完敗 第40節・長崎戦

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試合の入り方は悪くなかったのだけれども、先制点を奪われて流れが変わってしまった。
序盤にあった3回のチャンスの一つでも入っていれば、全然展開は違ったと思うのだけど、
失点が、焦りを生んで悪循環にはまり、長崎にペースを持っていかれてしまった。

それにしても長崎。
前半戦、アウェイで戦った時よりも、チームとしての完成度の差が開いていた。
涼しくなってきたから、もう少し運動量でも対抗できるかと思っていたら、とんでもない。
ちょっとショックだ。

長崎のサッカーは、悔しいかな2003年のジェフに通じるものがある。
即ち、愚直なまでの運動量と数的優位の形成、球際での粘り強さ、攻守の転換の速さ。
これは、正にジェフが回帰したいサッカー。
残念ながら、それを形にしているのは長崎だった。

目指すサッカーが先にあり、それが出来る選手がスタメンを張っている。
長崎と比べると、ジェフはお題目上目指しているサッカーと、
実際に試合に出ている選手に解離があるように思えるし、
それが出来るトレーニングが積めているようにも思えない。

運動量不足は、今季最初から指摘していたが、
シーズン前から準備が足りず、とうとう克服できなかった。

ここ数年、コロコロと戦術を変えながら、その時々で場当たり的な選手獲得をしてきた事が、
チーム作りに弊害を及ぼしてしまっているのだろう。

チームとしての方向性がはっきりしていれば、今季の長崎のように大きな成長を掴む事が出来る。

JFLから上がって1年目のチームに連敗した事の意味をしっかり捉えて、
見習うべきは見習って欲しいものだ。