Jユースカップ vs水戸

Jユースカップ vs水戸

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Jユースカップを観戦に、若葉区の中田球技場まで行って来ました。
京葉道路を越えると、風景は一気に里山の秋といった感じ。子供の頃は、このあたりまで自転車で遊びに来たりしたものですが、こんな球技場は全然無かった。いつの間にか、いい球技場が出来たもの。久々に、虫取りをしてる子供達とか見かけました。

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さて。メンバーは、こんな感じ。
トップ昇格の決まった、井出くんや佐藤くんも先発出場。
ゲームキャプテンは佐藤くん。
スタンドには、トップの芦川コーチや、深井選手の姿もありました。


試合は、のっけからジェフペース。
システムを確認する間もなく、開始0分に、右からのクロスを中央の今関が押し込んで先制。

4-3-3の布陣で、戦線が流動的に動くジェフ。
一人一人が「自ら突破する意識」を持ち、「パス&ゴー」「追い越す動き」「フォローアップ」が徹底していて、ボールを奪った後、相手を崩す為のランがしっかり出来ていました。 選手の距離感が良く、小気味のいいパスが繋がる。相手があっての話とは言え、ほとんど90分間、それが続けられていたのは素晴らしい。
チーム内で、意思の統一が図られているなと感じました。

この日は、井出くん・佐藤(祥)くんを観に行ったつもりでしたが、主役はFW陣。
今関くんが4得点。和田くんが2得点。仁平くんが2得点。
FW以外の点は、長野くんの1点のみ。
前の選手がしっかりと仕事をする。

今関くん(2年)は、3トップの中で一番ガタイが大きい(178cm)。最初の得点は、体格も活かしたヘッドでしたが、2得点は、スルーパスに上手く抜け出して確実に決めた得点。ゴール前での落ち着きを感じる選手。
和田くん(1年)は、荒削りだけれども、自分がシュートを撃つと言う『我』が強い選手。
仁平くん(3年)は、相手のマークを外すのが上手くて、いつの間にかチャンスに絡んでいる。
他にも、スピードと言う長所を存分に見せた交代出場の佐藤(遵)くんと、それぞれに持ち味が出ていたんじゃないかと思います。

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その後ろで、攻撃にアクセントをつけていたのが井出くん。
この日は割と黒子的な働き。
何度か彼のプレーを見ているけれど、ドリブル、パス共に、ちょっと独特なものがある。予想通りとはいかないプレーをするから、水戸の選手も、彼の動きにつられてマークが緩んでしまう。2~3人が彼にひきつけられて、他がフリーに。と言うシーンが結構何でもありました。

ただ、やっぱり線が細い。トップでやるには、技術に磨きをかけてトップでも、その意外性が通じるレベルまで高めるか。それとも、ある程度身体をつくるか。じっくり育てて欲しい素材だなと、改めて感じました。

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同じく黒子役で奮闘した佐藤(祥)くん。
歴代のユース出身ボランチと比べれば、タイプ的に、やっぱり勇人が近いんでしょうか。
守備専門と言う感じでもなく、機を見て前線にも絡んでいく。 
この日も、いつの間にかスルスルと前線に攻めあがる良いシーンがありました。

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意外な選手も観られました。
まだ中学生で、ヴィヴァイオ船橋から移籍してきた仲村くん。
残り5分ほどの出場でしたが、左FWで出場すると、物怖じせず、 切れのある突破でチャンスを作っていました。

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結果 9-0(前半6-0、後半3-0)
前半 今関・今関・和田・今関・長野・仁平
後半 和田・今関・仁平

<交代出場>
4鈴木 → 18豊川
7和田 → 14佐藤(遵)
12長野 → 15高田
9仁平 → 24仲村 

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選手達が、伸び伸びとプレーしていたのが何より良かった。
最後は、「でんぐり」で締めてくれました。
この選手達が、一人でも多くトップに上がって、フクアリで同じように伸び伸びとプレーしてくれる事を願います。

ちなみに、ジェフはこれで予選突破決定。
11/23(水・祝)に、レイソルと、トーナメント一回戦を戦います。