練習試合 vs 関東学院大学 ○7-2

練習試合 vs 関東学院大学 ○7-2

2019/06/16(日) 11:00
ユナイテッドパーク(45×2本)

千葉 7(5-0、2-2)2 関東学院大学

1分 21アラン
9分 7勇人
18分 22浩平
25分 7勇人
41分 14小島
47分 33安田
48分 失点
80分 34大悟
81分 失点

ジェフ公式


台風一過のような快晴。
日差しは強いながらも、湿度はあまり感じない気持ちの良い気候。
ただ、強い風が吹き続けている。


11時からのTG、相手は関東学院大学。
スタメンには、寿人・勇人をはじめ、トップと言って構わないメンバーが名を連ねた。

開始早々のアランのゴールで先制すると、前半は一方的な展開。
フィジカルの強さで差をつけ、ボールを握り続けると、コースが空いたところで、次々とミドルシュートを見舞っていく。

9分には、勇人がペナルティエリアに入るか、入らないかと言うところからミドル。
キーパーに当たりながらもネットを揺らし2得点目。

18分、CKから中央で競り合い、こぼれ球を、密集から少し離れてポジションを取っていた浩平がシュートし、追加点。

さらに25分には、中央で寿人の落としを勇人が再びミドル叩き込んで4-0。

41分にも、浩平、アランと繋ぎ、アランが後方に戻したボールを小島が思い切り振りぬいて、5-0と前半だけで大きなリードを奪う事が出来た。

欲を言えば、ミドルシュートだけでなく、別のパターンでのゴールも見たかったところではあったけれども、練習試合であっても点が入らず、もどかしい展開も多いだけに、まずまずの展開ではあった。


何より、怪我人が戻ってきた。
小島も戦列に復帰し、元気な姿を披露。豪快なゴールも見られた。
ボランチを組んだ勇人は、2ゴールはもちろん、周囲の様子が良く見えていた。特に左の下平がフリーになっているとき、長いボールを前のスペースに展開して、局面を変える事が出来ていて、見ていてとても小気味が良かった。

ただ、後半になると様子が異なる。
立て直してきた関東学院大学に、かなり押し込まれる展開になってしまった。

ジェフのメンバー交代は、
優也、新井、ゲリアに代わって、大野、安田、山本真。
エベルトがディフェンスの中央に入り、下平が一列下がって3バックの一角に入る。

出だしは良かった。
2分に安田が、DF裏に抜け出して左斜めから、逆のサイドネットに向けて強烈なシュートを突き刺し、6-0とする。しかし、その後が良くなかった。

この直後から関東学院大の攻勢をまともに受けてしまう。
ディフェンスラインの裏へシンプルに速く攻める事を徹底され、立て続けにチャンスを作られてしまう。

48分にミドルシュートでポストを叩かれると、
そのすぐ後にも、もう一度攻め込まれて、今度は失点。

50分にも、右サイドの山本の背後を使われ、クロスを上げられると、中には3人関東学院大学の選手。1点モノのプレーだったものの、焦って合わせきれずに、事無きを得る。

その後も、67分、抜け出されて1対1でシュートを撃たれる。
シュートミスで枠外。これも1点もモノ。

70分にはミドルシュートを放たれ、ブロックしてCKに。
そのこぼれ球をミドルで狙われ、今度はポストを叩く、、、と言った感じで。

あまりにも簡単に裏を突かれ、あるいは中盤のプレスで劣勢を強いられ、時間の経過と共にスピード負け、スタミナ負けを起こして、勢い良く攻め込む関東学院大学の攻撃に後手後手に。


その中で、ジェフは60分に勇人から本田に交代。

劣勢の時間帯だったので、最初なかなかボールに触れず、守備に追われる事が多かったものの、75分立て続けにチャンスを作る。ボールを持てば、何かが出来る力がある本田。中央の混戦をドリブルで突破しつつシュートを放つもポスト直撃。

その直後にも、倒れ込みながらシュートを合わせるも、相手キーパーのブロックに遭い、CKを奪取。

ただこの直後、予定されていた交代だったのか、怪我などは無い様子で大悟に交代。
(正直、交代すると考えてもいなかったので、見逃し)

本田が作った攻撃のリズムから、ジェフはようやく攻撃の時間帯を得ると、76分に山本のCKからベラスケスのヘッド、77分には、下平が1対1でシュートを放つもブロックされ、それで得たCKを山本が蹴り込み、今度はエベルトがヘッドも決めきれず。

その攻勢の混戦から、最後は大悟がゴールに流し込んでようやく追加点。

やれやれと思ったのもつかの間、その1分後に速攻を浴びて失点。
関東学院大学の決定機が全て決まっていれば、5~6点決まっていたのではないかと思わせる隙を作ってしまったのは、正直大きな課題。


(後半終了時)

公式戦で先発した時と同じ課題を、大学生相手のTGで同じように露呈してしまっていては、
公式戦へのプラスアルファが望めなくなってしまうというもの。
後半の試合運びは、大きな反省だと思った。

もう20年以上、TGを観る度に思うのは、ジェフの選手の声の小ささ。
身振り手振りを含めたの少なさ。悪い伝統としか言えない。練習試合だからこそ、もっとガツガツと問題点を試合中から指摘して、その場で修正して、次の良いプレーに繋げてくれればと思うのだけれど。

ピッチで響くのは、相手チームの声ばかりだ。
今日も、関東学院大学は、最終ラインから大きな声でミスがあればその選手、プレーに声をかけ、攻撃でチャレンジして失敗すれば、次の更に良いプレーを期待して、叱咤激励が飛んでいた。

同じミスを繰り返さない為に、あるいは、自らが試合に出るためアピールする為に、理由はそれぞれにあるだろうけれども、もっと声を出し、コミュニケーションを取り合うべきだと思うのだけれども。

なぜ、それがジェフでは出来ないのだろう。
あるいは、こういう細部に、長年成績が上昇しない理由があるように思えてならない。


ピッチの残って練習していた、大悟、本田、相澤ら若手選手たち。
出場機会が限られて、モチベーション、試合勘の維持が大変だとは思うけれども、今日のような練習試合で機会を得たときには、「声」ももっと出して欲しい。