江尻・小倉両コーチが離任

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痛い。正直、選手一人の離脱よりもこちらの方がはるかに痛い。
二人とも長い間、ジェフ歴代の外国人監督の下で指導方法を学び、それを選手に落とし込む術を持っている存在。一人ならまだしも、二人ともとなると、オシム監督が残ったとしてもその指導が円滑に選手に伝えられるか、疑問が残る。勝負の年に、のっけから貴重な人材を失ってしまった。

 

江尻コーチは言わずもがな、古河電工時代からジェフ一筋。選手の兄貴分として、監督と選手の間に立って人間的な繋がりを保ってきた存在。不甲斐ない選手を怒鳴りつけるなど、汚れ役も買って来た。
小倉コーチも、ドイツ語が話せる事から監督とある程度直接コミュニケーションを取って、他のコーチ陣へメニューを伝達するなど重要な役割を担ってきた。
その両輪が欠ける事になるとは。。。

 

「人を大切にする」部分がコーチ陣に対しても充分では無いのではないかと言う話を、昨年・一昨年も耳にしていた。懸念が現実となってしまった形で、残念と言うよりも力が抜けてしまう。


「歴戦の価値」を失う埋めがたい穴だが、早急に補填するしかない。

いずれにしても「WIN BY ALL」のスローガンがクラブ内から崩れているようにすら感じる大損失。クラブには、何故こう言う事態になってしまったのか、説明と再発の防止を求めて行きたい。

 

<ニッカン>