臨海開催が無くなる

臨海開催が無くなる

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《毎日新聞・サッカー面》


近い将来、市原臨海競技場での試合開催が出来なくなるらしい。理由は、Jリーグによるスタジアム基準の改正。臨海は、個席数で規定を満たす事が出来ず、公式戦の開催が出来なくなってしまうとのこと。


・・・今季中に改修するとしながら、いつまで経っても工事が始まらない理由はこれだったか・・・。市原市としても、試合をフクアリと分け合う事になる状況、しかも間違いなく少なくなる中で、当初予算以上の上積みをする事が難しかったのは想像に難くない。


時代の流れとは言え、10年来通い詰めたスタジアム、思い出ばかりで寂しい。
初めて観たリティのプレー、城の開幕弾、満員の臨海。阿部や勇人・寿人のユース時代、苦しかった残留時代、寒空の中居残った天皇杯、来日したエドが一人眺めたピッチ、オシム監督が見上げたがらがらのスタンド、涙に暮れた永輔の最後の一言、ジェレの胴上げ、ナビスコの優勝報告・・・俺達の舞台は、いつも臨海だった。
いつまで経っても仮設のままで、ボロと言われ続けても、確かに愛すべきホームだった。


その臨海があったからこそ、何が足りていないかが分かった。
だから、新しい舞台=フクアリは臨海の息子のようなものだ。
チームの成長に応じて舞台も変わった。そう言う事なのだろう。


ただ、臨海はこれからもトップを目指すジェフクラやユースの舞台として、またレディースの舞台としても、サポーターの記憶の中に留まって行く。終りではない。臨海は、これからも変わる事なく、ジェフのホームグラウンドだ。


<読売新聞> <東京新聞> <産経新聞>