磐田戦展望

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この試合を、どれだけの想いでジェフサポは待っただろうか。
ついに来た。磐田との直接対決。伝えたいこと、吐き出したいことはヤマほどある。ジェフが変わらずジェフであることを「彼ら」に見せつけるために。重ねて既に今季四十数戦、身体に刻みつけられた確かな自信がある。ただひたすらに自分たちの力を信じろ。ただひたすらに我らの信じる選手達を応援しよう。

 

【千葉】
GK櫛野、DF大輔・ストヤノフ・水本(結城)、
MF阿部・勇人・坂本・水野・羽生、FWハース・巻
 
【磐田】
GK川口、DF金珍圭・田中・茶野、
MF河村・服部・藤田・村井・西、FW中山・前田

 

一昔前なら、メンバーを見るだけで畏怖を感じた磐田。
けれども今そこにあるのは、かつての王者の残光のみ。

 

村井・茶野そしてヨンスは、もちろんウチのやり方を熟知している。同時に、我々もまた彼らの特徴を解っている。どう守り、どう攻めればいいかは自ずとわかる。
そうであっても、ジェフはやり方を変えない。徹頭徹尾、走り・守り・攻め抜くだけだ。

 

注目はやはり、ジェフの右翼の対決になるだろう。[村井]対[水野]の攻撃力同士のぶつかり合い。かつて、名古屋に移籍した酒井を村井がベンチへ追いやったあの試合のように、水野には恐れず村井を攻撃力で押し込む事を期待する。村井は、2枚目・3枚目の守備で潰せばいい。守って守れる相手じゃないことは解っている。だから攻め抜いて、村井の影を振り払ってくれ。

 

注意すべきは磐田の経験値、老獪さだ。
素早いリスタート、正確無比なセットプレー、WBが上がった後のスペースを的確に突くパス、イエローも辞さないファウル、時間稼ぎによる精神的な揺さぶり。そうした磐田のこれまでの強さを支えてきたものを、ジェフは一つ一つ自分たちのサッカーで潰していけばいい。チーム全体が生き物として機能する組織サッカーで、互いの穴を埋める。そして、坂本が阿部が、チーム全体を精神面でも落ち着かせる。
そして90分が終わったその時に、1点だけウチが上回っていればいい。

 

村井、茶野。そして山本。「チームに残る勇気」が作り出したオシム監督の下で迎えた3年目のジェフ。この結束を眼に焼き付けろ。俺たちの声を聞け。ジェフは、ジェフのサッカーで磐田に勝つ。