理想と現実の距離は、まだまだ遠く。練習試合 ▲0-0 SC相模原

理想と現実の距離は、まだまだ遠く。練習試合 ▲0-0 SC相模原

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開幕を一週間前に控え、フクアリでTG。
安永聡太郎監督が率いる、SC相模原と。

この試合、先週のちばぎんカップでの出来を踏まえ、守備のリスク管理を注目して観ていました。
自分達のやりたい事を出来る時間がどれだけ増え、その上で、どれだけ守れるかと。
結果、先週よりも内容的にキツかったです(苦笑)

公式に載っていた、選手達の試合後のコメント通り、ちぐはぐなゲーム。
本番で無くて良かったと思うと同時に、一週間で劇的に変わることもないだろうと、やや覚悟する内容でした。

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スタメンはこんな感じ。
外国籍4人が揃いました。

驚いたのは、ディフェンスラインで、左から近藤、多々良、イジュヨンの3バック。
時間帯によっては、北爪が下がって来ていて、4バックに見えることも。
近藤がセンターで無かったのに「なんで?」とも思いましたが、流れの中で多々良が左右のWBへ、長いフィードボールを蹴ることが多く、彼のキックを活かすように組まれたように思いました。

試合が始まって、右の北爪の思い切りの良さを活かしながら攻めるジェフ。
けれども、前半を通じて、なかなか「形になった」と思えるシーンが出てこない。
観ていて狙いが分からない。柏戦の最初のような猛烈なプレスも見られず。何だか、選手達が迷っているような感じ。たまに単発でよい形になっても、精度の低さ、思い切りの悪さは相変わらず。

守備でも、GKの負担の大きさは変わらずで、キーパーが危なっかしい処理をする事が前半で5回。
そのうち、31分の相模原のチャンスの場面は、タテパス一本で、近藤と多々良の間を抜かれ、相手の25番が抜け出して、一気にシュートまで。キーパー正面だったから良かったものの、失点してもおかしくないシーン。

ジェフは、41分にサリーナスから北爪にボールが出てシュート。
44分にも、サリーナスからラリベイのヘディングと、終盤にチャンスは作るものの、ノーゴール。

期待のラリベイまでは、ほとんどボールが届かず。
柏戦同様、競り合いでは負けてるシーンも多かったので、前を向いてピンポイントでボールを合わせないと、厳しそう。

消化不良のまま、前半が終了。

後半に入ると、選手を2枚交代。
山本真に代えて、高橋。北爪に代えて溝渕と、両ルーキーが登場。
スタンドからは、大きな拍手。

その2人が、いまいち乗り切らないチームに活を与えます。
まず、コメントが妙に熱い溝渕選手。プレーでも、言葉に偽りの無い、最初から全力のプレー。
届かないようなボールまで、追いついてしまう強烈なランは、今日の試合で欠けていたもの。
ポジションは違えど、深井のプレーを思い出しました。

そして、高橋選手も、4分にはサリーナスからのパスを受けた船山が左からペナルティエリアに侵入し、中に折り返したところを、飛び込んでシュート。1点モノのシーンでしたが、シュートはバーの遥か上に。惜しいチャンスを作ります。

高橋選手は、直後の5分にも、サリーナスへのサイドチェンジを通すなど、特徴の一端を披露。
彼ら二人は、10分過ぎまでジェフが作ったチャンスのほとんどに絡んでいました。
他の選手も、見習って欲しい。

後半12分には、ラリベイと、アランダが交代。
清武と勇人が代わりに入ります。

そして、32分には、まとめて選手を交代。
最終的な布陣はこんな感じに。

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4バックになっていたと思います。
ただ、正直、前半にも増して、あまり形になっていなかった。

個々の選手では、光るプレーもあるんですが、いかんせん連動性がほとんど無く。
特に、メモを取るようなプレーが増えないまま。
気温も、内容も寒いなあと震えつつ、ゲームを終えてしまいました。

試合前に注目していた、守備の課題、リスク管理も大きな改善は見られぬまま。
今年、J2で一つ勝つのは相当難儀だぞと、覚悟を新たにするような内容でした。

柏戦のように、「良い時間帯」が無かったのが残念。
選手のコメントから思うに、たくさんの課題を一度に直そうとして、逆に課題がボヤけてしまった、選手がこの試合のテーマを絞りきれなかったように思います。監督・コーチ陣には、選手にこう言うコメントをさせないよう、試合前にテーマをハッキリさせて欲しいもの。

先週同様、と言うか、これからしばらくは、狙いが形になるまでとにかく忍耐。
開幕戦では、今日のような迷いの見える試合でなく、課題はあっても、狙いが分かるゲームをして欲しいと思います。 


<余談>

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試合前には、育成普及部のコーチに就任した、深井さんの挨拶。
これからの一層の活躍、コメントされていたような、決して諦めない選手の育成、期待しています。
現役生活、お疲れ様でした。

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試合後には、相模原の川口選手に、ぐぴおさんや、近藤、溝渕が挨拶に行っていました。
スタンドからも、川口選手に拍手が。
自分、年代が近いんですが、こうして現役でプレーしているのは、本当にすごいと思います。
一日でも長く、現役を続け、完全燃焼して欲しいです。

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今年初サマナラ。限定のポークカレー。
寒いフクアリのゲームには、やっぱカレーですね。

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イングランド製のマフラー。
なかなか好きな色使い。
蛍光色が今年のカラーの中で、落ち着いた色が逆に光ります。
この日は購入断念。フクアリの売店、クレジットカードが使えるのは、5,000円以上なんですね。