今の代表は熱くない

試合内容もそうなんだけど、代表戦のスタジアムがヤバい。広く浅くコアサポで無い人にも見て貰おうと平等を期した発券方法なんだろうけど・・・後半の３０分くらいから、混雑をイヤがった人が帰りまくりだったぜ？俺の周り。最終予選の大一番だってのに。

自由席が少なくなり、指定席ばかりになったスタンドも、友達同士で盛り上がって観戦する妨げになっていて、２～４人ずつの細かいグループにスタンドが分断されてる感じ。いくら金かけて応援ボードで青くしてみたって、紛い物の「青」にしか感じない。ただの青いゴミ袋だったけど、９７年の「青」の方がずっと熱があった。

たとえ閉鎖的と言われても、コアサポが気合でチケットを確保出来る発券方法、友達同士で集まれる席割りにするべきなんじゃないだろうか？

それとやっぱ、代表戦は国立でやるべき。
サッカー専用じゃぁ確かに無い。見難くはなっても、聖火台に燃える炎に照らされたあの雰囲気は他のスタジアムには無い「熱さ」と「歴史」が代表戦の空気に熱を帯びさせていく。最終戦のイラン戦はやっぱ国立だろ。

試合内容？
あの内容で何を言えと。勝ったって結果は大事。
けれど、途中で客が帰りだすような代表戦だったってコトですよ。数日で変わるわけもないですわな、組織が全く出来ていない。死にもの狂いの必死さも無く、ファウルを下さいと倒れるばかり。「国家代表」の看板、下ろしたほうが良い選手が何人も居ましたよ。

カズがどんな想いで現役を続けてるのか、考えた事があるのか彼らに聞いてみたい。
もしもカズが代表に今復帰したなら、どれほどにこの弛緩した空気を熱い想いで変えてくれるのか、本当に見てみたくてたまらない。

ヤバいよ、Ｗ杯出れる・出れないの問題を置いておいても、今の代表は。

スタジアムの雰囲気も、試合内容も、今まで築き上げて来たものを食い潰しているようにしか感じない。この最終予選が終わった後、ドイツの後、何も未来への糧が残らないんじゃないだろうか？