを打ち破った最後のアレックスの一振り。
冷や汗モノだったが、内容よりも何よりも大事な「勝ち点3」は苦労の末に手に入った。

しかし、だ。
言いたい事は鳥栖戦の後と一緒だ。勝ちをエネルギーにして、前に進まなくちゃならない。
このままじゃJ1は無い。

もっと運動量を。もっと厳しい当たりを。シュートを、ゴールを。
倉田が決め、米倉が決め、孝太が決めたここまでの4節。これからのジェフは、彼らが担って行くべきだ。勢いのまま。これが俺の力なんだと、俺を使え、俺が結果を出すと。もっともっと主張していい。この停滞感、破るのは若い力だ。

この苦しい勝利を先に繋げる為にも。
勝利を、ただひたすらに勝利を。勝利したチームの背中に「自分達のサッカー」はついて来る。


ブーイングすら出ない、完敗。
このクラブは、何か“勘違い”をし続けている。


第3節徳島ヴォルティス戦は、1-3の敗戦
得点者:オウンゴール


▽順当な敗戦だ。
J2で地力をつけたチームが、J1から最下位で転落したチームに対し、しっかりと攻略策を練って打ち破った。ただそれだけのこと。

ジェフは、ベストメンバーで脆くも敗れ去った。出足でも、当たりでも、技術でも、戦術の徹底でも。ジェフはただ繋ぐために、パスを回し、徳島はサイドを徹底して崩し、シュートを撃つ為に、パスを回していた。
傍目にも分かり易い、アレックスの上がった「穴」は衝かれ続け、カバーリングをすべき、慶も狙いをもって潰された。巻は相変わらず孤立し、前すら向かせてもらえない。
失点を重ね、もはや戦術の欠片も無い、「ミリガン大作戦」の終盤戦。我々は、何を観に、徳島まで行ったのだろうか。呆れて、言葉が出なくなるのも当然だ。

江尻監督も、コメントで詫びるくらいなら、スタジアムでサポーターの前に来るべきだろう?
教え子だけを、矢面に立たせてどうする?エジさん。みんな、辛いんだよ。

虚栄心とでも言うのだろうか。
何かジェフは、昔は持っていた大事なものを失ってしまったように感じる。
この日、徳島が見せていた「何かやってやろう」と言う気概に溢れた戦い。「金は無くても、努力と工夫で、自らを叩き上げて強豪に立ち向かう」それがジェフのチームカラーじゃ無かったのか。今になって思うのは、オシム監督の言葉と、そのサッカーがあれほど胸に響いたのは、単に勝っていたからとか、サッカーの質が良いとか、それだけじゃなく、彼の哲学がジェフのチームカラーに見事にハマっていたからではなかったか?
「反骨心」それがジェフの力の源だった。

だが、今はどうなんだ?
スタジアムは専用になり、練習場もこの上無いほど素晴らしいものになった。
ああ確かに、そう言うハードの部分では、ジェフは「J2に居てはいけない」クラブだと言えるのだろう。

でも、どうなんだ?
大切な、スピリチュアルな部分を今のジェフは失っているんじゃないか?
臨海のガラガラのスタンドで、姉崎の荒れた狭いピッチで。ここから這い上がってやると言う気概は、今よりも鈍く輝いていたのではないか?

まるで、10年前の臨海のような徳島のスタンドで。
決して多くは無くても、声を枯らす素晴らしいサポーターたちと、開始から死力で挑みかかる徳島の選手たち。その姿に、懐かしさと、悔しさを感じたのは自分だけだろうか。


米倉の「積極性」で「停滞感」を打破。
しかし、鳥栖は内心思っているだろう。
「千葉は案外与し易い」と。


第2節サガン鳥栖戦は、2-0の勝利
得点者:米倉(工藤)、米倉(勇人)


▽「当然J1でも中堅どころでやれる(松本・鳥栖監督)」
なるほど、百戦錬磨の策士。本音のところは隠して、今は勝利の結果に安堵する若手指揮官を持ち上げる余裕があるな。そう思わせる試合後のコメントだった。

2−0の完封勝利。
確かに後半は良く攻めたし、内容も前節よりも良くはなった。しかし、手放しで褒められる内容での勝利だったかといえば、そうは思わない。

前半は、熊本戦の再現。
ジェフが今季の「強み」としようとしている「中盤」をロングボールですっとばし、前線の豊田・万代に早めに合わせて後ろを押し上げようとする鳥栖。その目論見は、ほぼ的中して、ジェフは形らしい形を作れずに、高く、深く、蹴り戻されるクリアボールを追っかける事に忙殺された。

そうした「停滞感」を見事に打ち破ったのは米倉の「積極性」。
前半から一人シュートの意欲の強かった彼が、後半開始早々の二発で鳥栖に一気にトドメを刺した。ホーム側での爽快なゴールに沸き立つスタンド。
彼の号砲を合図に、一気に攻め立てるジェフ。久々に迫力のある波状攻撃が繰り返された。だが、それでも遠い「3点目」は生まれなかった。

この間も、鳥栖がサンドバックのようにされていたかと言うと、VTRを見直すとそうでもない。反対側のゴール前での攻防は、スタジアムで見た以上に、いつ決壊してもおかしくないくらいに危ういものだった。
「どれだけフリーで打たれている」のかと。
失点しなかったのは、単に相手が決定力を欠いたからに過ぎない。
それ故に、鳥栖は「やれる」と言う感覚を強く抱いたに違いない。

存在感の大きな岸野監督が横浜FCに去り、多くの主力を抜かれた鳥栖。
チームの再構築の只中と言う事を考慮すれば、思いのほか、ジェフは隙があった。ともすれば勝てたのではないか?次のホームはきっと勝機がある。そういう収穫を胸に抱いたのではないだろうか。

勝って兜の緒を締められるかは、江尻監督の手綱次第。
この日、易々と破られた坂本の右を、再三に狙われた上がりっぱなしのアレックスの穴を、相変わらずセットプレーで相手をフリーにした事を、落ち着きの無い岡本のセーブを、シュートも撃てずに封じられた前半を、決められなかった攻撃陣の不甲斐無さを、敵将のコメントを安堵と愉悦に浸って耳にするのではなく、もっともっと自軍を厳しく見つめるべきだ。

勝ったと言っても、所詮J2での勝利だ。
喜ぶのもたいがいに、次の勝利を追い求めよう。

勝利至上主義で何が悪い。
我々は、勝って勝って勝ちまくるしか、このクラブの未来を切り開けないのだ。
米倉よ、その希望の灯となれ。
そして、出番の無かった選手たち。
「俺ならもっとやれる」と意地を見せてくれ。


昨年と変わらない、巻ありきの前線。
後手を踏む交代策。
その上、弱いのに外国籍枠を温存したのが、このザマだ!


第1節ロアッソ熊本戦は、1-1の引き分け
得点者:倉田(アレックス)


▽変わらずに、勝てるんだったら、去年残留してる。
今日対戦した熊本、柏と戦った大分、余程逆境を力に変えている。
昨年いくつ勝って、いくつ負けたのか、忘れたんじゃないか?

3/11追記:問題は、巻云々ではなく、巻を使うなら彼を活かしきれていないこと。
そして、ベルデニック〜オシム監督の時期には居た、ヨンス・マルキ・サンドロ・ハースと言った、強力な前線の居ない現在のチーム構成。昨年の得点力不足が、戦術の熟成だけで解消されるとはとても思わない。
彼ら、強力な前線がもしも、あの当時居なかったのなら。もしかしたら、ベルデニック監督や、オシム監督も、成績的には際立ったものを残せなかった可能性はある。

何度でも言う。
今のジェフは間違いなく弱い。弱点に目を瞑り、理想だけを追い求めていたら、結果はついてこない。逆説的に、理想を貫くには、結果を残して説得力を求心力を高めるしかない。
それが、今のジェフに出来るのだろうか?

「絶対的な昇格候補」だとか、心の片隅にでも想っているのなら。
取り返しのつかない事態は、すぐにやってくる。

しかしながら、不安をいくら口にしても、サポに出来るのは応援する事のみ。
この不安が杞憂に終わるよう、江尻の指揮する今のジェフの応援に全力を尽くすことのみだ。結果で、勝利で、見せ付けてくれ。


初戦から、昇格を賭けた一戦と気合を入れろ。
熊本城攻城戦。


第1節ロアッソ熊本戦
3/7()15:00@熊本KKウイング


▽戦前の評価など、結果に何の関係があるだろうか。
強いと言われるチームが勝つんじゃない。勝ったチームが、強いから昇格するんだ。
試合が始まれば11人対11人。全ての結果はグラウンドにある。ただ、それだけだ。

古河電工サッカー部創設以来、初めての屈辱。
二部での戦いが始まろうとしている。

戦前の周囲の評価は、柏と千葉の二強に、それ以外のチームが挑む図式。
しかし、三番手に挙げられていた甲府は、今日既に敗れ、予想と現実の違いを、まざまざと結果がさらけ出している。

ジェフは、昨年のJ1最下位だ。俺たちは弱い。だから、他よりも愚直に走り、挑み、戦わねばならない。昇格に死力を尽くす今季が失敗に終われば、クラブがどう言う事になるのか。それにもっと危機感を持たなくてはならない。

もっと厳しいチーム状況を持つチームのハングリー精神を、それを上回る努力と、一体感で、上回り、砕かなくてはならない。

今季、妥協は一切いらない。
ただ昇格の為に、勝って、勝って、勝ち続けるのみ。
全ての戦いが、昇格を賭けた一戦。
屈辱は、必ず一年で終わらせる。

まずは熊本。初戦に、成果の全てを叩き込め。

スタメン予想:4-5-1
GK岡本、DFアレックス・ミリガン・福元・坂本、
MF山口・勇人・工藤・谷澤・深井、FW巻


片鱗と、課題と。
PK勝ちも、リーグ戦ならば引き分けだ。


第16回ちばぎんカップ
○1-1(4PK3)柏
得点:アレックス(深井)


▽昨年までとの違いをハッキリ見せた、期待感を高めたゲームだった。
新加入の山口を中盤のアンカーに置き、その前に勇人と工藤が入る4−3−3の新システム。キャンプでだいぶ鍛え上げて来たのだろう、この試合では寄せの早いプレスと、素早い攻守の切り替え、細かいパス、何より攻撃への強い意思を見せて、多くの時間帯で柏を押し込んだ。

特に、新加入の山口は、中盤での潰しで力を発揮。勇人も、変わらない運動量で、中盤の優勢を作り出した。他の選手たちも、昨年の停滞感からは、開放されたような動きだった。
江尻監督のコンセプトの浸透は、思いの外、順調に進んでいるようだった。

ただ、良いところばかりだった訳ではない。
結局、1点しか奪えなかった攻撃は、「決定力」を欠いた。昨年からテコ入れの無い前線が、分かり易い解決を図れていない証でもあった。
リーグ戦なら、「攻め込みながらも決め手を欠き、ホームで勝ち点2を失った試合」と言う結果だけが残っただろう。

開幕までの残りの時間で、そこをどう解決していくか。
この日のゲーム内容は、言葉を並べるよりも雄弁に今季のチームの
あり方を語っていた。それを、サポも含めてが共有できたのが何よりの収穫。
リーグでの「結果」つなげるため、残り2週間の調整に期待したい。


必要なのは、「厳しさ」
ちばぎんカップも勝利あるのみ 。


▽「J1復帰」を唯一無二の目標とする今季。
「まだ“ちばぎんカップ”だから」などと悠長な事を言える余裕が、我々にあるだろうか。
今季は、ただひたすらに勝利あるのみ。チームを愛するが故の厳しさが、応援にもまた必要なはずだ。

「頑張った、でも負けた」じゃ、「J1」には届かない。
「勝ったチーム」が、「J1」に上がるんだ。

プレシーズンだろうと、「結果にこだわる」。
昨年のフクアリは、アウェイチームのボーナスステージだった。
そんな光景はもうたくさんだ。

「勝つ」シーズンへ。
最高の「結果」を、今日の「ちばぎんカップ」で!

→サポミ:朝9:45〜予定


「結果」が必要な2010年。
2009年J1最下位の力は、果たして底上げされたのか。


▽江尻監督が就任して半年が過ぎた。
フィジカルを鍛えに鍛えたキャンプが終わり、チーム作りは実戦でのコンビネーション構築にテーマが遷ってきている。まだ、ミリガンが合流できないなど、アクシデントはある。が、外国籍枠は埋めずとも戦えると言い切ったのだから、その見得は「結果」でサポに示してもらいたい。

開幕まであと一月足らず。
言い訳も、弁解も通用しない戦いが始まる。

36戦、22勝8分6敗。
勝ち点74ポイント。


クラブが、自らに課した最低限のノルマ。
昨年後半、1勝しか出来なかったこのクラブに掲げられた重たい数字。
誰が、慢心など出来るだろうか。試合なんて事前の戦力云々で決まるものでは無い事は、かつてのジェフ自身が示してきたではないか。

全身全霊の力で、全ての試合で勝て。
今年は、「結果」が全てだ。

3/4(土) HONDA FC(JFL)
2/27(土) ●0-2・大宮(J1)
2/27(土) ○9-0・ルミノッソ狭山 米倉2、金沢2、太田、倉田、孝太、練習生2
2/25(木) ○3-1・横浜FC(J2) 得点者非公開
2/24(水) ○2-1・栃木SC(J2) 得点者非公開
2/21(日) ○1-1(4PK3)・柏(J2) アレックス(深井)
2/21(日) ○6-3・SC相模原 ネット4、孝太2
2/18(木) △0-0・水戸(J2)
2/17(水) ●1-2・湘南(J1) 米倉
2/13(土) ○4-0・熊本(J2) 太田、伊藤、米倉、練習生
2/13(土) ○5-1・福岡大 アレックス、工藤、孝太、金沢、練習生
2/11(木) ●0-4・福岡(J2)
2/10(水) △2-2・東京(J1) アレックス(PK)、金沢
2/9(火) ○3-2・浦項(K) 太田2、深井
2/7(日) ○4-3・流経大 村井、巻、アレックス、倉田
2/7(日) ○4-1・流経大 益山、太田、米倉、ネット
2/4(木) ●0-2・流経大
2/4(木) ●1-2・流経大 中後
1/29(金) ○10-2・明海大 渡邊、ネット、アレックス2、米倉、和田、巻、金沢、吉永(U18)、練習生


黙せば、即ち「同意」とみなされる。
意見があるなら、まずハッキリと意思表示を。


【サポコミ意見締め切り】
今週末 1月20日(水) まで


▽今のクラブに意見があるのなら。
先月のサポカンが問題だと思うのなら。

自分の意見をハッキリとクラブへ。

意見があるけど、黙ってるとか、人に任せるとか、そんなのは何もして無いのと一緒。拙い言葉でも、まとまらない内容でも、想いをぶつけてこそ、クラブへの一層の愛着が生まれるもの。まずは行動。一人一人が、「自分が動く」「自分が変えてみせる」と思わなくちゃ、何も変わらないし、J1復帰なんて夢のまた夢。

ただ、サッカーを楽しみ、応援する事から、犠牲を払ってでも一歩踏み込む勇気を。
サポも一人一人が戦うクラブに。

12/23:サポカン議事録ようやくアップロード
立て続けに、中後・福元の完全移籍と、伊藤大介の加入が発表に。それ自体は喜ばしいことだけれども、契約更改や新加入に一喜一憂せず、今季J2降格したクラブの問題点を厳しく見つめる事が重要。
補強と言う一面だけとっても、J2を戦う他クラブと比較した時、ジェフの立ち位置が上回っているのか?シーズンを戦い抜く戦力が整うのか、それをしっかり見定めなくては。
サポカンからは、何も感じ取れなかった。大切なのは、もっちお突っ込んだ今季の反省。そして、来季へのこの一ヶ月間の、補強と言うシーズンを左右する戦いだ。
サポカン議事録その1 サポカン議事録その2
サポカン議事録その3 サポカン議事録その4

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ジェフユナイテッド市原・千葉 イヤーDVD2008
今こそ!WIN BY ALL! Complete!

▽最終戦を長大に収録。これまでドコの局でも使ってなかった確度のゴール、サポーターの表情で、2008シーズンが鮮やかに蘇ります。
エンディングの編集もGOOD。2009年を戦い力が湧いてきます。
オシムの言葉−フィールドの向こうに人生が見える
木村 元彦 (著)
▽ ジェフサポのバイブル。旧ユーゴ時代監督時代の奮闘に涙し、オシム監督と共に戦った日々に改めて感謝出来る一冊。
文庫版では、代表監督時代38頁を大幅加筆)
祖母力
祖母井 秀隆 (著)
▽元GMの祖母井氏が綴る一冊。ジェフの裏の姿とも言える内容が暴露的にも書かれていて、読むにはパワーが必要。嫌な事から眼をそむけない気持ちを持ってから読んでみては。
日本人よ!
イビチャ・オシム (著), 長束 恭行 (翻訳)
▽「クロアチアに行こう!」のサイトを運営されている、長束さんが訳者となったオシム監督からの日本人へのメッセージ本。
イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く
西部 謙司 (著)
▽未読。スポナビで「犬の生活」を連載され、昨年の激励会のゲストでもあった西部氏によるオシム監督本。代表監督として注目される前から、オシム監督に注目していた氏の本だけにぜひ目を通したい一冊。
引き裂かれたイレブン〜オシムの涙〜
▽オシム監督の旧ユーゴ代表監督時代の苦悩を収めたDVD。
イビチャ・オシムの真実
ゲラルト・エンツィガー (著), トム・ホーファー (著), 平 陽子 (著)
▽サッカーJ+で連載されていた、ジェフ入団前までのオシム監督の半生を語る一冊。現地の視点での同監督の分析が興味深い。
オシムが語る
シュテファン・シェンナッハ (著), エルンスト・ドラクスル (著), 小松 淳子 (翻訳), 木村 元彦 (著)
▽未読。「オシムの言葉」の木村さんが訳者になっているので、他の類似本とは一線を画して読みたい一冊。
オシム主義
高部 務(著)
▽未読。最近多く出版されている“オシム本”の一冊。ジェフ時代の話が多いとの事なので、近々チェック予定。
FootBall LIFE vol.2
キネマ旬報社
▽「幻の黄金軍団、旧ユーゴスラビア」を特集。勇人のインタビューも。
オシム監督の、代表監督辞任当時の新聞記事が生々しい。熟読し、より深く監督を理解をしよう。
一番星
石田ミホコ
▽レディース所属の石田選手のデビューシングル。ジャケットのフクアリが良い感じ。歌手との掛け持ちと言うと、宮澤ミッシェル氏が思い出される自分はそう言う歳です(汗)
Over / Day By Day
光永亮太
▽ 試合後のリプレイでもおなじみ。元ジュニアユース舞浜の光永亮太が歌うサポーターズソング。05年のイヤーブックで阿部との対談から製作が実現。臨海のあの風景を思い出しながら聞こう。
U−31(1巻)
吉原 基貴 (著),
網本 将也 (著)
▽ジェフをモデルにした架空チーム「ジェム市原」のエース・河野の物語。かつての城がダブる河野の姿は、現実の多くの選手の姿にも重なる。
U−31(2巻)
吉原 基貴 (著),
網本 将也 (著)
▽作者はコアなジェフサポ。バスツアーにもよく参加されてました。サポで無ければ気が付かない小ネタ多数。臨海の描写が恐ろしく細かい(笑)



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