開幕スタメン予想

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さて、開幕まで一ヶ月。
情報も限られてますが、思いつくままに開幕スタメンの予想。
3/8はどうなっていることやら。

■GK

1高木(期限付き移籍)
2岡本
3岡 (期限付き移籍)

登録が3名と少ないが、実力ある選手が揃った。

今のところ、一番手は昨年後半のレギュラー、高木が有力。
鋭い反応だけでなく、かつての櫛野のようにディフェンスラインの裏のスペースに飛び出してピンチを未然に防ぐ守備範囲の広さがある。

反面、経験面ではまだ物足りないものがある。
プレーオフの決勝点を奪われた場面のように、より慎重さが欲しい場面もあった。
今年より経験を積むことで、それはいずれ改善されるだろう。

二番手は、岡本。
生え抜きの守護神も、いつの間にか30歳を越えていた。
昨年は、怪我をきっかけにポジションを明け渡したが、これまでの膨大な経験は他の選手には無いアドバンテージ。智がチームを去った今年、最後方からの彼のコーチングが大きな意味を持つかもしれない。

高木にポジションを譲った理由は、瞬間的な反応の速さと、カバーリング能力か。
そのあたりは、本人も自覚しているだろう。
■CB

1キム
2大岩
3田代
4健太郎(コンバート)
5栗山
6岡野 (二種登録)
7乾  (高卒新人)

智の契約を延長せず、竹内も放出。補強も無かった事で、量・質共に大きく不安の残るポジションになった。斉藤TD曰く、「ウィークポイント」。

軸になるキムは昨年一年間で大きく成長した。本当に。
高さへの対応、攻撃参加でも見るべきものがあり、よくJ1に引き抜きされなかったもの。

ベースとなるのは、そのキムに大岩の組み合わせだろう。
ここに、背番号3番を背負う田代と、恐らく人数の問題から健太郎のコンバートもあると見る。

ただ、キム+大岩のセットは、まだ危うさがある。
特に、イーブンのボールへの対応を譲り合ってしまう傾向があり、また勝負をかけてボールを奪いにいった場合、そのカバーに入るほどの気の利いたプレーはまだ出来ていない。昨年の序盤戦、驚くほどあっさりと裏を取られてしまうシーンが間々見られたのが思い出される。相当に熟成が必要。

田代、健太郎にしてもCBとしてトップでの経験は少ない。
本当ならば、外国籍選手での補強が欲しい。
基本の組み合わせを決めて、戦える状態にしないと、強敵との連戦になる4月までに勝ち点で致命傷を追いかねない。各選手の奮起、周囲のカバーリングに期待したい。
■右SB

1北爪(大卒新人)
2大岩
3金井(完全移籍)
4祥

米倉が抜け、昨年は穴埋めに苦労したポジション。
今年は、一転して分厚い選択肢のあるポジションになった。

一番手は大卒の北爪。大学時代の実績は十分。J1も含め、今年の新卒では目玉クラスの選手だ。いきなり背番号4を与えたことでも、チームの期待の高さが伺える。
タフネスと、攻撃参加を持ち合わせる選手で、左の太亮に劣らない武器になる可能性を秘める。

二番手は、大岩と金井。

大岩は、CBよりも攻撃参加出来る右のほうが活きる。守備のリスクはあるが、かつての結城耕造を髣髴とさせる暴力的なまでの攻め上がりは、相手の大きな脅威になる。得点の匂いのする選手。

金井は、どうやらボランチ起用か。
サイドバック起用でも元々のポジションでもあり、問題は無い。
そして、練習を見ていると祥が評価を上げてきているようにも。食い込めるか。
■左SB

1太亮
2浦田 (ユース昇格)
3乾  (高卒新人)

太亮で不動。よく彼もJ1に抜かれなかったもの。
昨年は夏場に多少の失速があった以外は、通年で活躍。副将に就任した今年も、クロスに、セットプレーにと、攻撃の核を担うはず。

二番手には、大岩や金井の起用のほか、年代別代表に名を連ねる浦田。
この浦田、CKを直接ゴールに叩き込む特別製の左足を持っている。守備的なポジションは色々こなしてきているので、案外出番があるかも知れない。

乾は、正直まだ身体作りの一年だろう。
コンディションが整えば、高身長は大きな武器になるはずだ。
■ボランチ

1パウリーニョ(完全移籍)
2金井 (完全移籍)
3健太郎
4勇人
5田代
6仲村 (ユース昇格)

主将に就任したパウリーニョが軸になる。
懸案のポジションに待望の補強だ。
練習を見た限りでも、守備専ではなく、前にボールを運ぶ能力を持っている。
今年のジェフは、彼がどれだけ試合に出れるかが鍵になりそう。

相方は、金井の可能性が。
鳥栖で鍛えられたスプリント能力を、ボランチで活かす事になるか。
ただ、ほとんどまだプレーを見たことが無いので何とも。

去年のレギュラーの健太郎と勇人はどれだけ巻き返せるか。
他のポジション以上に競争が厳しく、誰が開幕スタメンか予想が難しい。
■右MF

1井出
2田中
3水野 (完全移籍)

難しいポジション。
昨年終盤のレギュラー、幸野をレンタルバック。

逆に終盤にポジションを失った井出、復帰戦で不幸な怪我を負った田中、古巣復帰になった水野が横一線で並ぶ。世代交代という意味でも、ユース復権の意味でも井出に期待したいところだが、どうなるか。

田中は完調ならば、監督のサッカーに合いそうなのに何故か使われていない。
水野は、関塚監督が求めていた、セットプレーキッカーになり得る。が、今年30歳。かつてのコーキと重ねるよりも、今どれだけ出来るか。スーパーサブもありか。

場合によっては、ネイツという選択肢も。
■左MF


1谷澤

基本、谷澤。
井出、田中らもあり得るが、たぶん谷澤だろう。
■トップ下

1ネイツ(完全移籍)
2町田
3仲
 (ユース昇格)

昨年は、ヤマトが主に担ったポジション。
流動的なポジショニングは、かつての羽生のようにチームの潤滑油として機能した。
が、ネックは得点・アシスト共に、直接的に絡むシーンが少なかったこと。
「惜しい」がなかなか決められなかった。

得点力の大幅な向上を目指すチームにあって、ケンペスを放出してまで獲得したのが、レッドスターから獲得したスロベニア代表のネイツ。今季の攻撃の軸となってもらわなければ困る選手だけに、ネイツがトップ下なら、基本はネイツのポジションになるはず。

ただ、現役のスロベニア代表で、数試合は離脱が見込まれる。
その時、どう穴埋めするかは今から大きな課題だ。

ヤマトは昨シーズン無理して試合に出続け、コンディション不良。
そして、とうとうトップ昇格してきた、ラモスや中村俊輔、小野伸二を髣髴とさせる、スルーパスの操り手、仲村京雅が虎視眈々と出場を狙う。
■FW

1森本
2ネイツ
3オナイウ

ケンペスが抜け、層はぐっと薄くなった。
軸は森本。と言うか、彼が居ないと困る状態。

居ないときはネイツや田中を前に上げるか、それともアドに賭けるか。
森本の稼働率、コンディションも、今年のキーポイントになりそう。

これらを踏まえて、現時点でのスタメン予想はこんな感じ。
右MFや、ボランチは流動的。

----森本----
谷澤--ネイ--井出
--パウ--金井--
中村------北爪
--大岩--キム--
----高木----

一次キャンプも終盤。
トレーニングマッチもはじまり、さて開幕までにどうなるか。
新戦力の加入があるのかも含めて、これからの仕上がりが楽しみです。