繰り返される悪夢

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「(フロントから)『もう一回交渉をしよう』ということも言われないので、クラブはもう出すつもりなのだと思う」
(報知)


「姉崎に来ても(クラブの人は)誰も声をかけてくれないし、もう1回交渉しようという話もない。クラブは出そうと思っているんでしょう」
(スポニチ)


「ここ1カ月くらい移籍の話が出ているのにクラブのリアクションがないのは寂しい。このまま行けば来年は0円提示になる。代表も諦めたくない」
「サポーターにはボクの意思だけで決めたわけじゃないということを分かってほしい。結論は2、3日中に出します」
(サンスポ)



チームの編成上、様々な理由で選手を放出しなくてはならない時があるのは分かっている。
Jリーグを観ている以上、出会いと別れは必定である事も分かっている。


けれども、出会いと別れが一期一会のものであるのならば、それを大切にする事こそが、人と人との結びつきを強くし、目には見えない強さを生むのではないだろうか。永輔が去った2003年末から3年、小倉・下川らが去った2000年末から6年。
その間にも、我々が全身全霊を持って愛した選手達の不可解な移籍は後を絶たない。


祖母井部長、あなたは昨年の戦いぶりを見て、「血の入れ替わりが必要」とおっしゃった。
一方で、チーム愛を説き、チームはファミリーとあなたは語る。
それが、強化を預かる立場の人間としてのチームの将来を見据えた愛し方と、我々サポーターが考えるチームの愛し方とは異なる事も、理解している。けれども、私達が真にファミリーであるのならば、このクラブで育った選手達が、いつか帰ってこれる「家」のように、このクラブを育てるべきではなかったか。こんなコメントを選手が言わなくてならないような事は二度と起こしてはならなかった。あなたは、それを防ぐ事が出来たはずだ。


こんな選手の切り方を、誰かの移籍話が出た時に、既に諦めの気配が漂うな空気を、ジェフユナイテッドの印象にしていいはずがない。

祖母井GM、唐井新GM、淀川社長、平山常務、スタッフの皆さん、誰でもいい。
「人」を大切にするクラブにジェフをすることは出来ないのか。