6/3(土) 練習見学雑感記

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ナビスコ杯・準々決勝第1戦前の姉崎。
グラウンドに出て来た面子はいつもと変わらない。木曜日のTGでも無失点で快勝、怪我人も無く順調な調整のようだ。このままいけば、現時点でのベストメンバーで長居に乗り込む事が出来そうだ。


調整は、いつもの試合前のように攻撃陣のグループ、守備陣のグループに分かれて、それぞれ若手を相手にスパーリングを行う。
クラブハウスに近い、赤いビブスを着た守備陣のグループは、イリアン・大輔・水本・阿部・坂本・山岸の面々。その練習台として、水色のビブスを着た、中島・要田・松ヶ枝・金東秀・工藤・松本・青木といた選手達が、狭いエリアでの攻撃を繰り返していた。こちらのグループには御大と間瀬さん、ヤンコーチがつきっきりで指示を出していく。一旦サイドに開いてから、中への折り変えしを繰り返す攻撃陣。それを出足良く、阿部や水本がクリアをしていく。御大は、もっと攻撃陣に危険な動きを求めるようなしぐさをしていた。もっと、守備陣が慌てるような攻めを見せろと言う感じだ。それに応えて、青木や松ヶ枝が遠目からも打っていく。
短い間隔で次々に球が出されて、守備陣の集中も途切れやすいシュチュエーションだったが、GKの櫛野が周囲に指示を出しながらよく守っていた。


さて、もう一方の攻撃陣。
オレンジのビブスを着て、16号側で黄色ビブスの守備陣を相手に動きの確認を行っている。ハース・クルプニ・羽生・勇人・ラク・晃樹・韻といった面子。韻は、しろビブスのフリーマンと兼任。対する守備陣は、安里・川上・堀川・藤田・竹田。GKは、立さんと岡本が入れ替わりながらこなしていた。
やはり、目立つのは羽生の動き。冗談ではなく、他の選手の二倍くらい動いてる感じがする。常に起点になって周りを動かし、相手を撹乱していく。ハースやラクが精度を欠いて、なかなかシュートが決まらないが、決定機は次々に作っていく。その中で、韻も違和感無く周囲に溶け込んでいた。ボールを受けて、次の選手に受け渡す動きがスムーズになっている。先日の鹿島でのTGでも感じたが、韻に限らず、今季入団組もようやくジェフのサッカーに慣れてきたように感じる。特に、ボールを持っている選手をフォローする動きが、ようやく「チーム」らしくなって来た感じがする。


熱のこもった練習は一時間ほど続き、主力陣は移動の為に先に上がっていく。
坂本が一番に上がり、続いてゆっくりと御大。ハースは、スタッフからカメラを取り上げて、寝転んでいる阿部ちゃんを撮影。さらに、イリアンが加わって今度はシュートシーンを撮影(ちなみに今日の姉崎日記の写真がこれ)。満足したのか、スタッフにデジカメを放り投げて渡し、今度は水本を捕まえて後ろからスリーパーホールドで締め上げるハース。面白がった阿部が、3カウントを取りに入ろうと芝を叩く(笑)。ギブアップしようと地面を叩こうとする水本の腕を絡め取って、タップをさせないハース。・・・水本撃沈。
いいのか、お前ら。と言うか、ハース(笑)まぁ、リラックスして大阪に行けるみたいです。



残った韻を含むサブ組は、さらに狭いコートでミニゲーム。
お互い当たりも激しく、ミスをすれば誰からでも指摘される厳しいムード。狭いエリアなので、なかなか青木の個人技も活きない。出来るだけ早い判断で、シンプルに攻守を切り替える事を覚えさせているかのような練習だった。
この激しい練習をインターバルを置かずにひたすら続けるものだから、身体も頭も疲れてくる。そう言う厳しい条件下でも良さを見せていたのは、藤田や松ヶ枝の大卒組だった。藤田は遠目からも良いシュートを決めていたし、松ヶ枝は最後まで位置取りがいやらしい。常にボールに絡んでいる印象だった。そして二人は声も出ている。今日、17人までは遠征メンバーの目星がついたが、もう一人が分からなかった。今日の練習を見るとこの二人のどちらかかな、と言う感じはする。


トップが終わってから、さらに一時間近く経過して、ようやくサテの練習は終わった。
田中やミツキはジェフクラの練習だったらしい。明日は、トップと同時にジェフクラも中台で試合がある。週末のジェフ、ぜひ共に勝利で行きたいもの。
さて、自分もそろそろ長居に行きますか。後は、俺らの応援で盛り上げて勝つだけ。