なかなかアクティブなゲーム。 練習試合 杭州緑城U-21戦

なかなかアクティブなゲーム。 練習試合 杭州緑城U-21戦

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今日のTGは、中国リーグの杭州緑城U-21チームと。
元日本代表の岡田監督が監督を務めるチームですが、岡田監督の姿はありませんでした。

ジェフは、愛媛から帰ったばかりのメンバーが多数先発。
そして、負傷で離れていた10番・兵働がようやく戻って来ました。

-----ナム-----
井出---町田---兵働
----慶--勇人---
隆雅 -大岩--キム--祥
-----大久保----

結果は、1-0でジェフの勝利でした。
愛媛からの長距離移動があったにも関わらす、 先週よりはだいぶ身体が動いていたと思います。
気温もそれほど暑くなく、この時期にしては過ごし易い気候だったのでは。 

さて、ゲームはと言うと。

兵働、勇人をはじめ、トップメンバーとも言える選手が軸を固めるジェフ。

そこに、ヤマト・ハル・祥と言った、動けるメンバーが脇を固める事で、90分間のほとんどの時間帯で、主導権を持った戦い方が出来ていました。

最初の決定機は6分、ハル・ヤマトのパス交換から、ハルがドリブルで切れ込みながらシュート、セーブされるも、こぼれ球にヤマトが詰めてシュート。惜しくもポスト。

その後、12分には兵働のCKから、キムが頭で合わせて幸先良く先制。

14分、パスが何本か繋がった後、ハルのパスからナムがシュート。キーパーがセーブ。

18分には、ナムが抜け出してGKと1対1の場面を迎えるも、キーパーに当ててしまってゴールならず。今日はこの後もナムのシュートが続くんですが、悉く決まらず。
文字通り「彼の日ではない」ゲームになってしまいました。

22分、ハルが左からシュート。

26分、右クロスから、ナムがヒールでシュートも、勢いなし。

28分、隆雅が左で完全フリーになるも、判断が遅れてクロスを上げられず。

35分、ヤマトから、右の祥へ。右クロスにナムが飛び込むも、合わせきれず。

40分、勇人が右足で強烈なシュートも、GK正面。こぼれ球に兵働が詰めるも、ゴールならず。
こんな感じで、前半はジェフのシュートが11本。杭州緑城U-21が3本。
ここ最近のTGでは珍しく、パス回しが小気味よく決まって、運動量もまずまず。
決定力に難を残したものの、シュートまでいけているのはプラス。

動きの良さを感じるのは、ハルとヤマト。
お互いやり易いのか、この二人でパス交換をするシーンが多く、そこにナムがフィニッシャーとして絡んで、次々に決定機を作っていました。

二人とも、ドリブルとパスの両方の選択肢があるのが強み。
トップでもセットで見てみたいコンビです。
一方、兵働や勇人、慶も負けずに存在感。
勇人と慶のボランチは、やや荒削りな杭州緑城U-21に対して、コースをしっかりと切る守備で対応。前の選手へは、普段よりもタテパスで繋ぐ意識を強くして、ゲームを作っていました。

兵働は、視野の広さとパスの安定度はさすが。
彼から前にパスが入ると、一気に局面が変わります。
運動量の面では、コンディションがまだ上がっていない印象だったものの、復帰戦としてはまずまずの内容だったのでは。
後半に入ると、メンバーチェンジ。
兵働に代わって、戸島が入って、ナムと2トップ。
勇人に代わって、藤本が初めてのボランチに入るという形。

---戸島--ナム---
井出--------町田
----慶--藤本---
隆雅-大岩--キム--祥
-----大久保----

兵働、勇人と、力のある選手が下がって若手に切り替わった事で、後半の出足はややペースダウン。特に藤本は、慣れないポジションである事もあって、やや判断に途惑う場面も。

試合展開。

6分、祥からの右クロスは誰も合わせられず。
前半からそうでしたが、だいぶ祥の右サイドバックが板について来ました。
チームとして、祥の上がりを生かそうとするシーンが、後半を通じて目立つようになります。

7分、ヤマトのシュートはセーブされCKに。

そのCK、藤本のキックから、ヤマトが珍しいヘディングシュート。
入ったかとも思ったものの、僅かにゴールの上。

9分、祥の右クロスから、中のハルが合わせようとするも、シュートできず。

11分、ハルのタテパスから、ナムが抜け出そうとするも、ボールを前に出そうとした一歩目のトラップが大きくなり、ボールはキーパーへ。

13分、ゴール前で戸島→ナム→戸島のパス交換もシュートできず。

18分、藤本のCKからキムのヘディングも、今度は決まらず。

21分、ナムのドリブルシュートはセーブに遭う。

24分にも、ちょっと選手が分からなかったけれど、抜けてシュートと言うシーンがあったけれども、ブロックに遭う。

26分、FKから戸島の頭。こぼれ球を祥が狙うも決められず。

27分、選手交代。キムから栗山。

29分には、珍しく慶の直接FK。スレスレの惜しい軌道だったものの決めきれず。

32分、二枚目の選手交代。慶から、良太に交代。
良太は、そのままボランチに入ります。

33分、藤本がペナルティエリア外から強烈なミドルも、GK正面。

34分、ヤマトのタテパスに抜け出したハルがシュート、一度シュートブロックに遭い、もう一度シュートするも決められず。

38分、良太のパスからヤマトが抜け、シュートを撃つも決められず。

41分過ぎ、ベンチのエジさんから「ナムしっかりやれー!」と有り難い激励。

45分、最後に相手が一発シュートを撃って終了。

後半は、ジェフがシュート11本。相手が2本と言う数字。
文中にも書きましたが、祥が目立ってました。
上がるタイミングが良くなり、周りがそれを使えるようになって来ました。
クロスの思い切りも良くなり、祥からのクロスに、中の選手が合わせようとしている。

爆発的なスピードがある訳じゃないし、クロスの精度もまだまだ。
守備力も、試合に出るためには向上の余地はまだまだあるものの、TG毎に良くなっているのでは。
他の選手では、隆雅は前回よりは適応していたと思うものの、クロスを上げるタイミングの思い切りの良さが無かった。もっと、我を出してアピールして欲しいところ。

藤本は、前回は右MFやったり、今回はボランチと色々やらされています。
CK、FKも任されていたけれども、全般的にスピード不足。
ミドルシュートを思い切り撃った時のように、プレーも思考も速くしていく事で、アピールできると思います。

栗山は、あまり出番が無かったものの、声も出ているしプレーは無難。
竹内とキムが出番を争うのなら、栗山は智と争ってもらいたいところ。
トップで慣らすべき選手だと思うので、早い段階でのベンチ入りを願っています。
今回のTGは点は1点しか入らなかったものの、個々の選手の良さが見える場面が多かったので満足。
次の徳島戦へ今日の
合が繋がる事を期待しています。