久々の快勝 第14節・札幌戦

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タイトル通り、久々の快勝。
選手達の距離感が良く、カウンターが思うように繰り出せていた。
もう少し攻撃に精度があるか、札幌のGKが当たってなければ、さらに差は開いただろう。

快勝の理由の一つは、札幌の戦い方にあった。
守備を固めてカウンターと言うよりは、ポゼッションを重視しつつ、前線の都倉に合わせる戦術。
ボールを回す過程で、ジェフの守備網に引っかかって、カウンターを食らっていた。
・・・ジェフの悪い時を見ているかのように。

もう一つの理由は、守備陣の再編成だろう。
この試合では、大岩が右SBに入り、キムが右のCBに入った。
ようやく、それぞれ適正のあるポジションで起用され、安定感が増していた。

大岩は頻繁に攻撃にも絡んでクロスを供給し、
キムはキムで、冷静にハイボールを跳ね返し、都倉に対しても身体を張って対抗していた。

守備からの良い流れの中で、大塚・谷澤・井出も今日は良く動けていた。
特に大塚は、消えている時間も途中あったものの、よく前線からチェイスを行って、決定機を作っていた。
谷澤も最終盤の時間帯までよく走れていた。

そして、井出。先制点の場面は、谷澤の素晴らしいクロスもあったが、
ピンポイントで合わせてシュートに持っていったプレーは秀逸。
浩平以来?に、ユース上がりの選手が決めたゴールには、ひとかたならぬ喜びが沸いてきた。

後半にかけても、シュート18本を放っての快勝。
決めておいて欲しかったシュートも多数あったものの、
先週と比べても内容には大きな差がある試合だった。

とは言え、喜んでばかりもいられない。
この試合でケンペスが4枚目のイエローを受けて次節は出場停止。

内容を振り返れば、15本ものCKを得点に結び付けられない拙攻、
そして相手が守備を固めてきた場合にどうするか。
そこで、これまでと同じように、ボールを前に回せず、後ろに戻してしまうか。
それとも、前に出る動きが出来るのか。
この快勝が、チームの成長と言えるのかどうかは、もう少し様子を見てみたい。 

それにしても。
井出のゴールは本当に良かった。
他の若手も負けずに、お立ち台に上がれるよう、活躍して欲しい。