2025 J2 第23節・山形遠征顛末

2025 J2 第23節・山形遠征顛末

観戦メインなので、アウェイに遠征しても観光はたまに、と言う自分。
今回の山形遠征も、割と強行日程になってしまっていた。

実は、一度は諦めていた。
えきねっと得だ値の30%割引に、発売一週間前に事前登録したものの落選。
ところが、数日経って改めて検索すると席が復活しており無事に確保。

一息ついたものの、今度は山形新幹線E8系の車両故障で運行計画が立たない状態に。
やきもきさせられたが、福島駅での乗り換え乗車に落ち着いた。

帰りは夜行バス。
武井観光という会社が千葉駅北口⇔山形駅西口の定期便を運営しており、昨秋の山形戦では往路に利用。

山形駅出発が22:30。
時間の余裕は余り無かったが、シャトルバスと迷った結果、NDスタジアム最寄りの天童南駅を21:43に出る電車に乗れば、21:59に到着するので30分の余裕がある。
大丈夫だろうとの算段だった。

そして当日。2025年7月12日。
事前に福島までの座席は、みどりの窓口で確保。

東京駅12:00発車、やまびこ137号。

福島駅では、向かいのホームに停まっている、本来乗車するはずだった、つばさ137号に乗り換え。乗り換え時間は4分間。13:31着、13:35発。先頭の17号車だったので、結構、ホームでは歩いた。

山形駅には予定通りの到着。
駅スタンプを押した後、弁当やお土産を仕入れ、往路はシャトルバスを利用。スタジアムまでは、大きな渋滞はなく、実測32分だった。一度スタジアムを通り過ぎ、運動公園の入口に左折で入れるよう、ぐるりと一周するようなコース。

この時期にしてはかなり涼しい。気温は24度。
8ヶ月ぶりだが、昨秋の悔しさも記憶に新しく、ついこの間来たような錯覚がある。

その一方で、今日はGIRL’s DAYとの事で試合前は大勢のちびっ子チアガールのダンスがあったり、ハーフタイムには花火が上がったりと、ピリピリした空気はあまり無かった。

試合は、1-0の勝利。
品田のCKを、河野が落とし、鳥海が合わせて決勝点。8試合ぶりの勝利となった。

和樹のユニフォームを纏った椿の目には涙。
久しぶりのオブラディにはしゃぐ選手達とサポーター。

いつまでも余韻に浸っていたかったけれど、今日はここからが勝負。試合後の歓喜もそこそこに、ゲーフラを畳んで帰り支度。サポ仲間に挨拶して、スタジアムを出る。

スタジアムから天童南駅までは、アクセス案内では15分とあるけれど、それはホーム側の話。アウェイ席はそれより遠い。

スタジアムと駐車場の間の道を真っ直ぐに抜け、アンダーパスをくぐる。大きなイオンが出来ていて驚いた。
天童南駅のロータリーに着いたのが21:35くらい。何とか余裕をもって到着出来た。ホームも溢れるほどではなく、しかも21:43の後にもう一本臨時列車があるという。

やれやれ、と思ったのも束の間。
電車が来ない。

おかしいと思い調べると、どうやら遅れているらしい。臨時で?配置された駅員さんに訊ねると、20分遅れとのこと。

バスに乗り遅れる可能性が出て来たため、バス会社の非常連絡先に電話するも、事情は運転手に伝えるものの、バスは待ってくれないという。

結局、電車は30分遅れで天童南駅に到着。
このままだと、山形駅到着はバス出発直前の22:29になる。

ここで、一つ決断が必要だった。
山形駅の2つ手前の羽前千歳駅で、仙台行の仙山線が待っているという。バスに乗り遅れたなら、夜を明かすにも、翌朝の新幹線を確保するのも、仙台の方が選択肢が多い。

迷いに迷ったが、結局、当初のバス乗車に賭けて山形駅へ。到着するや否や、階段を駆け上がり、改札を抜け、西口ロータリーへ。同じように走っているジェフサポが何人かいる。

デッキからは、まだ赤いバスが居るのが見えた。何とか間に合ったかと、階段を降りてゆくと、何と目の前でドアを閉められてしまった。中からは、乗務員が腕時計指し示し、手で✕印を作っている。

公共交通機関の遅れを事前連絡しても、1分1秒も夜行バスは待ってくれないものか。。。かなり痛い教訓になった。

途方に暮れかけ、駅で夜を明かすのも覚悟したが、地獄に仏。同じ便に乗り遅れたジェフサポから声をかけて貰い、なんと米沢駅まで移動すれば、いま乗り遅れたバスに間に合うとバス会社から言われているという。

乗り遅れた者同士の一体感(苦笑)米沢行の電車へ。この電車も22:46発が、乗り換え待ちで22:56発に遅れ。またもヒヤヒヤさせられたが、何とか出発。米沢駅到着は、バス出発の6分前、23:44。

Suicaの精算がタッチで済まなかったり、改札とロータリーが反対側だったりと、最後までバタバタしながら、何とか23:50出発予定の夜行バスに滑り込み。

いや、くたびれた。
ホッと一息。

途中、安達太良SAでは、先程スタジアムで別れたサポ仲間に声を掛けられる偶然も。
彼は自家用車。まあ、みんなそれぞれに、何とか都合つけて遠征してるもんだ。

疲れたからか、4列でも割と眠れた。
気がつけば東京駅。

最終、千葉駅北口まで乗車すると、まだ乗っていたのは昨晩米沢まで一緒だった面々だった。
本当にお疲れ様でした。

昨日、夕飯を食いっぱぐれているから、朝マックが美味い。

ふと思う。

これも、遠征の醍醐味なのかも知れない。
普段、会社に行っている一日も、同じ長さのはずだけど、昨日今日だけで、何と色々な事があったことか。

ぐだぐだに疲れていても、勝ち試合の後は身体が少しはラクだ。

帰宅して、シャワーを浴び、洗濯したユニフォームを干す。また次の試合に向けて。シーズンはまだまだこれからだ。

<遠征費 2025山形遠征>

①往路
錦糸町〜東京 147円
東京〜福島〜山形(新幹線)
7,860円 ※30%OFF
山形駅〜NDスタ シャトルバス 750円

②復路
天童南〜山形 242円
山形〜米沢 860円
米沢駅〜千葉駅 夜行バス 4,800円
(元々の予約は山形駅から)

①+② 交通費:13,909円

③チケット(ビジター自由):2,810円

①+②+③ 合計:16,719円